著者
渡邊 由紀子 合田 美子 山田 政寛 益川 弘如
巻号頁・発行日
2014-04-01 (Released:2014-04-04)

本研究の目的は、研究・教育リソースが集約されている大学図書館が学習支援を積極的に行うために、大学図書館員の専門性を教育工学・学習科学の観点を含めて再構成し、それに基づいた教材と学習システムを開発し、効果を評価することにある。平成27年度では、平成26年度の調査で示された、大学図書館員が学びたい内容であり、大学図書館において教育・学習支援していく上で重要となる広報力育成の教材開発、ならびにこれまで開発を行った教材で学んだことが大学図書課員の業務に関連していることを意識させるアンカードインストラクション教材のストーリーを作成した。またインストラクショナルデザインの1つであるARCSモデルに従い、レポートライティングセミナーのデザイン、実施、評価を行った。評価の結果、セミナーの内容が受講者自身の関心に関連していること、セミナー受講後にレポート課題の達成に向けて自信がつくことが示され、満足度も概ね高かったが、受講者の注意を引く点については弱いことが示された。
著者
北條 礼子 渡邊 由紀子 熊井 信弘
出版者
上越教育大学
雑誌
上越教育大学研究紀要 (ISSN:09158162)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.513-526, 2002

本研究の目的は,公立小学校への英語導入に関して,教職の有無によって意識に違いがあるかどうかを明らかにすることである。2000年9月に本学大学院1年生215名(教職経験者134名,教職未経験者81名)を対象に,27項目から成るアンケートを用いて集団調査を実施した。集計結果は,分散分析,因子分析,x^2検定により分析した。その結果,公立小学校への英語導入の利点として,教職経験者は教職未経験者と比べると,英語導入によって,「内容を全体的に捉える力が伸ばせる」とも「広い視野と柔軟な思考力を養える」とも感じていないことが明らかになった。また,公立小学校への英語導入の問題点として,教職経験者,未経験者とも小学校での英語担当日本人教月の不足,1クラスの人数が多すぎることを問題点として捉えていることや,教職未経験者が地域に英語導入は当然という雰囲気があると感じていることがわかった。In 2002, English will be introduced to some public elementary schools as one of the alternatives under the newly started curriculum, General Studies. The purpose of this study is to compare how teachers and students in pre-service training feel about this movement. The survey was conducted in July of 2002 with 215 graduate school students of Joetsu University of Education (134 teachers and 81 teachers-to-be), using 27 questionnaire items. The data were analyzed by ANOVA, factor analysis and a chi-square test. The results revealed that: 1) teachers do not necessarily feel that English will enhance the flexibility of pupils' thinking; 2) both teachers and teachers-to-be feel that there are few Japanese teachers who could teach English at elementary school and that there are too many pupils in one class; and 3) teachers do not feel that introducing English into elementary school is strongly expected by pupils' parents and communities.
著者
有川 節夫 渡邊 由紀子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.200-206, 2014-06-01

科学技術・学術審議会の学術情報基盤作業部会(2010年)及び学術情報委員会(2013年)による「審議のまとめ」をふまえ,主に大学図書館を対象に,図書館員の変わりゆく役割について考察する。現在の日本における大学や大学図書館が置かれている状況を整理したうえで,今後の図書館に起こり得る変革も視野に入れて,大学図書館員に求められる新たな期待と役割について説明する。また,九州大学が2O11年に開設した「教材開発センター」や大学院「ライブラリーサイエンス専攻」等の活動を紹介しながら,図書館員の人材育成・確保のための仕組みを構築する方法について述べ,最後に,図書館員の未来について展望する。
著者
渡邊 由紀子 冨浦 洋一 吉田 素文 岡崎 敦
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.53-62, 2011 (Released:2011-05-01)
参考文献数
7

九州大学は,2011年4月に大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻(修士課程)を新設した。本稿では,現在,社会でどのような人材が求められているのか,そしてその認識から,どのようにカリキュラムを設計したのか等,新専攻の構想と意義を紹介する。まず,専攻設置の背景を概観し,次に,教育研究上の理念と目的を示す。続いて,養成する人材像と予想される進路について述べ,企業や図書館等を対象としたアンケート調査の結果などから,それらの人材像に対する社会的ニーズを明らかにする。最後に,人材養成のための教育課程および教員組織の編成の考え方と特色について説明する。
著者
兵藤 健志 渡邊 由紀子
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.105, pp.50-60, 2017-03-15 (Released:2017-09-22)

大学図書館による情報リテラシー教育を,アクティブ・ラーニングを促進する学習・教育支援活動と広義に捉え,情報リテラシー教育を展開するための図書館職員の役割について,九州大学の事例をもとに実証的に考察する。九州大学附属図書館は,学内プログラムの枠組みを利用して,学習・教育支援体制の整備を進めており,学生や教員との協働による多様な情報リテラシー教育の取り組みの中で,図書館職員はハブとしての役割を果たしている。その役割を担うためには,学習・教育支援に関する専門性を向上させる人材育成が重要となる。
著者
渡邊 由紀子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.265-270, 2005
参考文献数
18

電子ジャーナルの導入が, 図書館の利用者サービスと管理業務にどのような影響を与えたかについて, 九州大学の事例を報告する。まず, 電子ジャーナル導入の経緯について振り返る。次に, 利用支援のためのワーキンググループ体制, ナビゲーションのためのOPACやリンク集, 新しく導入した管理ツールやリンクリゾルバー等について紹介する。続いて, 電子ジャーナルの利用動向を, ILL依頼件数やフルテキストのダウンロード件数をもとに概観する。最後に, 雑誌管理業務の変化とその変化に対応するための事務組織再編等の取り組みについて述べる。
著者
渡邊 由紀子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.265-270, 2005-06-01

電子ジャーナルの導入が, 図書館の利用者サービスと管理業務にどのような影響を与えたかについて, 九州大学の事例を報告する。まず, 電子ジャーナル導入の経緯について振り返る。次に, 利用支援のためのワーキンググループ体制, ナビゲーションのためのOPACやリンク集, 新しく導入した管理ツールやリンクリゾルバー等について紹介する。続いて, 電子ジャーナルの利用動向を, ILL依頼件数やフルテキストのダウンロード件数をもとに概観する。最後に, 雑誌管理業務の変化とその変化に対応するための事務組織再編等の取り組みについて述べる。
著者
渡邊 由紀子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.343-353, 2007
被引用文献数
2

大学図書館が電子リソース・サービスを推進するために必要なことについて,九州大学附属図書館の事例に基づき提案する。コンテンツの整備では,コレクション構築のための財政基盤の確立とそれに伴う図書館の責務を自覚することが重要である。利用環境の整備では,ナレッジベースを構築し,リンクリゾルバ,電子ジャーナル集,OPACといった電子的サービスを相互に連携させることで,電子ジャーナルの視認性を向上することが可能になる。電子リソースの最大限の利用を促進するためには,電子リソース担当体制の強化が必要であり,従来の枠組みを超えた図書館組織の再編・整備を検討すべきである。
著者
有川 節夫 渡邊 由紀子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.200-206, 2014-06-01

科学技術・学術審議会の学術情報基盤作業部会(2010年)及び学術情報委員会(2013年)による「審議のまとめ」をふまえ,主に大学図書館を対象に,図書館員の変わりゆく役割について考察する。現在の日本における大学や大学図書館が置かれている状況を整理したうえで,今後の図書館に起こり得る変革も視野に入れて,大学図書館員に求められる新たな期待と役割について説明する。また,九州大学が2O11年に開設した「教材開発センター」や大学院「ライブラリーサイエンス専攻」等の活動を紹介しながら,図書館員の人材育成・確保のための仕組みを構築する方法について述べ,最後に,図書館員の未来について展望する。
著者
山田 律子 渡邊 由紀子 相部 久美子
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.1-11, 2002-12

図書館員のスキルアップを図るために九州大学附属図書館で実施している職員研修の一つであるラテン語古刊本書誌作成研修会の10年間の活動を紹介し,この自主研修から得た成果と今後の課題等について報告する。
著者
渡邊 由紀子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.343-353, 2007 (Released:2007-09-01)
参考文献数
19
被引用文献数
1 2

大学図書館が電子リソース・サービスを推進するために必要なことについて,九州大学附属図書館の事例に基づき提案する。コンテンツの整備では,コレクション構築のための財政基盤の確立とそれに伴う図書館の責務を自覚することが重要である。利用環境の整備では,ナレッジベースを構築し,リンクリゾルバ,電子ジャーナル集,OPACといった電子的サービスを相互に連携させることで,電子ジャーナルの視認性を向上することが可能になる。電子リソースの最大限の利用を促進するためには,電子リソース担当体制の強化が必要であり,従来の枠組みを超えた図書館組織の再編・整備を検討すべきである。