著者
高橋 翔 今 宏史 長谷山 美紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.92, no.4, pp.501-510, 2009-04-01
被引用文献数
11

本論文では,チームスポーツ映像からアクティブネットを用いてパス可能領域を推定する手法を提案する.チームスポーツ映像の一つであるサッカー映像の意味内容解析を行うために重要なサッカーの戦術は,選手の移動とボール運びによって表現されるため,ボール運びを実現するパスを分析することは重要である.一般にパスコースはボール保持者と味方チームの選手へとつながる緩やかな曲線で表される.提案手法では,新たなエネルギーの定義とパス可能領域を推定するための画像生成により,アクティブネットを用いて前述の曲線が存在する領域を抽出する.また,パス可能領域は守備の選手から離れるほど,パスが成功する可能性が高いという特徴をもつ.提案手法では,格子点の密度に着眼することで,パスが成功する可能性をパス可能領域の推定と同時に得る.更に,アクティブネットの収束結果は多少の選手位置の誤差を許容するため,選手の動きを用いた従来手法における,選手位置の誤差の影響を受けやすいという問題点を解決することが可能である.したがって,提案手法はカメラワークが存在し,高精度な選手位置の推定が困難であるテレビ映像に対しても,高精度にパス可能領域の推定が可能である.
著者
渡辺 隆志 長谷山 美紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.536, pp.7-10, 2007-02-15
被引用文献数
4

本稿では,データベース中に含まれる画像を類似した画像の集合に分類する手法を提案する.以前我々は,画像を色ヒストグラム間の2次形式距離に基づいて分類し,さらに画像の構図に着目することで分類結果の高精度化を図る手法を提案した.しかしながら,予め定義した少数の構図のみを用いていたため,画像中の色の分布について十分に考慮することができず,異なる被写体を撮像した画像であっても,同一の集合に分類されてしまうことが確認された.そこで本稿では,画像中のより詳細な色分布に着目した新たな類似画像分類手法を導入する.提案手法では,画像中の色分布について考慮することが可能である色コリログラムを用い,K-means法により画像の分類を行う.さらに,エッジとその周辺画素の色に着目した再分類処理を施すことで,より高精度な類似画像分類を実現する.
著者
浅水 仁 長谷山 美紀
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J93-D, no.5, pp.642-646, 2010-05-01

本論文では,施設や店舗などに出入りする人物の足跡を用いて男女識別する手法について検証する.取得した足跡から算出が可能な特徴量を用いてSVMにより男女を識別する.本手法を用いて被験者実験を行い,90%の識別率を実現した.
著者
ゲイツ ジョン 長谷山 美紀 北島 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.610, pp.49-54, 2000-02-03

この論文は高精度に実時間で円を抽出するアルゴリズムを示す。このアルゴリズムは複雑な入力画像から完全な円と円形の円弧を抽出することできる。アルゴリズムが450MHzのペンティアムIIプロセッサでたくさんの256×256の8ビット画像を実験した。その実験の平均のフレームレートは一秒で69フレーム以上である。このアルゴリズムの高精度を証明するために実験の結果を示す。
著者
今野 聡司 二反田 直己 長谷山 美紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.536, pp.125-128, 2007-02-15

本稿では,楽曲中のリズムに着眼し,楽曲間の類似度を算出する新たな手法を提案する.提案手法では,音楽信号より算出される自己相関関数により楽曲のリズムを表現し,DTWを適用することで類似度を算出する.これにより,楽曲のリズムに基づく適切な類似度算出を可能とする.さらに,提案手法は,メロディーに基づく楽曲間の類似度を併せて用いることで,類似度の可視化を試みる.これにより,提案手法の類似楽曲検索への応用を検討する.
著者
水野 哲 長谷山 美紀 北島 秀夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.79-86, 1996-01-20
参考文献数
7
被引用文献数
6

動画像データ編集の初期段階において, 重要なカット点を検出する手法が, 数多く提案されている.しかし, 数フレームにわたり生じるクロスフェード等の準カット点が対象とする画像データに含まれている場合, これらの手法では局所的な類似性をもとに検出を行うため, その検出は難しい.本論文では, 領域分割を行うことによってショット内に存在する領域クラスを生成し, 準カット点を検出する手法を提案する.本手法は, 準カット点で領域クラスが消滅することを利用し, その検出を可能としている.また他の手法では, カット点により検出の手がかりとなる評価値が異なるが, 提案手法では様々な準カット点でほぼ一定の値を示すことが実験により確認され, 閾値の設定が容易である.本文の最後では, 実データを用いた実験を行い, 提案手法が未検出のカット点の減少に役立つことを示す.
著者
道山 大悟 長谷山 美紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.486, pp.55-59, 2008-02-18
参考文献数
9

本稿では,映像検索のための画像及び音響信号に基づくシーン間の相違度定義を行う手法を提案する.提案手法では,シーン間の任意の2ショットにおいて,画像特徴量,音響特徴量,及びそれらを統合して得られた特徴量を比較し,最も類似した特徴量に対しDynamic Time Warpingを施すことによりシーン間の相違度を算出する.この際,正準相関分析を用いて得られる写像により画像特徴量と音響特徴量を同一の特徴空間にて表し,この特徴空間にて特徴量の比較を行う.新たな特徴空間は,映像から得られる画像特徴量と音響特徴量の相関が最大となるような写像を用いて定義されるため,画像信号と音響信号に含まれる共通の特徴に着目した比較が可能となる.これにより,提案手法ではシーン間で類似した特徴量を適切に選択することで,高精度なシーン間の相違度算出を実現する.本稿の最後では,提案手法により得られる相違度を用いてシーン検索の実験を行うことで,その有効性を評価する.
著者
長谷山 美紀
出版者
The Visualization Society of Japan
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.37, no.144, pp.24-29, 2017 (Released:2018-01-01)
参考文献数
26
被引用文献数
1

本稿では,発想支援型画像検索の応用により実現されたバイオミメティクス画像検索エンジンについて紹介する.バイオミメティクスは,生物の構造や機能、製造プロセスからものづくりの着想を得る新しい技術体系である.バイオミメティクス画像検索エンジンは,データベース中に蓄積された生物の走査型電子顕微鏡画像を可視化し,検索可能とすることで,異なる種類の生物や材料の表面構造に共通性を発見し,工学の研究者が生物から新たな知識を獲得することを想定して構築されている.本稿において示されるバイオミメティク画像検索エンジンは,知識の蓄積としての異分野データベースの連携を通して,産業の創出を支援する産学連携プラットフォームの実現と位置づけられる.
著者
数井 誠人 長谷山 美紀 北島 秀夫
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.116(2000-AVM-031), pp.85-90, 2000-12-14

本研究では,運転支援システムが曲線路において走行可能領域を推定するための,Hough変換に基づくレーンマーキングの推定手法について提案する.提案手法では,レーン形状パラメータの直線成分を,複比を考慮した直線束を用いて推定する.また,変数変換後のエッジ座標から,レーン形状の曲率成分を角度ヒストグラムによって推定する.実際の道路画像に対して提案手法を適用し,走行レーン推定の安定性について検討する.
著者
長谷山 美紀 金子 千晶 北島 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.661-664, 2005-03-01
被引用文献数
1

リング周波数フィルタは, 高速かつ高精度に眉間の位置を検出できるが, 前髪を眉の近くまでおろしている人の顔に対しては, 適用ができない.本論文では, このような場合にも, 適用を可能とするためにフィルタの適用領域を限定する前処理を提案する.
著者
朴 君 小川 貴弘 長谷山 美紀
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J98-D, no.5, pp.823-834, 2015-05-01

本論文では,走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscop,SEM)で撮像された画像を用いた生物の分類法を提案する.提案手法では,生物学者が構築した分類体系に注目し,各ノードにその下位のノードへの分類を行う分類器を割り当てることで,決定木を構築する.これにより,構築された決定木を用いて生物の分類が可能となる.このように,生物の分類に有用な分類体系の構造を導入することで,画像特徴のみに注目する生物の分類法と比較して,高精度な分類が期待できる.また,提案手法では,更なる精度向上のため,以下の二つの処理も導入する.まず,分類体系において,画像特徴が類似する異なるノードに注目した決定木の変更を行い,誤分類を抑制する.次に,同種の生物の異なる撮像倍率の画像に対し,モーフィングを施すことで学習データの充足を行う.以上によって,提案手法では,SEMで撮像された生物の高精度な分類が可能となる.本論文の最後では,提案手法の有効性を確認するための実験結果を示す.
著者
趙 延軍 長谷山 美紀 北島 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.631, pp.155-160, 2003-01-27

領域分割を行う手法の一つとして,Watershodアルゴリズムがある.この手法は,マークと呼ばれる領域の中心を隣接画素へと広げていくことによって領域を得るため,領域間における境界線の密閉性と連続性を保証することができる.しかしながら,領域の右分割や過剰分割を生じるという問題がある.そこで,本稿ではエッジ特徴を利用し,Watershedアルゴリズムのマーク設定の改善を行うとともに,領域間の輝度値差分に着目した領域合併を行うことにより,上記問題を解決する手法を提案する.実験では,本提案手法の有効性の検証として,人物正面対象を用いて髪型の抽出を行う.
著者
長谷川 尭史 小川 貴弘 渡邉 日出海 長谷山 美紀
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.66, no.7, pp.J240-J250, 2012 (Released:2012-06-25)
参考文献数
15

This paper presents a support vector data description (SVDD)-based method for finding new benthic species from microscopic images and its application to taxonomy position estimation. First, the proposed method generates hyperspheres that represent taxonomic species taxa of known species and enables automatic species classification. Furthermore, weight estimation of visual features based on multiple kernel learning (MKL) is used in this approach to realize automatic weighting of categorical traits that are traditionally determined by taxonomists. Next, based on the traditional taxonomic classification scheme, the proposed method merges the hyperspheres of similar species and generates new hyperspheres that represent ultra-species taxa in higher hierarchies. Then, from the obtained results, a new decision tree, whose nodes are hyperspheres of species taxa and ultra-species taxa, is constructed. By using this decision tree, new benthic species can be found from target samples, and their taxonomic positions can also be estimated.
著者
二反田 直己 長谷山 美紀 北島 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.217, pp.7-12, 2002-07-11

シーンの境界であるシーンカットの検出法として,オーディオ信号の変化部に着眼した手法が提案されている.しかし,オーディオ信号にはしばしば無音部が挿入されるため,オーディオ信号の変化部にはシーンカットのみならず,有音部と無音部の境界が含まれてしまい,全ての変化部がシーンカットとは限らない.従って,オーディオ信号の変化部のみからシーンカットを検出することは困難となる.そこで本文では,オーディオ信号の変化部を検出し,変化部を境界として得られたセグメントを有音部と無音部に分類することで,高精度にシーンカットを検出する手法を提案する.また,提案手法はMPEG Audioで符号化されたデータに対し,復号せずに直接処理を行なうことが可能であり,MPEGで符号化された動画像でのシーンカット検出への適応が期待できる.
著者
中島 純 稲垣 潤 長谷山 美紀 北島 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.296, pp.37-42, 2002-08-28
被引用文献数
1

配電系統事故復旧問題は,停電区間を最小にするだけでなく,復旧に要する操作時間を最短にする等,複数の最適化対象を持つ多目的最適化問題である.本稿では,遺伝的アルゴリズム(GA)の特徴に基づき,配電系統事故復旧問題のパレート最適解を集合として求める手法を提案する.本手法を用いることにより,多数の解候補から比較,検討し最適解を選ぶことができるため,ユーザの希望を正確に反映した最適解を得ることが可能となる.このような応用は,従来法を用いた場合には実現が困難であり,提案手法が有効である.
著者
小川 貴弘 長谷山 美紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.488, pp.67-72, 2008-02-11

本文では,画像内容に基づく類似画像検索を実現するため,カーネル主成分分析を用いた画像の意味的特徴量の推定手法を提案する.提案手法では,あらかじめキーワードが付与されているデータベース中の画像をクラスタリングし,各クラスタから得られる画像特徴量および意味的特徴量の非線形固有空間を用いて,新たな写像を導出する.このとき得られる写像は,同一のクラスタに属する画像に対して,その画像特徴量から意味的特徴量を高精度に推定する.そこで,提案手法ではキーワードが未知のクエリ画像に対して,その意味的特徴量を推定する際に画像特徴量で生じる誤差に注目することで,属するクラスタの適応的選択を行う.これにより,クエリ画像の意味的特徴量は最適なクラスタによって精度良く推定されるため,その結果から画像内容に基づいた類似画像検索を行うことが可能となる.
著者
長谷山 美紀 永井 信夫 三木 信弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.76, no.12, pp.1714-1724, 1993-12-25
被引用文献数
23

入力信号が未知のモデルについて,周波数重みを付けたモデル同定を可能とするARMA4線格子形フィルタが既に提案され,その応用が重要であることが述べられているが,乗算器個数が多いことが欠点とされていた.そこで本論文では,このような同定法が可能な乗算器個数の少ないARMA格子形フィルタの実現法を提案する.乗算器個数の削減は,直接計算量の削減につながり,特に適応処理を行う場合には重要である.本論文では,2種類のフィルタの実現法を提案している.提案されている2種類のARMA格子形フィルタは,実現に用いられる予測誤差の違いにより異なった性質をもつ.本論文では,提案する二つのフィルタおよび乗算器個数の多い従来のフィルタについて,各々を用いる場合にどのような点が異なるかを示す.最後に,本論文で提案するフィルタおよび従来のフィルタは,得られたラティス構造を保ったまま,信号合成フィルタとして用いることができることから,そのような応用を行った場合の係数感度についての考察を実験により行う.実験より,乗算器個数の削減による感度特性の劣化が生じていないことを確認する.
著者
ジョンゲイツ 長谷山 美紀 北島 秀夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.107, pp.73-78, 1999-12-16

この論文は高精度に実時間で多角形を抽出と分類するアルゴリズムを示す。このアルゴリズムは複雑な入力画像から凸形、凹形両方の多角形を抽出することできる。このアルゴリズムは三角形を五つの種類に分類することできる。四辺形を六つの種類に分類することできる。アルゴリズムが450MHzのペンティアムIIプロセッサでたくさんの256×256の8ビットを実験した。その実験の平均のフレーム率は一秒で69フレーム以上である。このアルゴリズムの高精度を証明するために実験の結果を示す。This paper presents a high-accuracy real-time polygon extraction and classification algorithm. The algorithm is capable of extracting both convex and concave polygons from complex images. The algorithm can classify triangles into five distinct classes and can classify quadrilaterals into six distinct classes. The algorithm was trsted with a variety of natural and synthetic 256×256 grayscale images and an average frame rate of more than 69 frames / second was obtained using a 450 MHz. Pentium II Processor. Experimental results are presented which demonstrate the high-accuracy of the algorithm.
著者
ゲイツ ジョン 長谷山 美紀 北島 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.512, pp.73-78, 1999-12-16

この論文は高精度に実時間で多角形を抽出と分類するアルゴリズムを示す。このアルゴリズムは複雑な入力画像から凸形、凹形両方の多角形を抽出することできる。このアルゴリズムは三角形を五つの種類に分類することできる。四辺形を六つの種類に分類することできる。アルゴリズムが450MHzのペンティアムIIプロセッサでたくさんの256×256の8ビットを実験した。その実験の平均のフレーム率は一秒で69フレーム以上である。このアルゴリズムの高精度を証明するために実験の結果を示す。
著者
ゲイツ ジョン 長谷山 美紀 北島 秀夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, no.10, pp.49-54, 2000-02-03

この論文は高精度に実時間で円を抽出するアルゴリズムを示す。このアルゴリズムは複雑な入力画像から完全な円と円形の円弧を抽出することができる。アルゴリズムが450MHzのペンティアムIIプロセッサでたくさんの256×256の8ビット画像を実験した。その実験の平均のフレームレートは一秒で69フレーム以上である。このアルゴリズムの高精度を照明するために実験の結果を示す。