著者
森本 良平 村井 勇 松田 時彦 中村 一明 恒石 幸正 吉田 鎮男
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大學地震研究所彙報 = Bulletin of the Earthquake Research Institute, University of Tokyo (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.423-445, 1966-07-25

Geology of the main seismic area in and around the town of Matsushiro, the northern part of Nagano Prefecture, central Japan, is investigated by field and literature surveys for the better understanding of the earthquake-swarm which is now taking place. The Matsushiro earthquake-swarm started at the beginning of August, 1965. Since then, the local seismicity has become more active with occasional rise and fall.
著者
中村 一明 笠原 慶一 松田 時彦
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
地震研究所研究速報
巻号頁・発行日
vol.8, pp.73-90, 1964-09

昭和39年6月16日新潟地震調査概報
著者
金丸 眞一 福島 英行 中村 一 木村 裕毅 玉木 久信
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.87, no.2, pp.171-176, 1994-02-01 (Released:2011-11-04)
参考文献数
18
被引用文献数
1

The severe type of idiopathic sudden sensorineural hearing loss (ISSHL) was treated with genetic recombination interferon alpha-2a (alpha-IFN) (3 million IU/day for 10 days) plus cortico-steroid, and the results were significantly better than those obtained by conventional treatment with cortico-steroid, vitamins, and vasodilators. Assays for 2'-5' oligoadenylate synthetase (2-5 AS), one of the indices of circulating anti-viral activity were performed patients before and on the third day of IFN therapy, and the levels were found to correlate well with the degree of their hearing improvement. These results suggest that viral infections may be related to the etiology of the severe type of ISSHL and that alpha-Interferon is useful in its treatment.
著者
伊藤 徹魯 中村 一恵
出版者
生物研究社
雑誌
海洋と生物 (ISSN:02854376)
巻号頁・発行日
vol.16, no.5, pp.p373-393, 1994-10
被引用文献数
2
著者
中村 一
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.14-15, 1955-11-10
著者
中村 一
出版者
京都大学農学部附属演習林
雑誌
京都大学農学部演習林報告 = BULLETIN OF THE KYOTO UNIVERSITY FORESTS (ISSN:0368511X)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.190-197, 1965-11-15

造園計画の哲学的側面は2つの問題に関して顕著にあらわれる。第1に造園が他の物的諸計画 (建築, 土木など) と協同して有機的生活環境を作り上げるための統一的な理論はないだろうかという問題がある。そのような理論的体系のひとつとして哲学そのものがある。ただしその哲学は科学との明確な相違点を自覚しつつ, しかも科学の諸成果を価値領域にもちこんで, 人間の未来を実験的に築いていくための理論を提供するものでなければならない。第2に専門化した造園計画の特色はなにかという問題がある。その特色は造園が扱う自然的材料にみられるが, ここで自然という言葉の哲学的内容が問題化する。私は自然の本質的特性である安定性と不安定性に注目して, 不安定性要因をより多くもつものとして, 「みかけの自然」の概念を仮説的に使用することによって造園計画の特色をより深い意味でとらえようと試みた。
著者
中村一明
雑誌
東大地震研究所彙報
巻号頁・発行日
vol.58, pp.711-722, 1983
被引用文献数
2
著者
中村 一
出版者
社団法人 日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.48, no.5, pp.43-48, 1984-03-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
8
被引用文献数
1

世界の国立公園が創設された年を国別に調べて分析した。また, 創設の背後にある政治経済的諸条件を概観することによって, 国立公園成立の歴史的類型を8つ取り出した。さらに, これらの類型の形成に関係すると考えられるナショナリズム, 観光, 自然保護の三契機を見出した。これらの類型は, 世界の国立公園の歴史的性格を説明する上で有用と考えられる。その類型のひとつとしてのファシズム型の適用を日本の場合について検討した。
著者
草野 吉雅 中村 一尊 沖野 健太
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SR, ソフトウェア無線 : IEICE technical report (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.252, pp.135-140, 2010-10-20
参考文献数
11

本稿ではマクロセル内に小型低出力基地局を設置するLTE(Long Term Evolution)/LTF-Advanced HetNet(Heterogeneous Network)に適した置局戦略と運用技術を議論する.低送信電力によって基地局価格や電力消費量,基地局サイズを小さくできるため,小型低出力基地局を用いるとマクロ基地局と比べ柔軟かつ低コストでシステム・キャパシティを向上させられる.低出力に起因する小さいセル径のため,推奨される置極戦略は,小型小出力基地局をトラフィック需要の高いエリアに設置することと,送信電力を希望するカバレッジの広さに応じて定めることである.小さいセル径であっても小型低出力基地局設置による利得を増加させるには,CRE(Cell Range Expansion)とeICIC(enhanced Inter-Cell Interence Coordination)が鍵となる技術である.CREはユーザを受信電力が最大でない基地局にも接続できるようにし,マクロ基地局から小型低出力基地局への負荷分散を増やすことでシステム・キャパシティを向上させる.eICICはCREによって小型低出力基地局に接続するようになったユーザが受ける強い干渉を制御するための技術であり,LTE Release 10において標準化が行われている.本稿ではCREとeICICをLTEおよびLTE-Advancedに適用する際の指針とその性能利得を示す.
著者
中村 一恵 田中 裕
出版者
公益財団法人 山階鳥類研究所
雑誌
山階鳥類研究所研究報告 (ISSN:00440183)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.108-112, 1976

1975年8月16日,北韓36度42分,東経142度14分の本州中部沖,約150kmの東方海上で,1羽の大型シロハラミズナギドリ一種が観察撮影された。筆者らは,これをKermadec Petrel <i>Pterodroma neglecta</i>の淡色型であろうと判定し,F.C.Kinsky氏に写真2枚を添えて報告し意見を求めたところ,氏から本種の淡色型に近い中間型の1羽に誤りない旨の返答を得た。<br>本種には,暗色型,淡色型,中間型の3型があり,海上では他の大型のシロハラミズナギドリ属数種と混同されるおそれが十分にある。とくに北太平洋北西部では,この海域に渡来する大型のハジロミズナギドリ<i>P.solandri</i>が<i>P.neglecta</i>暗色型に酷似するので,これら2種の野外識別が問題となる。<i>P.neglecta</i>の特徴は,どの体色型にも初列風切羽の白い内羽弁により形成される顕著な白または灰自色の三角班が翼下面先端にでることである。しかしこれは<i>P.solandri</i>の特徴でもあるので,<i>P.neglecta</i>暗色型と<i>P.solandri</i>の2種を野外で識別することは近距離以外ほとんど不可能になる。<br>基亜種はケルマデックとロードハウ諸島に繁殖する。本種の非繁殖期の渡りについてはほとんど知られていないが,1967年1月19日,ケルマデック諸島のNorth Meyer島でバンデングされた1羽が,1974年10月7日にフイリッピンのSan Marianoで回収されている。この1例と今回の観察記録は,本種に北太平洋北西部海域に達する長距離の渡りがあることを暗示するものであろう。<br>本種の和名は黒田長久氏(1973)<sup>***</sup>によりカワリシロハラミズナギドリと命名されている。<br>終りに,写真検討の労をとられ種の同定にご協力いただき,あわせて有益な情報をよせられたニュージーランド国立博物館のF.C.Kinsky氏,並びに調査にご協力いただいた東京大学海洋研究所白鳳丸乗組員各位に深く感謝の意を表する。
著者
中村 一基 NAKAMURA Kazumoto
出版者
岩手大学教育学部附属教育工学センター
雑誌
教育工学研究 (ISSN:02852128)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.107-118, 1990-03-01

日本人の言語感覚のなかに、言葉に対する或る種のよそよそしさという要素は否めない。その感覚が何に由来するものなのかという関心に立って、その感覚の構造を明らかにするために、日本神話、中世の歌論・連歌論、近世の国学者の言霊論、現代の詩論を対象に、沈黙の意味性の把握という視点から考察を行った。本稿においては、特に言霊信仰の破綻の意識と再生への動きが、言葉に対する二律背反的な意識の根底にあることに注目して考察した。