著者
渡辺 哲也 小林 真 南谷 和範
巻号頁・発行日
pp.1-96, 2020-03-25

厚生労働科学研究費補助金(障害者政策総合研究事業(身体・知的等障害分野)平成28 年度~平成29 年度 課題名: 意思疎通が困難な人に対する人的及びICT 技術による効果的な情報保障手法に関する研究
著者
石川 准 松原 聡 湯瀬 裕昭 菊池 尚人 松原 洋子 山口 翔 南谷 和範 河村 宏
出版者
静岡県立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

100名の参加者による共同自炊型電子図書館実証実験を行った。情報提供施設に裁断・スキャン・OCR作業を委託し、3年間で1052冊をテキスト化した。参加者へのアンケート調査を毎年実施し、満足度や課題について分析を行った。参加者のコミットメントとインセンティブに影響を与える要素を検証するため、見出しマークダウン対応の読書アプリの作成や、OCR認識精度向上のための誤り補正ソフトウェアの開発を行い、その有効性を検証した。アメリカのBookshare、フランスの国立国会図書館、ジュネーブ国際電気通信連合において現地調査を実施し、電子書籍のアクセシビリティを推進するための制度・政策に関して知見を得た。
著者
渡辺 哲也 小林 真 南谷 和範
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.13-20, 2018-02-25 (Released:2018-02-25)
参考文献数
17

A user survey on Braille transcription and audio recording services for the blind was conducted. The use rates of these two services were both more than 40%. The top two providers of these services were either of Braille transcription or audio recording circles and Braille libraries. Nearly half of the users were using these services at a frequency of once in a few months. The problems faced when using these services were long waiting times for the books to be translated. The difference between these two services were documents to be translated and the frequency: Braille transcription service was used mostly for work-related documents, product manuals, music materials, and technical books whereas audio recording service was used for novels, technical books, magazines, and non-fictions: A certain amount of people were using audio recoding service more frequently, once in a week to a few times a month, than Braille transcription service.
著者
南谷 和範 半田 拓也 坂井 忠裕 伊藤 崇之 伊福部 達
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.285, pp.11-15, 2006-10-05
被引用文献数
2

現在、Windows上のアプリケーションでは十分な点字ディスプレイの活用が行われていない。筆者らは、このような状況を改善し、視覚障害者に汎用的な情報提示環境を提供するため、以下の観点より、汎用点字ディスプレイ管理サーバの設計・開発を行った。1.単一の仮想点字ディスプレイの仕様を決定し、アプリケーションのドライバ開発コストを最小化した。2.点字ディスプレイの利用要求のアービトレーション(調停)メカニズムを策定した。
著者
南谷 和範 工藤 智行
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.174, pp.11-15, 2011-07-28

障害を持つ受験者に対しては冊子による試験方式のみでは公平な受験機会の保証が難しい。今回、視覚障害受験者への音声による出題に的を絞り、大問形式の長文問題を出題できる試験問題リーダー(文書ブラウザ)を開発した。試験問題を格納する文書フォーマットとしては、DAISY 2.02フォーマットを元にして、出題に不可欠な機能拡張を加えたフォーマットを用いた。DAISYフォーマットで定義される見出しを点字ディスプレイ上に点字シンボルとして提示することで、ユーザは試験問題のアウトライン、文書要素の論理的なツリー構造を理解できる。
著者
渡辺 哲也 山口 俊光 南谷 和範
出版者
渡辺哲也
巻号頁・発行日
2014-06

財団法人 電気通信普及財団 平成24年度 研究調査助成成果報告書
著者
飯高 茂 谷沢 晃 長谷川 武志 南谷 和範
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.381-382, 2004

携帯型ゲーム機で簡易型のグラフ電卓を作成することを試み,任天堂のGBA(ゲームボーイアドバンス)の上で関数のグラフが描けるソフトができた.三角関数と有理式を含む媒介変数式,多項式による陰関数表示された関数についてのグラフが高速にかつ美麗に描けるので,大学の基礎課程の数学の学習にも有益であると思われる.