著者
衣笠 昭
出版者
日本大腸肛門病学会
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, pp.339-347, 2000 (Released:2009-06-05)
参考文献数
20
被引用文献数
2 2

わが国における古来よりの肛門疾患の治療の変遷を文献を中心に検索し,その方法を現在の治療と比較し解釈した.とくに江戸時代に名声を挙げた本間棗軒の手術術式を詳述し,以後平成11年までの治療の発展につき述べた.
著者
井内 美郎 衣笠 善博 公文 富士夫 安松 貞夫 中野 聰志 志木 常正
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集 (ISSN:03858545)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.61-70, 1993-03

琵琶湖の西岸付近の湖底堆積物には肉眼で確認される砂層以外にもシルトを主とする細粒の粒子からなる湖底地滑りを起源とする堆積物が多くはさまれている。これらのタービダイトの堆積年代を重量堆積速度を基に推定した結果, 歴史地震と対応する事が明らかになった。湖底地滑りを起こした地震の震度の下限値は, 琵琶湖においては気象庁震度階のIVとVのそれぞれの下限値の中間である。この震度を加速度表示した場合, 約44galに相当する。これはMM震度階のVIとVIIの境界の加速度に相当する。
著者
衣笠 梅二郎
出版者
日本比較文学会
雑誌
比較文学 (ISSN:04408039)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.40-49, 1959-03-31 (Released:2017-06-17)

After four years’ stay in England, Fumio Murata (1836-1891) edited Seiyo-Bunken-Roku (1869-1871), in which he briefly alluded to Western prosody. In 1873,Hiraku Toriyama (1837-1914) published Seiyo-Zasshi drawing materials from Western books. It had an excellent article on Western prosody. In 1876, Kiyoshi Nakane (1893-1913) issued Nihon-Bunten which was a book on Japanese grammar treated in the same way as English grammar, and in which he touched upon prosody and said, “ Japanese poetry has no rhyme.” Shuji Izawa (1851-1917), who had studied music in the United States, emphasized the importance of rhyme and published rhymed songs in Japanese in 1878. Shoichi Toyama (1848-1900), Ryokichi Yatabe (1852-1899) and Tetsujiro Inoue (1855-1944) took interest in English poetry, and, in imitation of it, they invented and published the new-style poetry in Shintaiishi-Sho (1882). Kencho Suematsu (1855-1920), while staying in England, contributed “Kagaku-Ron” to Tokyo-Nichinichi-Shimbun (1884-1885). He said, “Japanese poetry usually has no rhyme.” Indeed Japanese poetry had no rhyme though it was sometimes rhymed unintentionally, but these poets attempted to write verses modelled on Western poetry, and even composed rhymed verses in spite of the characteristics of the Japanese language. At first the new-style poetry was generally crude, but it developed into present Japanese poetry.
著者
難波 正義 大島 真波 衣笠 優美
出版者
新見公立大学
雑誌
新見公立大学紀要 (ISSN:21858489)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.129-131, 2012

本学に2010 年に入学した看護学科学生64 名の朝食摂取状況を,2011-2012 年に実施した。その結果,欠食率は約30%で,その欠食の理由は,ほぼ全員が朝食摂取の時間がないということであった。また,朝食の内容を検討すると,カロリーの不足や,野菜類の摂取の不足が認められた。朝食の摂取は,健康学的に重要であるのみならず,学力アップにも重要である。その理由は,毎日の朝食摂取のためには,日常生活のコントロールが必要で,そのような規則正しい生活は,勉学に有利に働くと推定される。したがって,入学早期に朝食摂取の重要性や日常生活のコントロールについて,教育を実施する必要がある。
著者
坂井 正宏 永井 伸治 河野 明廣 後藤 俊夫 古橋 秀夫 内田 悦行 佐々木 亘 米谷 保幸 河仲 準二 窪寺 昌一 加来 昌典 田中 鋭斗 島田 秀寛 和仁 郁雄 遠藤 雅守 武田 修三郎 南里 憲三 藤岡 知夫 河野 貴則 杉本 大地 川上 政孝 長友 昭二 梅原 圭一 砂子 克彦 登倉 香子 中澤 幹裕 福田 祥吾 草場 光博 綱脇 恵章 大東 延久 藤田 雅之 今崎 一夫 三間 囹興 大久保 宏一 古河 祐之 中井 貞雄 山中 千代衛 奥田 喜彦 太田 篤宏 直川 和宏 清地 正人 田中 秀宏 Roy Prabir Kumar 文 雅可 佐野 栄作 中尾 直也 沓掛 太郎 衣笠 雅則 山口 滋 森 啓 鈴木 薫 中田 順治 上東 直也 山中 正宣 和田 一津 内藤 靖博 永野 宏 蓮池 透 谷脇 学 清水 幸喜 佐藤 俊一 高島 洋一 中山 通雄 湯浅 広士 津野 克彦 滝沢 実 小西 泰司 畠山 重雄 沈 徳元 劉 安平 植田 憲一 桐山 博光 西田 幹司 日浦 規光 市位 友一 松井 宏記 田中 広樹 井澤 靖和 山中 龍彦 久保 宇市 神崎 武司 宮島 博文 宮本 昌浩 菅 博文 沖野 一則 今井 浩文 米田 仁紀 上田 暁俊 門馬 進 斎藤 徳人 赤川 和幸 浦田 佳治 和田 智之 田代 英夫 Droz Corinne 古宇 田光 桑野 泰彦 松原 健祐 田中 歌子 今城 秀司 早坂 和弘 大向 隆三 渡辺 昌良 占部 伸二 小林 準司 西岡 一 武井 信達
出版者
The Laser Society of Japan
雑誌
レーザー研究 (ISSN:03870200)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.27-55,60, 1998
著者
松村 幸輝 衣笠 智 白木 三秀
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.134, no.5, pp.718-728, 2014 (Released:2014-05-01)
参考文献数
18

This paper proposes the expat assessment system for global management personnel training utilizing the data mining employing evolutionary computation. This study follows the three steps. First step is to research those overseas temporary staff by direct hearing and having them answer the questionnaires. The second step is to make the data base with the results acquired from the step one. The third step is to construct the system to assess the prospective staff's aptitude or adaptability. The system would enable to promote the efficiency of assessment and to be useful in their training. This expat assessment system is built with the decision tree of evaluation standard based on the assorting problem solving method. For designing the non-terminal nodes of the decision tree, a new method is proposed utilizing the idea of the association rules, which is a powerful method in data mining. This is done to find out direct factors related to aptitude or suitability for overseas staff. The terminal nodes of the decision tree are to be optimized by Genetic Algorithm (GA) regarding a series of terminal nodes as the individuals forming the linear structure. As a result, the significant factors are found, which are strongly related to aptitude, adaptability and likeliness to be successful overseas. This research has revealed, by applying the system in practice, actual aptitude, skills and personalities required for expats.

1 0 0 0 晃山遺稿

著者
晃山石川著 豪谷衣笠濟校
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
1881
著者
齋藤 剛 浅井 こずえ 日下部 真理 前田 恒昭 衣笠 晋一
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第26回情報化学討論会
巻号頁・発行日
pp.JP22, 2003 (Released:2003-10-25)
参考文献数
2

有機化合物のスペクトルデータベース(SDBS)を維持・向上するために,データ入力ツールを整備することは重要である.データ入力用のツールを作成したが,SDBSのデータ量に不向きであったため、これを向上したので報告する.
著者
中尾 喜久 佐藤 茂秋 内村 英正 三浦 恭定 藤岡 成徳 衣笠 恵士 今泉 真澄 武藤 徹一郎
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.246-251, 1968-02-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
10
被引用文献数
1

トロトラストによる遅発障害は,肝硬変•胆管癌など,肝を中心としたものがかなり報告されているが,血液疾患を来たした例は少ない.われわれはトロトラスト注入後22年目に発症したと思われる赤白血病の症例を経験したので報告する、症例は59才男で,昭和19年に左大腿動脈よりトロトラストによると思われる血管造影術を受け,昭和39年ころよりパーキンソン症候群が出現し, 41年当科を訪れて高度の貧血と後に末梢血中に幼若細胞を発見され,骨髄所見などから臨床的に赤白血病と診断され,同時に腹部X線像で異常陰影があり,ヒューマンカウソター,オートラジナグラフィーでトロトラスト沈着が確認された.剖検でも脾•リンパ節•骨髄•肝にトロトラスト沈着が発見され血液細胞の異型性,各臓器への細胞浸潤などから病理学的にも赤白血病と診断され,放射能を持つトロトラストと赤白血病発症との関係が問題となつた.