著者
楊 焮雅 伊藤 剛
雑誌
東京工芸大学芸術学部紀要 = Bulletin of Faculty of Arts, Tokyo Polytechnic University (ISSN:13493450)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.25-36, 2021-03-31

With the advent and widespread of web-based manga, expressions that differ from traditional paper-based manga haveoften been observed. "Vertical scrolling manga", which readers scroll vertically, is at the core of such new formats ofexpressions. Here, we argue the following two terms to use. One is "条漫" (in Japanese: jouman, in Chinese :Tiaoman), whichis generally used for vertical scrolling manga in Chinese, and another is " 頁漫" (in Japanese: pejiman, in Chinese :Yeman),traditional paper-based manga.Also in this paper, we reexamine the concept of pages, which is usually defined by the physical conditions of paper media.Therefore, in reading a certain panel of manga, when the series of panels that the readers have to read to understand theone in question match the frame of upper level that is consists of panels in eyeshot, we newly define the frame as a page.This redefinition of the page concept provides an understanding of the essential difference between“ jouman” and“ pejiman”.
著者
森 裕紀子 早崎 知幸 伊藤 剛 及川 哲郎 花輪 壽彦
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.79-86, 2014 (Released:2014-10-17)
参考文献数
57

漢方治療中の予期せぬ好転反応を瞑眩という。瞑眩と有害事象の鑑別は重要である。しかし,これまで瞑眩の頻度や内容についての全体像は明らかになっていない。そこで過去の症例報告から瞑眩の特徴を1)発症時期,2)持続日数,3)症状に関して検討した。対象は,1945年から2009年までの64年間に報告された瞑眩事例報告のうち,その症状の発症時期の記述がある70症例とした。症状の発現は,症例の42%が服用当日に,79%は3日以内に生じた。持続日数は35%が服用当日のみで,63%が3日以内だった。これらの症状の39%は瞑眩と判断しにくい症状であった。また2010年5月から2011年11月までに受診した143例の初診患者(自験例)において,初診時処方(煎じ薬)で瞑眩事例と判断した症例は11例(7.7%)であった。
著者
楊 焮雅 伊藤 剛
雑誌
東京工芸大学芸術学部紀要 = Bulletin of Faculty of Arts, Tokyo Polytechnic University (ISSN:13493450)
巻号頁・発行日
no.27, pp.25-36, 2021-03-31

With the advent and widespread of web-based manga, expressions that differ from traditional paper-based manga haveoften been observed. "Vertical scrolling manga", which readers scroll vertically, is at the core of such new formats ofexpressions. Here, we argue the following two terms to use. One is "条漫" (in Japanese: jouman, in Chinese :Tiaoman), whichis generally used for vertical scrolling manga in Chinese, and another is " 頁漫" (in Japanese: pejiman, in Chinese :Yeman),traditional paper-based manga.Also in this paper, we reexamine the concept of pages, which is usually defined by the physical conditions of paper media.Therefore, in reading a certain panel of manga, when the series of panels that the readers have to read to understand theone in question match the frame of upper level that is consists of panels in eyeshot, we newly define the frame as a page.This redefinition of the page concept provides an understanding of the essential difference between" jouman" and" pejiman".
著者
伊藤 剛 阿部 朋弥 宮川 歩夢
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.105-116, 2020-10-01 (Released:2020-10-15)
参考文献数
68
被引用文献数
1

西三河平野南西部の油ヶ淵低地で採取したボーリング試料中の更新統下部の礫層に含まれるチャート礫及び珪質泥岩礫から放散虫化石を抽出した.チャートの中亜角礫からペルム紀放散虫を,中亜角礫~亜円礫から三畳紀放散虫を,中角礫からジュラ紀放散虫を得た.これらの礫の供給源は,調査地域南方の渥美半島に露出するジュラ紀付加体秩父テレーンである可能性が最も高い.そして,重力異常(ブーゲー異常)に基づくと渥美半島と西三河平野南西部の間に大きな基盤の隆起帯が無いと推定されることから,礫層の堆積時(約100~80万年前)には渥美半島から西三河平野南西部に礫を供給しうる水系が存在していたことが示唆される.
著者
岡田 裕美 渡辺 賢治 鈴木 幸男 鈴木 邦彦 伊藤 剛 村主 明彦 倉持 茂 土本 寛二 石野 尚吾 花輪 壽彦
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.57-65, 1999-07-20
参考文献数
19
被引用文献数
5 3

症例は60歳男性で平成9年6月3日腹部不快感を主訴に北里研究所東洋医学総合研究所を受診した。半夏瀉心湯の投与により腹部症状は軽減したが, 半夏瀉心湯の服用は6月より8月まで継続した。同年8月3日より悪寒, 発熱, 倦怠感が出現した。肝機能障害を指摘されたため, 半夏瀉心湯を中止し小柴胡湯を投与した。14日当院漢方科入院となり, 抗生剤, 強力ミノファーゲンCにて経過観察した。入院時の胸部レントゲンにて左上肺野にスリガラス状陰影を認めたため, 小柴胡湯を中止した。肝機能障害は改善したが, 呼吸困難が顕著となり, 捻髪音を聴取するようになった。胸部レントゲン, 胸部CTにて間質性変化を確認し, 9月5日よりPSLの投与を開始した。経過は良好で症状, 画像所見, 検査所見とも改善を認めた。DLSTは小柴胡湯, 柴胡, 黄苓で陽性だった。当初小柴胡湯による間質性肺炎を疑ったが, 小柴胡湯投与前の他院での胸部レントゲン写真でも左上肺野のスリガラス上陰影を認めたため, 本例は半夏瀉心湯が主でさらに小柴胡湯の投与により薬剤性の肝障害ならびに間質性肺炎を発症したものと考えられた。
著者
堀田 広満 及川 哲郎 伊藤 剛 花輪 壽彦
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.722-726, 2011 (Released:2012-03-21)
参考文献数
35

掌蹠膿疱症に関節症状を合併する例は少なくないが,標準的治療は確立されていない。今回,柴胡桂枝湯の投与で皮疹および関節症状が改善した掌蹠膿疱症の症例を提示する。症例は44歳,男性。足底の膿疱,胸鎖関節,股関節,腰部の疼痛を認めた。ジクロフェナクナトリウム挿肛後も疼痛は緩和せず当研究所を受診した。掌蹠膿疱症の関節痛合併例と診断し「治小柴胡湯,桂枝湯,二方証相合者」を目標に柴胡桂枝湯を処方したところ,1ヵ月後,関節痛,皮疹が軽快した。以後,上気道症状と共に再び足底に膿疱を認め,桔梗湯の『傷寒論』条文「咽痛者」から桔梗を加味したところ,関節痛,皮疹がほぼ消失した。掌蹠膿疱症の関節痛合併例に柴胡桂枝湯を用いたとする文献はない。関節痛を合併する掌蹠膿疱症は稀ではなく,柴胡桂枝湯は有用な処方のひとつであると考える。
著者
舛石 俊樹 酒井 義法 細谷 明徳 鈴木 健一 伊藤 剛 鎌田 和明 水谷 佐和子 村野 竜朗 相馬 友子 永山 和宜 草野 史彦 田沢 潤一 鈴木 恵子
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.52, no.7, pp.461-467, 2011 (Released:2011-08-18)
参考文献数
20

症例は23歳女性.38℃台の発熱・倦怠感・嘔気・関節痛が出現したため,当院救急外来を受診した.インフルエンザ迅速診断キットでインフルエンザA型陽性のためインフルエンザウイルス感染症と診断された.また,血液検査ではトランスアミナーゼの著明な上昇とPTの低下を認め,急性肝炎重症型の診断で当科に緊急入院した.与芝らの劇症化予知式により劇症化の可能性があると判断し,劇症肝炎に準じて血漿交換療法・ステロイドパルス療法を施行した.第2病日よりトランスアミナーゼ・PTの改善を認め,第12病日退院した.肝障害の成因として薬物性肝障害の可能性は否定できなかったが,臨床経過からは新型インフルエンザ(以下A/H1N1 pdm,PCR法で診断)感染が成因である可能性も否定できなかった.A/H1N1 pdm感染による高サイトカイン血症を契機に急性肝炎重症型を発症したと考えられる1例を報告する.
著者
伊藤 剛 北川 祐介 松岡 篤
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.122, no.6, pp.249-259, 2016
被引用文献数
4

Middle and Late Permian (Capitanian and Changhsingian) radiolarians were obtained from chert blocks located within conglomerates of the Kamiaso Unit of the Mino terrane along Tsubogawa River, Gifu Prefecture, Central Japan. Previously, the Capitanian and Changhsingian cherts have not been reported from the sequences of the Akiyoshi terrane. Therefore, the collected chert blocks were not derived from the Akiyoshi terrane. The Capitanian and Changhsingian cherts have been recovered from the Permian sequences of Jurassic accretionary complexes in Southwest Japan; however, the characteristics of the Permian radiolarian fauna of the chert blocks are inconsistent with those from previously recovered Permian cherts. This indicates that the chert blocks were not derived from previously known units including Permian sequences. A previous study suggested that Triassic-Jurassic chert clasts within the chert breccias of the Kamiaso Unit were derived from the accreted Kamiaso Unit on the landward trench slope. As the Permian chert has not been identified in the coherent facies of the Kamiaso Unit, the Permian sequences must have been subducted during accretion. Our results suggest that the chert blocks were derived from the pre-accretion Kamiaso Unit located on the outer trench slope.
著者
伊藤 剛 北川 祐介 松岡 篤
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.122, no.6, pp.249-259, 2016-06-15 (Released:2016-08-01)
参考文献数
76
被引用文献数
1 4

Middle and Late Permian (Capitanian and Changhsingian) radiolarians were obtained from chert blocks located within conglomerates of the Kamiaso Unit of the Mino terrane along Tsubogawa River, Gifu Prefecture, Central Japan. Previously, the Capitanian and Changhsingian cherts have not been reported from the sequences of the Akiyoshi terrane. Therefore, the collected chert blocks were not derived from the Akiyoshi terrane. The Capitanian and Changhsingian cherts have been recovered from the Permian sequences of Jurassic accretionary complexes in Southwest Japan; however, the characteristics of the Permian radiolarian fauna of the chert blocks are inconsistent with those from previously recovered Permian cherts. This indicates that the chert blocks were not derived from previously known units including Permian sequences. A previous study suggested that Triassic-Jurassic chert clasts within the chert breccias of the Kamiaso Unit were derived from the accreted Kamiaso Unit on the landward trench slope. As the Permian chert has not been identified in the coherent facies of the Kamiaso Unit, the Permian sequences must have been subducted during accretion. Our results suggest that the chert blocks were derived from the pre-accretion Kamiaso Unit located on the outer trench slope.
著者
福田 知顕 伊藤 剛 村主 明彦 花輪 壽彦
雑誌
漢方の臨床 (ISSN:0451307X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.699-706, 2009-04-25
参考文献数
17
被引用文献数
1
著者
成瀬 光栄 黒田 昌志 伊藤 剛 奥野 博 島津 章 田辺 晶代 難波 多挙 立木 美香 中尾 佳奈子 玉那覇 民子 革嶋 幸子 臼井 健 田上 哲也 広川 侑奨
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.94-100, 2012

原発性アルドステロン症(PA)は治療抵抗性高血圧や標的臓器障害の合併頻度が高い一方,適切な治療により治癒可能であることから,高血圧の日常診療で常に考慮すべき内分泌疾患である。2009年の米国内分泌学会に続き,わが国でも日本高血圧学会,日本内分泌学会から診療ガイドラインが発表された。スクリーニング(case detection),機能確認検査(confirmatory testing),病型・局在診断(subtype testing),治療選択が診療の基本ステップで,PA診断の啓発と医療の標準化の点で大きく貢献したといえる。しかしながら,同時に,診断に用いる指標,検査方法,判定基準などの詳細は十分には標準化されておらず,専門医,施設,国ごとで異なっているのが実情で,治療法選択の観点から,PAの診断,特に非典型例での診断の精度は今後,十分に検証される必要がある。また,実施が必要な機能確認検査の数や局在に必須とされる副腎静脈サンプリングは,common diseaseの診療水準向上における障壁となっており,今後,簡素化と非侵襲化が必須である。PA診療においては,ガイドラインの特色と課題を十分に認識し,個々の患者で適切な診断,治療を選択する必要がある。
著者
伊藤 剛 馬場 雅裕 奥村 治彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.1-6, 2002
参考文献数
3
被引用文献数
2

LCDの中間調応答を高精度に再現できる動画像シミュレータを開発した。本シミュレータは50Hzから540Hzのリフレッシュレートに対応可能な高速CRTと大量の画像データを高速且つフレキシブルに出力可能なフレームメモリを備えている。よって、LCDのように1/60秒間は同じ画像を表示し続けるホールド型表示をインパルス型表示である高速CRT(リフレッシュレート480Hz)で再現できる。今回はLCDの中間調応答に着目し、各中間調での応答特性を測定後、その実測データに基づいて1/480秒毎の画像を作成した。これにより、応答特性を指数近似した場合には見られなかった画質劣化までも正確に再現できるようになった。
著者
大塚 静英 及川 哲郎 望月 良子 早崎 知幸 小曽戸 洋 伊藤 剛 村主 明彦 花輪 壽彦
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 = Japanese journal of oriental medicine (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.93-97, 2009-01-20
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

難治性の顔面の皮疹に葛根紅花湯が著効した3症例を経験したので報告する。症例1は39歳男性。20歳頃より鼻に限局して丘疹が出現し,以後,塩酸ミノサイクリンの内服にて寛解,増悪を繰り返し,いわゆる酒さ鼻となったため,2007年5月に当研究所を受診した。葛根紅花湯(大黄0.3g)を服用したところ,3週間後,鼻全体の発赤が軽減し,丘疹も減少,額・頬部の発赤も消失した。症例2は,56歳女性。鼻,口周囲を中心としたそう痒感を伴う皮疹にて2006年10月に当研究所を受診した。ステロイド外用剤にて軽減するものの中止すると増悪を繰り返していたことより,酒さ様皮膚炎と診断した。葛根紅花湯(甘草0.8g,去大黄)を服用し,ステロイド外用剤は同時に中止したところ,3週間後,全体的に紅斑は鼻と口周囲のみとなり,8週間後には症状はほぼ消失した。症例3は,26歳女性。鼻口唇部の紅斑,アトピー性皮膚炎にて当研究所を受診した。黄連解毒湯にて全体的には症状が軽減するも,鼻口唇部の紅斑は不変であったため,葛根紅花湯(大黄1g)に転方したところ,2カ月後,鼻口唇部の紅斑は消失し,6カ月後には鼻口唇部の色素沈着がわずかに残るのみとなった。葛根紅花湯は,従来,いわゆる酒さ鼻に用いられてきたが,鼻だけでなく,顔面・鼻周囲の皮疹にも応用が可能であると考えられた。
著者
伊藤 剛
出版者
日本リアルオプション学会
雑誌
リアルオプションと戦略 (ISSN:21896585)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.17-25, 2017 (Released:2019-01-31)

破壊的イノベーションと、電力事業のビジネスモデル変革についてお話をさせていただきます。 電力システム改革によって、色々な企業が電気の小売業へ参入できるようになり、総括原価方式による料金認可制が廃止され、卸電力市場における流動性が増大するようになりました。その結果、新しいリスクが発生します。例えば、卸市場や小売市場において取引相手の倒産等により電気代を回収できないリスクであるとか、燃料価格や卸電力価格の変動により、当初期待していたリターンが得られなくなるリスクなどです。こうしたカウンターパーティリスクや価格リスクについては、電力会社をはじめ、色々な企業、機関が議論を深めてきました。ところが、最近、こうした“伝統的な”リスクとは異質の新しいリスクが登場してきており、今日は、この新しいリスク、非連続的な業界構造の変化に伴うリスクのお話させていただきます。レイトン・クリステンセン教授が提唱した「破壊的イノベーション」や「イノベーション・ジレンマ」は大変示唆に富む考察ですが、この論理は、情報通信業界のような技術革新のサイクルが短い業界に適用されるものであって、電力業界は、あのようなダイナミックな産業の構造変革とは無縁だと思っていました。それが実は、この電力業界でも、破壊的イノベーションが起こり得て、ドラスティックな変革が業界大で起こりうると思うに至っております。