著者
古川 忠延 阿部 修也 安藤 剛寿 岩倉 友哉 志賀 聡子 高橋 哲朗 井形 伸之
雑誌
研究報告 デジタルドキュメント(DD)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.3, pp.1-6, 2011-10-01

本研究では,センサーや統計等を通じては獲得できない社会的事象の抽出と活用の可能性調査を目的として,犯罪情報を対象に Twitter 投稿の分析をおこなった.分析を通じ,(1) Twitter 上の犯罪関連投稿には,投稿者自身の犯罪の目撃や被害に関する投稿,公共・公的機関が発表した情報等を引用した投稿,ニュース記事の引用という3種類が存在すること,(2) それらの間で記述されている犯罪種別傾向の違いから,Twitter からのみ抽出できる犯罪情報が存在していること,が分かった.また,犯罪関連投稿を自動抽出する実験結果についても報告する.We analyzed criminal Twitter posts. The purpose is to investigate the possibility of extraction of various social phenomena which can not be acquired by a sensor or statistical prediction. Through the analysis, our findings are: (1) There are three types of criminal tweets: user's experience, announce by public institution, and cited news article. (2) By analyzing the difference between these three types of criminal tweets, there may be criminal information existing only on Twitter. We also show the result of an experiment to extract criminal tweets automatically.
著者
東中 竜一郎|古川 忠延
雑誌
人工知能
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, 2016-11-01
著者
淺生 千晶 野口 佑太 大石 野乃花 古川 忠弥 打田 正樹
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.41, no.5, pp.618-624, 2022-10-15 (Released:2022-10-15)
参考文献数
10

脳卒中後に重度上肢麻痺を呈した一事例に対し,通常作業療法に加え,新しく開発した小型移動ロボットとパーソナルコンピュータ等で構築した上肢リハビリテーション支援システムで自主練習を行い,本システムの有効性を検討した.介入は1日計40分を14日間,全2期間実施した.その結果,自主練習として合計27日間使用することができ,機器の準備も対象者一人で行うことが可能だった.しかし,本システムの有効性は明らかにできなかった.今後は,研究デザインを再考したうえで事例を集積して本システムの効果を検証し,上肢機能に合わせたアプリ設定なども検討していく必要がある.
著者
古川 忠延 阿部 修也 安藤 剛寿 岩倉 友哉 志賀 聡子 高橋 哲朗 井形 伸之
雑誌
研究報告 デジタルドキュメント(DD)
巻号頁・発行日
vol.2011-DD-82, no.3, pp.1-6, 2011-10-01

本研究では,センサーや統計等を通じては獲得できない社会的事象の抽出と活用の可能性調査を目的として,犯罪情報を対象に Twitter 投稿の分析をおこなった.分析を通じ,(1) Twitter 上の犯罪関連投稿には,投稿者自身の犯罪の目撃や被害に関する投稿,公共・公的機関が発表した情報等を引用した投稿,ニュース記事の引用という3種類が存在すること,(2) それらの間で記述されている犯罪種別傾向の違いから,Twitter からのみ抽出できる犯罪情報が存在していること,が分かった.また,犯罪関連投稿を自動抽出する実験結果についても報告する.
著者
近藤 史人 古川 忠始 吉田 信人 川口 恭則 串戸 一浩 鈴木 常彦
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2002年度秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.36, 2002 (Released:2003-01-17)

1976年,R・ドーキンスによる「利己的な遺伝子」の発表以来,文化遺伝子,ミームの概念は,S・ブラックモア,R・ブロディ,佐倉統などにより掘り下げて論じられてきた.ここではミームの発生過程を伝統的ダーウィニズムの模倣-変異-淘汰による偶然の産物とするにとどめず,I・プリゴジン,S・カウフマンの自己組織化の論理をミームにも適用し,マルチエージェントが自己触媒となり,散逸構造を形成するプロセスと仮定して考察する.環境に対する全体最適の価値観を自己触媒のモメンタムと捉えることで,21世紀型のサステイナブルな創発型組織モデルを形成し得るミームマネージメントの可能性を考察する.
著者
古川 忠延 松澤 智史 松尾 豊 内山 幸樹 武田 正之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.88, no.7, pp.1258-1266, 2005-07-01
被引用文献数
2

最近注目を集めているWeblog(以下Blog)では, ブックマーク(ユーザが自身のBlogページ内からリンクしているお気に入りのBlog)やコメント, トラックバックなどによりBlog同士の関係性を把握することができる.このようなBlogのつながりは全体としてBlogネットワークを構成し, ユーザへの情報推薦に有用な情報源であると考えられる.本論文では, Blogネットワークにおいて, ユーザがどのようなページを頻繁に閲覧しているのかを, Blog間の関係性に着目して分析し, その把握を試みた.機械学習アルゴリズムを用いてユーザが閲覧する要因を分析した結果, Blogネットワークにおいてはブックマークを経由しての閲覧が大きな割合を占めていることが分かった.また, ユーザが閲覧している先のBlog運営者がコメントやトラックバックといったアクションを起こしている先のBlogも, ユーザにとって興味深いBlogとなっている可能性が高いことを裏づけるデータを得ることができた.
著者
古川 忠延 亀田 尭宙
出版者
社団法人人工知能学会
雑誌
人工知能学会誌 (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.841-843, 2008-11-01

今回の学生フォーラムでは,東京工業大学精密工学研究所の奥村学准教授にインタビューを行った.言語処理の分野で活躍する氏は,blogWatcherやPRESRIなど,研究成果を積極的にシステムとして公開している.そうした氏の研究室の運営理念や,今後のWeb研究に対するお考えなど,さまざまなお話を伺うことができた.
著者
近藤 史人 古川 忠始 吉田 信人 川口 恭則 串戸 一浩 鈴木 常彦
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.36-36, 2002

1976年,R・ドーキンスによる「利己的な遺伝子」の発表以来,文化遺伝子,ミームの概念は,S・ブラックモア,R・ブロディ,佐倉統などにより掘り下げて論じられてきた.ここではミームの発生過程を伝統的ダーウィニズムの模倣-変異-淘汰による偶然の産物とするにとどめず,I・プリゴジン,S・カウフマンの自己組織化の論理をミームにも適用し,マルチエージェントが自己触媒となり,散逸構造を形成するプロセスと仮定して考察する.環境に対する全体最適の価値観を自己触媒のモメンタムと捉えることで,21世紀型のサステイナブルな創発型組織モデルを形成し得るミームマネージメントの可能性を考察する.

1 0 0 0 OA 釧路人物評伝

著者
古川忠一郎 著
出版者
古川忠一郎
巻号頁・発行日
1911
著者
兵吾 勇貴 鈴木 浩子 古川 忠延 三末 和男
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.1-6, 2014-05-15

甚大な被害をもたらす降雨災害を防ぐためには,現況の把握ならびに降雨地域の拡大を見極めることが重要である.我々は降雨メッシュデータに基いて,降雨を受けた地域および当該地域が移動する方向を静止画によって表現する手法を開発した.開発した手法は,矢印により降雨地域の移動の方向を表し,同時に現時点で雨の降っている地域と累積の雨量を色によって表現する.そのため,アニメーションに頼らずに位置情報付き時系列データである降雨データを静止画によって表現できる.本手法により消防団員の意思決定や情報伝達を行うことが容易になる.In order to prevent rain disasters bringing serious damage, it is important to grasp the situation and understand the expansion of the rain area. We developed a technique of expressing the area where rain falls and the direction of movement of the affected area. This technique is based on rain mesh data and uses a still image. The developed technique expresses the direction with arrows and shows the values of rainfall or rainfall accumulation with colors. Therefore, it is possible to express the rain data (which is time-series data with location information) using a still picture, without being dependent on animation. Using this technique, it becomes easy to perform decision-making and communication of information between fire brigade members.
著者
大森 博司 古川 忠稔
巻号頁・発行日
2008-03 (Released:2010-04-19)

科学研究費補助金 研究種目:基盤研究(B) 課題番号:17360268 研究代表者:大森 博司 研究期間:2005-2007年度
著者
古川 忠延 松尾 豊 大向 一輝 内山 幸樹 石塚 満
出版者
Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics
雑誌
知能と情報 : 日本知能情報ファジィ学会誌 : journal of Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.557-566, 2009-08-15
被引用文献数
1

ブログ上では日々コンテンツが更新されては,他のブロガーを巻き込んでの議論が行われている.本稿ではブログにおけるこうした話題伝播を解析することによる話題語の判別手法を提案する.ブログにおける話題伝播が語とブロガーの影響力によって起こるという仮説の下で,ブログ間の話題伝播を表現する行列を特異値分解することによって,それぞれの影響力を算出し,強い影響力を持つ語を重要語と判別するものである.本手法により,多くのブログ上で突発的に盛り上がる話題だけでなく,嗜好の類似したブロガー間で継続的に言及されている話題の抽出をすることが可能である.
著者
古川 忠
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.158-162, 1966-04-25

昭和3年にカラマツの産地別試験地が長野営林局塩野苗畑に設定されたが, 昭和34年の伊勢湾台風でその一部が倒れた。そこで2,3種類のカラマツを試験材料にえらび各種類毎に大中小径木から最下部円板を取り, 樹皮側から5年輪おきに分割し, そこに含まれる無機養分濃度を測定した。(1)窒素の濃度 : 八ケ岳産カラマツの樹皮では大径木より小径木に窒素の濃度は高くなる傾向がみられるが, チョウセンカラマツおよび未詳種カラマツでははっきりした傾向はみられない。木部の辺材部では各樹種とも小径木に高くなる傾向がみられるが, 心材部では大小径木の間にほとんど差がみられない。またこれを樹種別に比較した場合, チョウセンカラマツおよび未詳種カラマツは八ケ岳産カラマツより高い傾向がみられる。(2)燐酸の濃度 : 八ケ岳産カラマツでは樹皮, 木部とも大小径木間に差はみられないが, チョウセンカラマツおよび未詳種カラヤツでは小径木にやや高い傾向がみられる。なお心材部における燐酸の濃度は非常に低い。(3)加里の濃度 : 各樹種とも樹皮および辺材部において大径木にやや高い傾向がみられるが, 心材部でははっきりした差はみられない。樹種別による差もわずか未詳種カラマツに高い程度で大きなちがいはないようである。(4)石灰の濃度 : 樹皮では大小径木間にはつきりした差はみられないが, 木部では明らかに小径木間にはつきりした差はみられないが, 木部では明らかに小径木に高い傾向がみられる。樹種別にみた場合, チョウセンカラマツおよび未詳種カラマツは八ケ岳産カラマツに比較して著しく高いことがわかる。カラマツの幹に含まれる無機養分について筆者はこれまでに1,2測定したことがあるが今回は長野営林局管内塩野苗畑にあるカラマツの産地別試験地から材料を取ることができたので, それらの幹に蓄積する無機養分濃度について報告する。木に高い傾向がみられる。樹種別にみた場合, チョウセンカラマツおよび未詳種カラマツは八ケ岳産カラマツに比較して著しく高いことがわかる。