著者
任 恵峰 包 航 遠藤 英明 林 哲仁
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.246-252, 2001-04-15 (Released:2010-01-20)
参考文献数
10
被引用文献数
6 15

水溶性キトサンを用いて土壌改良を行うと共に,希釈水溶液を葉面散布剤として用いた,無農薬有機栽培野菜の抗酸化性・抗菌性およびフラボノイド含量について検討した.1) 抗酸化性:8種の無農薬野菜のうち,ホウレンソウ,コマツナ,チンゲンサイ,キャベツ,ネギ,およびプロッコリの6種では,一般野菜と比べてt検定の危険率5%で有意差が認められた.2) 抗菌性:コマツナはサルモネラに対して,キャベツおよびダイコンは腸炎ビブリオに対して,一般野菜より強い抗菌性を持っていた.3) フラボノイド:ミリセチン,ケルシトリン,ヘスペリチンの3種は,いずれも2種以上の野菜で無農薬栽培品における濃度の方が高かった.中でもケルシトリンはキャベツ,ブロッコリー,ダイコン以外の全検体から検出され,しかも総て無農薬栽培野菜の方が1.3倍-10.4倍高く,95%の信頼限界で有意差が認められた.
著者
平間 郷子 後藤 陽子 上間 匡 遠藤 泰之 三浦 竜一 甲斐 知恵子
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.66, no.12, pp.1575-1578, 2004-12-25
被引用文献数
2 22

野生ハクビシンから分離されたCDV(Haku93株・Haku00株)のH遺伝子は,607アミノ酸をコードするORFを有していた.アミノ酸配列はともに,ワクチン株よりもイヌの近年分離株と高い相同性を示し,12のシステイン残基,疎水性領域およびN型糖鎖付加部位が保存されていた.系統樹解析ではHaku93株およびHaku00株は,日本の近年分離株と同じグループに属することが明らかとなった.
著者
遠藤 興一
出版者
明治学院大学
雑誌
明治学院論叢 (ISSN:09189858)
巻号頁・発行日
no.219, pp.35-70, 1974-07
著者
遠藤 興一
出版者
明治学院大学
雑誌
明治学院論叢 (ISSN:09189858)
巻号頁・発行日
no.235, pp.p71-108, 1976-01
著者
遠藤 興一
出版者
明治学院大学
雑誌
明治学院論叢 (ISSN:09189858)
巻号頁・発行日
no.231, pp.p85-128, 1975-09
著者
遠藤 興一
出版者
明治学院大学
雑誌
明治学院論叢 (ISSN:09189858)
巻号頁・発行日
no.527, pp.p1-24, 1993-10
著者
遠藤 数江 小川 純子 村上 寛子 小川 純子 オガワ ジュンコ Ogawa Junko 村上 寛子 ムラカミ ヒロコ Murakami Hiroko 荒木 暁子 アラキ アキコ Araki Akiko 中村 伸枝 ナカムラ ノブエ Nakamura Nobue
出版者
千葉大学看護学部
雑誌
千葉大学看護学部紀要 (ISSN:03877272)
巻号頁・発行日
no.26, pp.93-97, 2004-03
被引用文献数
1

大学生における食習慣に影響を与える要因を検討する目的で,現在の食生活,食習慣の変化,食に関する体験について,フォーカスグループによる振り返り調査を行った.対象者は18歳から21歳の文化系または,運動系のサークルに所属している大学生9人(男2人,女7人)であった.大学生の食習慣に影響を与える要因として,経済状況,調理器具などの料理をする環境,料理に費やす時間や手間,生活スタイルの変化,嗜好の変化,運動部に入ったことによる影響が抽出された.さらに,幼少時からの家庭環境も大学生の食習慣に影響を与える要因の一つであった.また,家庭や学校の授業での料理経験は,大学生になっても食の体験として記憶に残っていた.大学生の食習慣の形成には,経済状況,生活スタイルの変化,所属サークルなどの現在の生活状況からの要因と,これまでの食に関する体験が影響していることが示唆された.
著者
三宅 正志 矢口 貴博 佐瀬 孝一 王 建輝 小川 俊之 遠藤 良夫 鈴田 靖幸 岡崎 正幸 芳賀 嘉久 脇 貴志 高橋 進 山本 芳実 岩淵 成紘
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.9-14, 2004-01-25

肝細胞増殖因子(HGF)は,多彩な生物活性を有するサイトカインであり,肝細胞,上皮細胞,色素細胞,内皮細胞および造血細胞など多岐にわたる細胞に作用する。我々は,猫白血球由来cDNAから第1クリングルドメイン内の5アミノ酸残基が欠失するスプライスバリアントHGFを単離した。次に,5アミノ酸残基欠失猫HGFおよび猫HGFの生物活性を比較するため,哺乳動物細胞発現ベクターを構築し,COS-7細胞に遺伝子導入した。得られた組換え5アミノ酸残基欠失猫HGFおよび猫HGFは,マウス肝由来細胞株であるBNL CL.2細胞の増殖を刺激し,さらにMDCK細胞の遊走性を充進した。5アミノ酸残基欠失猫HGFは,細胞増殖および遊走において,猫HGFと同等の活性を有することが示された。
著者
浦野 幸 于沛超 遠藤 靖典 星野 准一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.357-366, 2013-01-15

地域特有の災害リスクの対処法を楽しんで学習できるゲームシステムを提案する.本システムはスマートフォンに搭載されているGPSと加速度センサを利用して,実際に地域を歩きながらゲーム要素のある様々な災害イベントを体験する.震災を想定したゲームアプリケーションを作成して実証実験を行った結果,災害リスク認知支援に関する有用性が確認できると共に,訓練に対する継続性の維持でも高い評価が得られた.We propose a new disaster experience game system which could instruct about general knowledge and regionally specific disaster risk in a joyful way. The system does not give advice in a unilateral way; instead it helps the user, with an accurate awareness of the real world and then shows the risk information e.g., prevention plans and evacuation maps. Additionally, introducing game elements, the user plays with some level of interaction. Using this system, we created a game application for an earthquake. An assessment experiment of the game was clearly beneficial to not only understand Risk Perception but support it; it also has the motivation of a muster drill.