著者
周東 寛 柳沢 尚義 外丸 輝明 金重 博司 和田 育穂 刑部 義美 国枝 武文 中神 和清 鈴木 一 野口 英世 小林 瑛児
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.4, no.3, pp.281-287, 1982

近年, 空気銃モデルガンが出回っており, 男子小学生や中学生のこれによる事故のニュースもあり, 同プラスチック製空気銃弾丸による気管支異物が数例報告されている。今回我々は, 右下気管支に嵌頓密着したプラスチック製弾丸(写真1)を, 全身麻酔のもとで経気管支鏡的に除去術を行ない, 鉗子の改良により2度目に除去しえた8歳男児の1症例を経験したので報告する。
著者
五味 二郎 光井 庄太郎 工藤 康之 赤坂 喜三郎 小野 康夫 木村 武 川上 保雄 野口 英世 宮本 昭正 牧野 荘平 可部 順三郎 石崎 達 中島 重徳 熊谷 朗 野崎 忠信 富岡 玖夫 伊藤 和彦 斧田 太公望
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.22, no.9, pp.599-612,614-61, 1973

気管支拡張剤ST1512(S群)の成人気管支喘息に対する薬効につき, metaproterenol(A群)およびinactive placebo(P群)を対照として, 頓用, 連用効果につき, 9施設による2重盲検試験を行った.open trialの結果から, Fisherの直接確率計算法により, 1群につき36例となり, 並列3群にあてはめれば3倍の108例前後の症例数でよいと考えられたため, 105例に達した時点で中間点検を行った.全例104例であり, S群34例, A群36例, P群34例で, 3群間にはback groundにおいて有意差はなかった.試験方法は, S群1錠(1mg), A群1錠(10mg), placebo1錠を投与し, 前および1時間後の自他覚症状, 肺機能を検した.医師の総合判定につき, H-test, U-testを行い, S群とP群間に危険率0.5%以下の高度の薬物差を認めたが, 危険率5%でS群とA群とP群間には有意差は検出されなかった.ついで薬効差につき, 詳細な3群判別分析を行い検討も行った.

1 0 0 0 OA 気管支喘息 II

著者
秋澤 孝則 中神 和清 鈴木 一 野口 英世 寺田 秀夫
出版者
公益社団法人 日本化学療法学会
雑誌
CHEMOTHERAPY (ISSN:00093165)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.896-902, 1989-07-25 (Released:2011-08-04)
参考文献数
20

最近抗生物質投与に伴う副作用として出血傾向が注目されている。そこで我々は, 新しく開発されたカルバペネム系抗生物質イミペネム (IPM) と同剤の尿中回収率を高めるシラスタチンナトリウム (CS) との合剤であるチェナム® (以下IPM/CS) の, 血小板機能・出血凝固機能に対する影響について検討した。対象は肺炎10例, 肺化膿症1例の計11例の呼吸器感染症である。IPM/CSは原則として1日IPM量として1gを7日間点滴静注し, その前後で血小板数, 出血時間, 血小板粘着能, 血小板凝集能, 血小板ATP放出能, プロトロンビン時間, 活性部分トロンボプラスチン時間, 血漿フィブリノーゲン, フィブリン分解産物, トロンボテスト, 第II・VII-IX・X凝固因子を測定した。各検査結果がIPM/CS投与後で増悪した症例は認められず, このことよりIPM/CSは, 1日1g7日間程度の投与では血小板機能, 出血凝固機能に影響を与えることの無い, 安全な抗生物質であると考えられた。