著者
坂本 泰明 柏木 隆行 田中 実 長谷川 均 笹川 卓 藤井 信男
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.129, no.3, pp.342-349, 2009-03-01 (Released:2009-03-01)
参考文献数
17
被引用文献数
5 6

One type of braking system for railway vehicles is the eddy current brake. Because this type of brake has the problem of rail heating, it has not been used for practical applications in Japan. Therefore, we proposed the use of a linear induction motor (LIM) for dynamic braking in eddy current brake systems. The LIM reduces rail heating and uses an inverter for self excitation.In this paper, we estimated the performance of an LIM from experimental results of a fundamental test machine and confirmed that the LIM generates an approximately constant braking force under constant current excitation. At relatively low frequencies, this braking force remains unaffected by frequency changes. The reduction ratio of rail heating is also approximately proportional to the frequency. We also confirmed that dynamic braking resulting in no electrical output can be used for drive control of the LIM. These characteristics are convenient for the realization of the LIM rail brake system.
著者
田中 実
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.2-7, 1969-01-15

一つの業界で,統一商品コードを設定することは,大層困難なことである。特に生産者が群立し,しかも極端に多品種多様にわたる場合はなおさらである。 しかしながら,設定された場合の利用価値は,その業界および関連する社会において計り知れないものがある。出版産業では業界各界の長年にわたる協力によって,この困難を克服し,書籍の統一コード設定,実施を目前にしている。
著者
田中 実 西沢 利栄
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
Geographical review of Japan, Series B (ISSN:02896001)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.165-171, 1985-12-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
16
被引用文献数
3 4

1983年に観測されたブラジル北東部(ノルデステ)の干ばつと南ブラジル(イグアス・パラナ川流域)の大雨をもたらした大気循環について解析を行った. 北部ノルデステ(10°Nより北)地方の雨季は,3月から5月に集中しているので,1983年の4月の大気循環を中心に解析を行った.また,北部ノルデステ地方に雨の多かった1974年についても,4月の大気循環の比較解析を行った.さらに,1891年以降の北部ノルデステ地方の干ばつおよび南ブラジルの大雨とエルニーニョとサウザンオッシレーション(ENSO)との対応について調査した。 1983年の干ばつと大雨を伴った循環は,850mbでは南大西洋高気圧が平年より強くノルデステ地方へ張り出し,この高気圧を反時計廻りに回る北よりの風が,南ブラジル上空の前線帯で上昇し大雨を降らせた.また,観測時代における北部ノルデステ地方の干ばつは,ENSOの年か,その翌年に出現しやすいことがわかった.1983年の大干ばつも1982年から1983年にかけての大きなENSOの後半に観測された.

1 0 0 0 IR 命名の法理

著者
田中 実
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.37, no.10, pp.1-19, 1964-10

一 問題の所在二 命名の法的規制三 個人を特定する手段としての名四 命名行為と命名権論説

1 0 0 0 OA a cup of の文法

著者
田中 実 Minoru Tanaka
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.1-10, 2011-12-10
著者
對馬 宣道 栗田 明日香 大森 聖 菊地 萌 鈴木 波 前田 亮輔 太田 能之 吉田 達行 中尾 暢宏 田中 実
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.343-348,図巻頭1p, 2014-03

日本ウズラの卵の斑紋は,極めて特徴的であり人々の目を惹くため,1960年代の研究者たちの興味は,もっぱら卵管の卵殻腺部からの色素分泌と,卵殻表面への色素沈着に向けられていた。また,これらの研究者が,対象とした日本ウズラの卵殻色素と言えば,独特の斑紋の形成に深く関与しているプロトポルフィリンであった。そのため,1970年以降も日本ウズラの卵殻色素に関する研究は,プロトポルフィリンに着目したものばかりであった。そのなかで,Pooleは日本ウズラ卵の卵殻色素としてプロトポルフィリンの他に,ビリベルジンが存在することを指摘している。彼はその論文のなかで,日本ウズラの卵を割って内側(卵殻膜側)を観察したとき,卵殻内側の色が薄茶色をしているものと,緑色をしているものの2つに大別できることを示している。さらに,彼は内側の色が緑色をしている日本ウズラ卵殻から抽出した溶液を用いて,その吸収スペクトルをとったところ,プロトポルフィリンのピーク(波長415nm)以外に,波長680nm付近に異なるピークが存在することを見出した。Pooleは,この波長680nmにピークを示す物質をビリベルジンであろうと推測している。最近,日本ウズラの卵殻腺部からの抽出液を用いて,質量分析を行った研究によると,卵殻腺部にはプロトポルフィリンの他に,ビリベルジンが存在することが明らかにされている。