著者
中川 圭 鈴木 正徳 海野 倫明 遠藤 公人 片寄 友 松野 正紀
出版者
The Japan Society of Hepatology
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.41, no.12, pp.823-828, 2000-12-01
被引用文献数
2 4

著者らは骨髄異形成症候群 (myelodysplastic syndrome: MDS) による続発性造血性ヘモクロマトーシス (erythropoietic hemochromatosis) を基礎疾患とした肝細胞癌の1切除例を経験した.<BR>症例は平成元年より肝機能異常・貧血を指摘され, 平成9年肝硬変・糖尿病の診断. 平成10年胆嚢摘出術の術前精査で骨髄異形成症候群 (MDS-RA (reactory anemia) 型) の診断を受け, 平成12年経過観察中にS5, 8境界領域の高-中分化型肝細胞癌を認め手術施行した. 術後のペルシアンブルー染色でKupffer細胞が強く染色されるとともに肝細胞に鉄顆粒が認められ, 本症例が続発性ヘモクロマトーシスであることを示唆していた. MDSでは無効造血で鉄が余剰となるため合併症として本症のごときヘモクロマトーシスを発生しうる. 本症例はヘモクロマトーシスに肝癌を併発し切除されたもので, 本邦報告例としてはきわめて稀な症例である.
著者
大野 和子 遠藤 啓吾 竹宮 惠子
出版者
京都医療科学大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

放射線の人体影響を正確に国民が知ることは、福島原発事故災害後の風評被害や漠然とした不安な気持ちを改善するための至急の課題です。妊娠と放射線検査をテーマとした機能マンガを作成しました。京都医療科学大学のHPから自由にダウンロードできます。英語版も作成しています。また、単元毎に新人看護師を主人公としたショートマンガを掲載した、看護師向けの放射線科教科書を作成しました。現在は、多くの看護師が放射線診療に関わりますが、系統的に教育する平易な教科書はありません。完成した教科書は既に福島県の看護学校で採用されています。 さらに、放射線について気軽に人々が手に取れるパンフレット形式の配布資料も作成しました。
著者
西岡 泰弘 稲沢 良夫 高田 久 遠藤 純 斎藤 雅之 林 圭 米田 尚史 小西 善彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.231, pp.7-12, 2011-10-06

電気的・物理的に大型な被測定物のレーダ断面積(RCS)を精度良く測定できる計測技術を確立するために、筆者らは、屋外で地面反射波を利用して被測定物の近傍界RCSを測定し、それを遠方界に変換する計測方式の研究開発を行ってきた。しかしながら、これまでの検討における被測定物は平板などの単純な形状に限られていた。本稿では、複雑な形状を有する飛行機簡易モデルを被測定物に選定し、実環境下でのグランドプレーンレンジRCS計測精度検証およびRCS近傍界/遠方界(NF)変換技術の有効性検証結果を報告している。まず、アスファルト舗装道路上においてフレネル領域で測定した飛行機簡易モデルの近傍界RCS測定値とモーメント法による計算値とを比較し、両者が良く対応することを示している。次に、測定した近傍界RCS測定値をNF変換した結果とモーメント法による遠方界RCS計算値とを比較し、両者が良く対応することを示している。本検討により、複雑形状散乱体に対するグランドプレーンレンジRCS計測およびNF変換技術の有効性が実証された。
著者
河原 豊 遠藤 利恵 川下 剛生 木村 照夫
出版者
社団法人 繊維学会
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.58, no.8, pp.314-316, 2002 (Released:2003-06-30)
被引用文献数
1

The influence of ferrous contaminations or keratin treatments on the degradation of bast fibers induced by the irradiation with ultraviolet rays was investigated. The ferrous contaminations accelerated the degradation. The treatments with keratin were effective for suppression of the degradation, and enhanced the tensile strengths of bast fibers.
著者
鈴木 茂 鈴木 博孝 山田 和毅 後町 浩二 山下 克子 遠藤 光夫 竹本 忠良
出版者
Japan Gastroenterological Endoscopy Society
雑誌
日本内視鏡学会誌 (ISSN:18845711)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.70-77, 1972-04-01 (Released:2010-06-28)
参考文献数
11

An endoscopic atrophic border at the lower portion of the stomach has been recognized and proved as a bounpary between the pyloric and fundic gland territories. And this also means histologically atrophy of the pyloric gland and non-atrophy of the fundic gland. But the study of sucha border in the cardiac portion has not yet been known well enough. In this report, the existence of sucha border in the cardiac portion was confirmed endo scopically by the use of Congo red method and investigated histologically by biopsy.Method After washing of the gastric mucosa with 5% sodium bicarbonate, 50cc of 0.3% Congo red solution was supplied into the stomach and 50mg of Histalog was injected intramuscularly. Then Fibergastroscope was inserted to observe a discoloring reaction at the gastric cardia and to perform biopsy under direct vision.Results By the discoloration of Congo red, a black colored zone was distinguished from a red zone, and a boundary became manifest endoscopically between them around the esophagogastric junction in all 39 cases. The patterns of this border were classified into 4 types (I-IV). Histological changes of the both sides across this border showed atrophic and inflammatory changes at the red zone, and normal mucosa at the black colored zone both in the fundic gland territory. The number of parietal cells were remarkably decreased at the red zone. So it seems to us that this border is also the boundary between atrophy and non-atrophy, but this is by no means the meaning of boundary between fundic and cardiac glands.
著者
石川 義人 樋口 雄介 青村 知幸 八木 正篤 遠藤 光宏 笹原 健児 佐藤 雄治 大屋 高徳 工藤 啓吾
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.415-417, 1998-04-20 (Released:2011-07-25)
参考文献数
6
被引用文献数
5 5

We studied the cause, status, and treatment of temporomandibular joint (TMJ) dislocation in patients with psychic and cerebral diseases. These diseases were present in 11 (26.2 %) of 42 patients with TMJ dislocation. Psychic disease included 2 cases of mental retardation and 3 of schizophrenia. Cerebral diseases included 1 case of cerebral infarction, 3 of cerebral hemorrhage, 1 of epilepsy, and 1 of Parkinson disease. There were many old patients among those with cerebral diseases. Convulsions characteristically led to TMJ dislocation. There was prolonged dislocation of the TMJ. A reliable treatment was required in patients with these diseases. Therefore, augmentation of the articular tubercle was indicated. It was suggested that incoordination of the masticatory muscles induced TMJ dislocation. Furthermore, extrapyramidal disorders may have been caused by antipsychotic drugs, Parkinson disease, and cerebrovascular disease; convulsions due to epilepsy may lso have been involved.
著者
早川 友康 遠藤 千尋 関島 恒夫
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
保全生態学研究 (ISSN:13424327)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.15-32, 2016 (Released:2016-10-03)
参考文献数
71

要旨 トキの採餌エネルギー効率および水田の生物多様性と生物量に対する秋耕起の影響を明らかにするため、トキの行動観察と秋耕起処理実験を行った。行動観察では、耕起後の経過日数が20日、40日、および120日の3つの時点において、トキの採餌エネルギー効率を算出するとともに、行動観察を行った水田において、観察後に水田生物量および物理環境を測定した。その後、一般化線形混合モデルにより、トキの採餌エネルギー効率を説明する統計モデルを構築し、パス解析により、秋耕起がトキの採餌エネルギー効率に及ぼす影響の経路と、その時系列的な変化を解析した。耕起処理実験では、「無処理区」、耕起の程度の細かい「ロータリ耕区」、耕起の程度の粗い「サブソイラ耕区」の3つの処理区を設け、耕起処理前後における生物量、出現種数、およびトキの採餌エネルギー効率の変化を明らかにした。一般化線形混合モデルによる解析の結果、トキの採餌効率は、主に水田の物理環境特性により規定されており、生物量の効果は検出できなかった。また、パス解析の結果、耕起がトキの採餌効率を高める効果があるのは耕起後20日までであり、耕起後40日および120日では、耕起による効果が急激に低下したことが示された。耕起処理実験の結果、耕起処理前後において、生物の出現種数に有意な差異は見られなかった。一方、生物量に関しては、ロータリ耕区とサブソイラ耕区において、耕起処理後、生物量が水田内で減少したのに対し、畦際では増加した。本研究で得られた一般化線形混合モデルにより耕起処理前後の採餌エネルギー効率の変化を推定したところ、トキの採餌エネルギー効率は、耕起処理後に無処理区で約0.6倍に減少する一方、ロータリ耕区で約1.7倍、サブソイラ耕区で約3.9倍に増加することが予測された。以上の結果から、秋耕起は短期的にトキの採餌効率を高める効果はあるものの、その効果は40日以上にわたり持続しないこと、加えて、採餌環境の改善策として秋耕起を導入する場合、水田生物への負の影響が少なく、かつトキの採餌エネルギー効率を向上させる効果が高い耕起法として、サブソイラ耕の導入が有効であることが示唆された。
著者
田淵 篤 正木 久男 稲田 洋 森田 一郎 石田 敦久 菊川 大樹 遠藤 浩一 村上 泰治 藤原 巍
出版者
The Japanese Society for Cardiovascular Surgery
雑誌
日本心臓血管外科学会雑誌 (ISSN:02851474)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.260-263, 2000

症例は26歳, 男性. 3年前にアメリカンフットボールの競技中に左膝靱帯損傷をきたし, 保存的加療を受けた. 2カ月前から左足の冷感, 知覚障害を自覚し, 当科に入院した. 大腿動脈造影では左膝窩動脈の高度狭窄, 前脛骨および後脛骨動脈の閉塞が示された. CT, MRI検査では左膝窩動脈内腔に突出した腫瘤, 解離などが考えられた. 手術は後方到達法で施行, 左膝窩動脈外側からの圧排はなく, 切開を加えると狭窄部位は白色血栓であった. 血栓を摘除し, 膝窩動脈切開部は自家静脈にてパッチ閉鎖した. 狭窄性病変の病理組織学的所見は, フィブリンを主体とした器質化血栓および内膜からなり, 血栓および内膜内に肉芽組織の進入が観察された. 本症の成因として鈍的血管損傷後の治癒過程で壁肥厚, 血栓形成をきたし, 狭窄したと考えられた. 術後経過は順調であった.

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著者
遠藤隆吉 著
出版者
富山房
巻号頁・発行日
1910
著者
遠藤隆吉 著
出版者
巣園学舎出版部
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1941
著者
冨澤 康子 西田 博 遠藤 真弘 小柳 仁
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR ARTIFICIAL ORGANS
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.496-499, 2000-05-15

代用心膜およびパッチ材などの医用材料を用いて左室瘤の外科治療を行った患者の追跡調査を行った.【方法】患者86例のうち, 退院したのは76例で, 生死が確認されていない37例に対し, アンケート用紙を送付した.なお, 当院では左室瘤の外科治療後の予後調査は初めてである.【結果】1ヵ月以内に返事が得られたのは20例で, 生存17例, 患者死亡との返答3例.宛先不明での返送13通, 回答なし3通.16例のうち, 3例は紹介先の病院, 2例は過去の勤め先, 3例は市役所へ問い合わせて死亡が判明した.さらに法務局へ申請し調査したが, 本籍が不明の症例は追跡できず, 最終的に手術した患者の生存あるいは死亡が83例 (95.3%) 確認された.【結語】日本がますます多様化, 複雑化する医療用具の消費大国であることを考えると, 埋植医療用具の追跡調査のためには全国民が有し, 常に住所などの情報が更新される健康保険システムの利用, および自治省, 法務省, 厚生省の省庁間の協調によるデータベース作成などが望ましいことが示唆された.
著者
三浦 周 辻 宏之 遠藤 邦夫 藤野 義之 豊嶋 守生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SAT, 衛星通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.152, pp.47-52, 2013-07-17

同一周波数帯を共用する地上回線と衛星回線に携帯端末によってシームレスに接続可能な,地上/衛星共用携帯電話システムの研究開発が行われている.本研究では,地上-衛星間の周波数共用の成立性を検証することを目的として,同一チャネル干渉下で許容される地上/衛星回線の同時収容回線数の評価を行った結果を報告する.STICSでは希望波回線である衛星上り/下り,地上上り/下り回線に対して同一周波数を用いる地上,衛星回線が干渉する.収容回線数の評価は,地上/衛星間干渉経路が衛星-地上端末間の場合に行う.評価シナリオは,衛星カバーエリアを日本の排他的経済水域として,平時のトラフィックと,災害時に被災地域に衛星回線のリソースを集中するケースの一例を検討する.干渉のメカニズムが異なる衛星端末-基地局間については,ワーストケースとして衛星端末と基地局が衛星セルエッジ近傍で共用可能となる離隔距離(空間ガードバンド)を計算している.
著者
遠藤 春香
出版者
一般社団法人 日本オリエント学会
雑誌
オリエント (ISSN:00305219)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.17-32, 2013-03-31 (Released:2016-04-26)

This paper discusses ‘Abd al-Wahhāb al-Sha‘rānī’s theory of the Perfect Man (insān kāmil), and examines his contribution to the history of Islamic thoughts. Sha‘rānī (d. 1565) was a Sufi thinker in Ottoman Egypt who belonged to the school of Ibn ‘Arabī (d. 1240). The focus of this paper is to analyze how Sha‘rānī inherited and developed Ibn ‘Arabī’s theory. The Perfect Man, as it is argued by Ibn ‘Arabī, refers to one who has attained unity with God and thereby attained the supreme state in Sufism. According to Ibn ‘Arabī, man was made in the image of God before the beginning of God’s creation of other creatures and therefore is capable of manifesting each of the names and attributes of God. The Perfect Man as a locus of God’s manifestation can synthesize two truths about God: God’s transcendence (tanzīh) and immanence (tashbīh), and God as the One and the many. The presence of the Perfect Man is important because he unifies the cosmos and keeps it one. This metaphysical theory of the Perfect Man taught by Ibn ‘Arabī was inherited by his followers. Many of them discussed the concept from the ontological point of view. However, Sha‘rānī, besides explicating the Perfect Man from the ontological aspect, developed it further by translating it into the social context. He developed the idea of the Perfect One (al-kāmil), who, according to Sha‘rānī, witnessed the source of the law (‘ayn al-sharī‘a) through a mystic experience. The various opinions of various people were originally derived from this source of the law. Thus, according to Sha‘rānī, the Perfect One can solve tensions that exist in society, since the Perfect One realizes the source of the law, into which opposing opinions can be ultimately resolved. Sha‘rānī thought that the splits of society into various parties can be unified through such a person. As this paper shows through its analysis, the Perfect Man and the Perfect One are the same concepts. Both hold within them the plane of God’s names and attributes and unify various dichotomies in the world. However, while the Perfect Man unifies the cosmos, the Perfect One unifies the society. attempted to contextualize the metaphysical-ontological concept of the Perfect Man in order to meet the needs of the society of his time. This paper concludes that, by applying Ibn ‘Arabī’s theory to this world, Sha‘rānī played an important role in further spreading Ibn ‘Arabī’s thoughts among the people of the Arab world.
著者
池永 幸子 遠藤 好恵 稲村 達也
出版者
一般社団法人日本土壌肥料学会
雑誌
日本土壌肥料學雜誌 (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.81, no.3, pp.207-214, 2010-06-05

田畑輪換を実施する集落営農において土壌特性値の空間変動を考慮した局所管理を行うための基礎情報を得ることを目的として,連続圃場の集合体(16ha)を対象に9つの土壌特性値の空間変動解析を行った.2ha圃場群を対象にした10×10mメッシュ上での土壌サンプリングに基づく空間変動解析の結果から,調査対象とした土壌特性値の最短レンジが46mとなった.この結果に基づいて,124圃場の集合体では,10×33.3mメッシュ上で土壌サンプリングを行い,9つの土壌特性値について空間変動解析を行った.その結果,土壌有機物,全窒素,全炭素および粒径組成は,地形の影響を受けた空間依存性を示し,年次間で比較的安定していると考えられ,これらの土壌特性値は,輪換ブロックを決定するための指標として有効性が示唆された.pH,EC,CECおよび可給態窒素は,栽培管理の前歴の影響を受けた空間変動を示し,年次間の変動が大きいと考えられ,輪換ブロック内での局所管理の指標として有効であると考えられた.田畑輪換がコムギやダイズなどの畑作物と水稲を栽培することを考慮すると,集落単位で田畑輪換を行う際には,第一に,土壌有機物や粒径組成など複数の土壌特性値を用いて,土壌からの養分供給と畑作物生育に強い影響を及ぼす排水性などを同時に評価した輪換ブロックを設定して,効率的な肥培管理や排水対策といった土壌管理を行い,第二に,各輪換ブロックで作物に応じて,可給態窒素等の土壌特性値に基づく可変施肥など局所管理を決定する必要があると考えられた.
著者
遠藤 妙子
出版者
公共選択学会
雑誌
公共選択の研究 (ISSN:02869624)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.36, pp.31-46, 2001-07-05 (Released:2010-10-14)
参考文献数
8

This paper examines campaign strategies of parties in elections, and investigates a role of a negative campaign. It shows that a negative campaign can be an optimal strategy in some cases. One interesting case is that one party chooses a positive campaign that accommodates its pledge to that of opponent and the other party chooses a negative campaign that discriminates opponent's pledge from its own in a Nash equilibrium. Although positive campaigns only reveal positive effects of policies, the negative campaign works to reveal negative effects of the opponent's policy. Thus negative campaigns contribute to show the true effects of policies to voters.