著者
鈴木 一隆 豊田 晴義
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.1774-1778, 2007-12-01 (Released:2010-01-29)
参考文献数
15
被引用文献数
1 2

High-speed,minute eye movements such as ocular microtremors(OMTs),flicks and saccades contain important information about the health of the subject.Since OMTs have a frequency as high as 100 Hz and minute angular displacement as low as 0.01 degree,measuring the speed and position of OMTs with adequate accuracy under non-contact conditions in the long-term is difficult.To measure a living sample stably and reliably,we have developed a novel system for measuring eye movement by combining an intelligent vision system and the corneal reflex method.The intelligent vision system has both high-speed and real-time parallel image processing capabilities,which measure to a high level of precision at 1 KHz.We have carried out basic experiments usinga simulated eye in conjunction with experiments on OMTs and saccade measurements.The results of these experiments confirmed that such a system is sufficiently accurate.
著者
吉田 俊巳 加賀 誠司 盛合 理 植田 修 千葉 俊明 阿部 弘一 三浦 義明 滝川 康裕 井上 義博 中舘 一郎 班目 健夫 加藤 章信 柏原 紀文 石川 和克 鈴木 一幸 佐藤 俊一
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.28, no.11, pp.1490-1496, 1987-11-25 (Released:2009-07-09)
参考文献数
19

HBe抗体陽性キャリア妊婦から垂直感染し出生50日目に出生児が急性B型肝炎を発症し,さらに患児の発症から92日目に父親がB型劇症肝炎を発症し救命しえた家族内感染例を経験した.患児は発熱・哺乳力の低下で発症.GOT 11,380U, GPT 5,060Uと上昇しプロトンビン時間(PT)10%と著明な低下を示した.HBs-Ag陽性,anti HBc (200倍)74%であった.総ビリルビン(T. Bil)が漸増し32mg/dlとなり凝固能の改善がないため,プレドニゾロンを使用したところ改善し,急性肝炎重症型と考えられた.父親は嘔気・全身倦怠感で発症.T. Bil 14.7mg/dl, GOT 1,675U, GPT 4,690U, PT12%, HBsAg陽性,IgMHBc3.29と陽性.昏睡II度となりプレドニゾロン,グルカゴン-インスリン療法,特殊組成アミノ酸などの治療にて改善した.母親から出生児に垂直感染し,患児から父親に水平感染したと思われる.HBe抗体陽性キャリア妊婦からの出生児に対してもHBIGなどの対策が必要と考えられる症例である.
著者
石川 卓 黒崎 将広 鈴木 一人 石井 由梨佳 彦谷 貴子 ワックスマン マシュー 徳地 秀士 彦谷 貴子 リー トマス 那須 仁 クー ジュリアン アダムス マイケル スクーヴィル ライアン
出版者
防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群)
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究は、国際法規範がはたして日米同盟の実施運用そしてさらなる強化を支える「共通言語」ないし「共通のロジック」たり得るのかを検討することを目的としたものである。日米豪の専門家集団による3年にわたる検討と意見交換の結果、両国ともに日米同盟の柱となる国際法上の武力行使と自衛権の概念および枠組みを極めて重要なものとして位置づけつつも、国際法および国内法上の武力の意味、ならびに自衛権行使の発動条件および当該行使にかかる行政府(首相・大統領)と立法府(国会・議会)の権限関係といった様々なレベルで大きな違いが存在することが明らかとなった。
著者
鈴木 一之 井関 邦敏 中井 滋 守田 治 伊丹 儀友 椿原 美治
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.43, no.7, pp.551-559, 2010-07-28 (Released:2010-08-31)
参考文献数
40
被引用文献数
3 2

透析条件・透析量と生命予後の関係を明らかにするため,日本透析医学会の統計調査結果を用いて,後ろ向き・観察的な研究を行った.2002年末の週3回施設血液透析患者を対象に,事故・自殺を除く死亡をエンドポイントとして,患者の透析条件・透析量と2003年末までの1年死亡リスク,および2007年末までの5年死亡リスクについて,ロジスティック回帰分析を行った.2002年末の平均的透析条件は,透析時間239分,血流量(Qb)192 mL/分,ダイアライザ膜面積(膜面積)1.55 m2,透析液流量(Qd)486 mL/分であった.また,尿素の標準化透析量(Kt/V urea)は平均1.32,指数化しない透析量(Kt urea)は平均40.7 Lであった.予後解析の結果,透析時間は240分以上270未満を基準として,それより透析時間が短い患者群で死亡リスクが高く,透析時間が長い患者群で死亡リスクが低い傾向を認めた.Qbは200 mL/分以上220 mL/分未満を基準として,それよりQbが少ない患者群で死亡リスクが高く,Qbが多い患者群で死亡リスクが低い傾向を認めた.膜面積は1.2 m2未満の患者群で死亡リスクが高かったが,それ以外の膜面積と死亡リスクの関係は明確ではなかった.透析量はKt/V urea 1.4以上1.6未満またはKt urea 38.8 L以上42.7 L未満を基準として,それより透析量が少ない患者群では死亡リスクが高く,それより透析量が多い患者群で死亡リスクが低かった.以上の傾向は,残腎機能がないと仮定が可能な,調査時点で透析歴5年以上の患者で顕著であった.一般的な週3回血液透析では,平均的な透析条件・透析量よりも,透析時間の延長やQbの増加によって透析量を増大させることが,患者の生命予後の改善につながる可能性が示唆された.
著者
手塚 正 方 甘棠 山村 達郎 正木 仁 左近 健一 鈴木 一成
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.153-156, 1989 (Released:2010-08-25)
参考文献数
13

我々がすでに開発した簡易経表皮水分蒸散計Noevir-Evaを用いて種々の皮膚疾患の経表皮水分蒸散量 (TEWL) を15-18℃ で測定した。老人性乾皮症ではTEWL値は対照老人の2.4倍, 乾癬及びアトピー性皮膚炎皮疹部のTEWL値はそれぞれ正常対照の12.9倍, 11倍を示した。また, 乾癬無疹部のTEWL値は正常対照のそれよりむしろ低値であったが, 対照的にアトピー性皮膚炎無疹部皮膚のTEWL値は正常対照の1.5倍を示した。ケロイド皮膚ではTEWL値は正常人の約4倍を示した。
著者
鈴木 一悠
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.111-115, 1985-08-15

国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。
著者
鈴木 一正 呉 海元
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会論文誌 (ISSN:13425668)
巻号頁・発行日
vol.26, no.9, pp.323-329, 2013 (Released:2013-12-15)
参考文献数
19
被引用文献数
1

In this paper, we propose automatic hair detection and tracking system at video-rate by using Kinect to capture color and depth information. Our system has the following three ideas simultaneously: 1) Simple and high-speed system is built by the general technique using distance information. 2) Using a 6D feature vector to describe both the 3D color feature and 3D geometric feature of each pixel uniformly. Classifying pixels in images into foreground (e.g. hair) and background with K-means clustering algorithm. 3) Automatic learning and updating the cluster centers of foreground and background before and during hair tracking. This ability makes our system can track hairs robustly, which does not depend on its hair color and style, and even before a background with similar color of hair. Our system becomes a robust head tracking system if the face and hair are set as foreground.
著者
鈴木 一秀 筒井 廣明 三原 研一 牧内 大輔 西中 直也
出版者
Japan Shoulder Society
雑誌
肩関節 (ISSN:09104461)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.489-492, 2007

The purpose of this study was to clarify the condition of reattachment of the labrum to the glenoid rim after an arthroscopic Bankart procedure using suture anchors with an MR arthrography (MRA). We studied 48 cases ( 35 males and 13 females) after surgery with a recurrent anterior dislocation or subluxation. The patients ranged in age from 16 to 53 years old (average, 24.7). An MRA was performed at an average 11.8 months after the operation. In the MRA with an axial image and an oblique axial image in abduction and external rotation (ABER) position, we evaluated the invasion of contrast materials between the labrum and glenoid rim using the inferior 6 slice images of the glenoid rim. The 576 slices were categorized into 1 of 3 groups : good, fair, and poor. We used the JSS Shoulder Instability Score (Instability Score) for clinical evaluation. Axial images (total of slices : 288) revealed good (83.3%), fair (14.9%), and poor (1.7%). Oblique axial images in the ABER position (total of slices : 288) revealed good (77.43%), fair (19.8%), and poor (2.8%). The clinical results using the Instability Score had no significant differences between the group that had all good results in six slices and the group that had fair or poor results more than 1 slice in 6 slices of axial images and oblique axial image in the ABER position. The healing of IGHL-LC to the medial glenoid neck was recognized in 97-98% of the total slices. A non-union or re-avulsion of the labrum to articular cartilage of the glenoid were recognized in 15 to 20 % of the total slices, however the clinical results of arthroscopic Bankart repair were satisfactory.
著者
三谷 曜子 北野 雄大 鈴木 一平
出版者
公益財団法人 自然保護助成基金
雑誌
自然保護助成基金助成成果報告書 (ISSN:24320943)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.116-122, 2020-01-10 (Released:2020-01-10)
参考文献数
18

北海道周辺におけるラッコは北方四島を除く全域にて,毛皮を目的とした乱獲により姿を消したとされていたが,2014年にラッコの親子が北海道東部(道東)で確認されて以降,徐々に目撃数が増えている.本研究では,道東沿岸域に再定着しつつあるラッコが,生態系に与える影響について定量化することを目指し,ラッコの行動観察による,行動分類と餌生物判別を行い,アラスカ個体群と比較した.ラッコの行動は,陸,および船上から,ある個体を30分間追跡するフォーカルサンプリングを行い,1分ごとに行動を記録した.行動は,採餌,遊泳,毛づくろい,他個体との接触,見回り,休息に分けた.子連れ個体の場合は,子への毛づくろい,授乳についても記録した.採餌していた場合には,潜水時間と海面に持ち帰った餌の同定,及び海面滞在時間について記録した.この結果,同定できた餌のうち,約7割は二枚貝であり,そのほか,ウニやホヤ,カニを食べていることが明らかとなった.餌生物の少ない環境では,潜水時間が長くなると知られているが,個体数の安定しているアラスカ個体群と潜水行動を比較すると,平均潜水時間は半分程度となったため,環境収容力の限界には達していないと推察できる.
著者
山田 峰彦 柿崎 藤泰 渋谷 まさと 中山 秀章 廿楽 裕 田中 一正 鈴木 一 本間 生夫
出版者
The Japanese Respiratory Society
雑誌
日本胸部疾患学会雑誌 (ISSN:03011542)
巻号頁・発行日
vol.34, no.6, pp.646-652, 1996-06-25 (Released:2010-02-23)
参考文献数
20
被引用文献数
1

呼吸筋ストレッチ体操 (RMSG) プログラムを作成し, 肺機能, 運動能力, 呼吸困難感, 生活の質 (QOL) に与える効果について4週間のトレーニングの前後で検討した. 13名の慢性閉塞性肺疾患患者 (平均FEV1: 1.24L) を対象とし, 4週間にわたりRMSGを1日3回実施した. 12名が検討終了した. FRC (前4.19±1.27, 後3.88±1.03L), TLC (前5.98±1.35, 後5.66±1.20L), RV (前3.29±1.16, 後2.89±0.89L), 残気率 (前53.9±11.2, 後50.6±9.74%) はそれぞれ有意 (p<0.01) に低下した. 6分間歩行距離 (6MD) は平均43±30m (+15%, p<0.01) 延長した. 6MD終了時の呼吸困難感 (150mm VAS) は (前65.1±40.8, 後36.1±36.8mm) と有意 (p<0.05) に低下した. QOLは Guyatt らの The Chronic Respiratory Disease Questionnaire により評価し, 有意な改善が認められた. RMSGは呼吸リハビリテーションとして有用性があると考えられた.
著者
鈴木 一博
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.96-102, 2016 (Released:2016-05-20)
参考文献数
41
被引用文献数
1 4

神経系がなんらかの形で免疫系を制御していることは古くから指摘されてきた.しかし,神経系からのインプットが免疫系からのアウトプットに変換されるメカニズムは長らく不明であった.今世紀に入り,自律神経あるいは感覚神経が免疫系を制御するメカニズムが分子レベルで明らかになりつつある.自律神経系の主要な神経伝達物質であるアセチルコリンとノルアドレナリンが,多様な分子機構を介して免疫応答とそれにともなう炎症反応の制御に関与していることが明らかになった.また,自律神経系の活動性の概日リズムが免疫応答の日内変動を生み出すことも明らかになっている.本総説では,自律神経系による免疫応答の制御機構に焦点を当て,その炎症における役割について最新の知見を紹介する.
著者
川﨑 信治 鈴木 一平 新村 洋一
出版者
日本乳酸菌学会
雑誌
日本乳酸菌学会誌 (ISSN:1343327X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.79-87, 2013-06-20 (Released:2015-05-21)
参考文献数
32
被引用文献数
1 1

酸素(O2)は大気中に21%存在し、水に溶けて地中深部にまで浸透する。地球上の気液相は常に対流しており、自然界で完全な無酸素環境が維持される生態系は稀である。故に、地球上に生息する全ての生物は、反応性に富むO2 に適応・進化し、今日を生きていると考えられる。古くから嫌気性菌は「O2 存在下で生育できない」と解説されることが多い。しかし嫌気性菌のO2 適応機構に関する研究を通じて、嫌気性菌は「O2 存在下では生育しない」というポジティブな意志を持った生物である印象を強く得てきた。本総説ではクロストリジウム菌やビフィズス菌、乳酸菌など絶対嫌気性〜通性嫌気性に分類される細菌が様々なO2 濃度下で見せる生育挙動を紹介し、その解析結果から推定される自然界での姿を考察する。
著者
鈴木 一寛
出版者
日本国際観光学会
雑誌
日本国際観光学会論文集
巻号頁・発行日
vol.20, pp.105-109, 2013

In order to expand markets for female game fishing, I researched the needs of women who enjoy game fishing. I used questionnaire surveys of female game fishers who took part in activities at a ladies' game fishing class in Atami. As a result I found out that women tend to regard fishing as a fun tourist activity, and that consideration of good hygiene in the fishing field and the increase of customer-friendly events and tours that participants could easily enjoy made it more effective.
著者
中井 滋 鈴木 一之 政金 生人 和田 篤志 伊丹 儀友 尾形 聡 木全 直樹 重松 隆 篠田 俊雄 庄司 哲雄 谷口 正智 土田 健司 中元 秀友 西 慎一 西 裕志 橋本 整司 長谷川 毅 花房 規男 濱野 高行 藤井 直彦 丸林 誠二 守田 治 山縣 邦弘 若井 建志 渡邊 有三 井関 邦敏 椿原 美治
出版者
The Japanese Society for Dialysis Therapy
雑誌
日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.1-31, 2003-01-28
被引用文献数
34 6

2008年末の統計調査は全国の4,124施設を対象に実施され,4,081施設(99.0%)から回答を回収した.2008年末のわが国の透析人口は283,421人であり,昨年末に比べて8,179名(3.0%)の増加であった.人口100万人あたりの患者数は2,220人である.2007年末から2008年末までの1年間の粗死亡率は9.8%であった.透析導入症例の平均年齢は67.2歳,透析人口全体の平均年齢は65.3歳であった.透析導入症例の原疾患ごとのパーセンテージでは,糖尿病性腎症が43.3%,慢性糸球体腎炎は22.8%であった.2008年に透析液細菌数測定を行った施設の52.0%において透析液細菌数測定のための透析液サンプル量は10 mL以上確保されていた.施設血液透析患者の治療条件では,全体の95.4%は週3回治療を受けており,1回治療時間の平均は3.92(±0.53;s.d.以下略)時間であった.血流量の平均値は197(±31)mL/分,透析液流量の平均値は487(±33)mL/分であった.ダイアライザではpolysulfone(PS)膜使用患者が50.7%と最も多く,膜面積平均は1.63(±0.35)m<SUP>2</SUP>であった.ダイアライザ機能分類ではIV型ダイアライザを使用している患者が80.3%と最も多かった.体外循環を用いた血液浄化療法を施行されている患者の治療前各種電解質濃度平均値は以下のようであった;血清ナトリウム濃度138.8(±3.3)mEq/L,血清カリウム濃度4.96(±0.81)mEq/L,血清クロール濃度102.1(±3.1)mEq/L,pH 7.35(±0.05),HCO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>濃度20.7(±3.0)mEq/L.施設血液透析患者のバスキュラーアクセス種類では,自己血管動静脈瘻が89.7%,人工血管動静脈瘻は7.1%を占めていた.2007年1年間のHCV抗体陽性化率は1.04%であり,透析歴20年以上の患者のHCV抗体陽性化率は極めて高かった.また,透析前血清クレアチニン濃度,血清アルブミン濃度,血清総コレステロール濃度,かつまたは,body mass indexが低い患者でHCV抗体陽性化リスクは高かった.