著者
有間 俊彦 吉田 伸二 鈴木 一人 長谷川 浩 山本 敏克 中川 善博 石井 謙二 伊坪 徳宏
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集 第7回日本LCA学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.38, 2011 (Released:2012-02-16)

紙製ヨーグルト・カップは本体には紙、蓋にはアルミニウムが主に使用されている。本研究では、こうした紙製ヨーグルト・カップのLCAをLIME2を使用して実施した(ヨーグルトの充填及び封緘プロセスは除く)。アルミの環境負荷は相対的に大きく、木材が環境(一次生産及び生物多様性)に与える影響がゼロであるとした場合、容器1個が環境に与える影響(統合化)の50%強が蓋に由来し、その殆どが素材製造に由来している。
著者
吉田 伸之
出版者
山川出版社
雑誌
年報都市史研究
巻号頁・発行日
no.6, pp.60-72, 1998
著者
吉田 伸治 村上 周三 持田 灯 大岡 龍三 富永 禎秀 金 相進
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.65, no.529, pp.77-84, 2000
被引用文献数
38 12

Outdoor thermal environment in summer become worse due to a change of land cover and an increase of artificial heat release according to the urban development. In this paper, the authors have developed a new method for predicting the human comfort in outdoor thermal space with the aid of CFD (Computational Fluid Dynamics). Furthermore, the effect of greening on outdoor wind and thermal environment was analyzed. Spatial distribution of SET (Standard Effective Temperature) was calculated in order to assess the pedestrian level comfort using the data given from the CFD predictions. Two cases of predictions were carried out. In easel, green area ratio of ground surface was assumed 10%, while the green area ratio of ground surface was changed to 100% in case2. By comparing the SET* distributions in both cases, effects of greening were thus clarified.
著者
渡辺 信三 吉田 伸生 国府 寛司 重川 一郎 西田 孝明 池部 晃生
出版者
京都大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

確率解析をWiener空間上の解析学、特にMalliavin解析の方法を用いて研究した。Malliavin解析においては、Wiener汎関数のなすSobolev空間が導入され、その枠組でWiener空間上におけるSchwartg超関数の類似物であるW´iener超汎関数も定義される。このWiener超汎関数には、Donskerのデルタ関数をその代表とする正の超汎関数があり、これにはWiener空間上のエネルギー有限の測度が対応している。さらにこの概念に対応してWiener空間上に(r,P)-容量(capacity)の概念が定義され、Wiener空間上、Wiener測度に関し“ほとんどいたるところ"なりたつ諸性質を“quosi every where"でなりたつ性質に精密化できる。こうした方法は、Malliavin解析に関連して“quasi-sure analysis"と呼ばれ、確率解析において最近大きな注目をあつめている。このquasi-sure analysisにおける一つの研究成果として、(r,p)-容量に関する大偏差の原理が、Wiener測度に関するSchilderの定理と同じ形で成り立つことが示された。これを用いると、例えば、Strassen型の重複対数の法則を、almost everywhereの概念をquasi-sureの意味に精密した形で示すことが出来る。Donskerのデルタ関数が、どういう可積分および可微分指数のSobolev-空間に属するかについて、補間理論を用いて詳細に研究した。このことの応用として、Wiener空間上のある種の條件つき平均についてそのregnlarityがHolder連続性の言葉を用いて論ずることが出来た。さらにWiener空間におけるSobolev空間の概念を、より一般の可分な距離空間上で対称Markov半群が与えられた場合に一般化することが出来、またWiener空間上に限っても基礎になるOrnstein-Uhlenbeck作用素を一般化することによって一般化出来た。これらの一般化Sobolev空間は量子物理学に有効な応用をもつものと期待される。
著者
青柳 正規 岸本 美緒 馬場 章 吉田 伸之 越塚 登 大木 康 長島 弘明 今村 啓爾 田村 毅
出版者
東京大学
雑誌
特別推進研究(COE)
巻号頁・発行日
1999

本研究プログラムは、人文科学の基礎となる「原資料批判の方法論」に関する再評価と情報科学と連携した新たな資料学の構築を目的としている。この目的遂行のために象形文化資料のデジタル画像とその記載データに基づく象形文化アーカイブを構築する一方で、積聚された文書資料による研究を併用し、歴史空間の復元とその解析について、以下のような成果をあげた。A.古代ローマ文化および日本近世文化を中心とした象形文化アーカイブを構築した。特に、ポンペイとローマに関するアーカイブの完成度の高さは、国際的に注目されている。B.アーカイブ構築過程に置いて、その媒介資料となるアナログ写真とデジタル画像の比較研究を行い、資料の色彩表現に関してはアナログ写真が優れていることを明らかにした。C.象形文化資料の記載について、多言語使用の可能性を研究し、複数の言語システムを活用し、成果をあげた。D.稀覯本などの貴重文献資料のデジタル化を行い、資料の復元研究を行った。たとえば、1800年ごろに活躍した版画家ピラネージの作品をデジタル化し、そこに表された情景を現代と比較し、新古典主義の特質を明らかにした。E.こうした象形文化アーカイブを活用し、共時的研究を行った。特にポンペイに関するアーカイブ構築によりポンペイ遺跡内における地域的特徴を明確にし、新たな社会構造に言及するまでに至った。F.日本近世文化に関しては、回向院周辺の広場的空間復元研究を行った。上記した数々の実績を基礎として、今後も古代ローマに関する象形文化資料を中心とした収集・公開を進め、研究を推進する予定である。このため、現在の研究組織を継続させるのみならず、象形文化研究拠点のハード・ソフトの両面で改善をはかり、国際的な「卓越した研究拠点」として成長させることが期待されよう。
著者
吉田 伸治 岸 由紀子 米田 真梨子 蘇 鐘玉 井上 理史
出版者
福井大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

数値シミュレーションに基づく屋外歩行者の移動・滞留に伴う温熱環境の変化を考慮した歩行空間の温熱快適性の評価手法を開発した。本研究では、被験者実験、屋外温熱環境実測により歩行空間の温熱環境の現状を把握・分析し、数値解析手法の開発に活用した。本研究で提案する数値解析手法は、今後、公園内の散歩コース内の緑陰、休憩地点の適切な配置、並びに街路内の温熱環境評価への適用が期待される。
著者
會田 茂樹 長井 英生 永幡 幸生 桑江 一洋 日野 正訓 廣島 文生 KOHATSU-HIGA Arturo 日野 正訓 桑江 一洋 廣島 文生 吉田 伸生 数見 哲也 長井 英生 KOHATSU-HIGA Arturo 永幡 幸生
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

研究成果としては(1)ウィーナー空間内の領域で定義されたホッジ・小平型作用素の研究(2)無限次元空間上のシュレーディンガー作用素の最小固有値の準古典極限の研究の二つがある。(1)ではウィーナー空間内のある非凸領域でのポアンカレの補題の証明のため、凸領域で定義されたホッジ・小平型作用素のアダマール変分を用いるアイデアを提起した。(2)では、コンパクトリーマン多様体のパス空間上のシュレーディンガー作用素と場の量子論に現れるP(φ)型のハミルトニアンの最小固有値の準古典極限を決定した。
著者
吉田 伸治 大岡 龍三 持田 灯 富永 禎秀 村上 周三
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.65, no.536, pp.87-94, 2000
被引用文献数
37 19

In this study, velocity, temperature and humidity fields in urban area were analyzed using a new three dimensional plant canopy model developed by the authors. The model for the plant canopy developed here considers the following effects : (1) drag force of the planted trees, (2) shading effects on shortwave and longwave radiations, (3) production of latent heat from the plant canopy. Three cases were carried out here in order to evaluate the relaxation effect of plants on the outdoor thermal environment. In easel, green area ratio of ground surface was assumed 10%, while the green area ratio of ground surface was changed to 100% in case2. Furthermore plant canopies were set on the ground surface of case2 in case3. By comparing the distributions of scalar wind velocity, ground surface temperature, MRT (Mean Radiant Temperature) and SET (Standard Effective Temperature) in these three cases, effects of the plant canopy were clarified.