著者
五味 弘 高橋 順一 新谷 義弘 伊藤丹二 長坂 篤
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.24(1991-PRO-064), pp.17-24, 1992-03-16

COMMON LISP THE LANGUAGE SECOND EDITION 準拠の高速かつ高い移植性を持つCommon Lisp処理系であるTachyon Common Lispの実現方式について述べる。本処理系は現在i860^<TM> RISC CPUを搭載したUNIXワークステーションOKIstation 7300上で動作する。Tachyon Common Lispは実行速度を重視するため、i860^<TM> CPU特有の最適化を含む各種の高速化を行った。また、高い移植性を保証するためにその核言語のみをLispに似た構文を持つマクロアセンブラで記述し、その他の大部分をS式で記述している。さらに大きなメモリ空間を使用でき、またそのカスタマイズが容易にできるメモリマネジャと、GC時間の短縮のために圧縮領域を制御するGCを実現した。
著者
郭 芳 鄭 煕聖 高橋 順一 Hou Kaku Heeseong Jeong Junichi Takahashi
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Social science review (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.135, pp.1-14, 2020-12

本研究は,利用者本位の介護サービスのあり方に関する示唆を得るため,介護サービスの利用者の社会関係資本と生活満足度および人生満足度との関連を検討することを目的とした。A 県の30介護保険事業所における65歳以上の利用者を対象に,質問紙調査を行い,147名のデータを分析対象とした。調査内容は,基本属性,社会関係資本,生活満足度と人生満足度で構成した。全項目を投入してスピアマンの順位相関係数で検討した結果,介護サービス利用者の社会関係資本と満足度は有意な関連性が示された。家族,友人・知人,地域の人との交流などの社会関係資本が十分あると認識している利用者ほど,生活満足度および人生満足度が高いことが明らかとなった。これらから,利用者の社会関係を断ち切らない介護保険サービスの提供が求められること,地域に根差した施設づくりが重要であることを考察した。論文(Article)

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著者
高橋 順太郎
出版者
社団法人日本動物学会
雑誌
動物学雑誌 (ISSN:00445118)
巻号頁・発行日
vol.5, no.56, pp.227-230, 1893-06-15
著者
堀川 恵美 新谷 義弘 長坂 篤 高橋 順一 五味 弘
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.7-8, 1993-03-01

Lisp言語は,その誕生以来、言語の持つ柔軟性/拡張性により多くの方言が存在したが,仕様の共通化や可搬性などを目的としたCommon Lisp(以下,CLtL1)の登場により統一が進み,Common Lispは業界標準として定着した.その後,第1版の持つ言語仕様の不完全な部分を修正し,ANSI規格とするための作業がANSI X3J13において進められた.この作業の成果をを反映した形で,オプジェクト指向機能(MOPを除くCLOS)等を付け加えたCommon Lisp第2版(以下,CLtL2という)が出されたが,これはまた,ANSI Common Lisp(以下,ANSI CLとうい)へのつなぎ役もかねていた.現在,ANSI CLは,public reviewが終了し,早ければ今春にも制定される予定である.CLtL2とANSI CLでは,残念ながら仕様が異なる点がある.Tachyon Common Lispは,CLtL2に基づいた処理系であり,ANSI CLに基づく仕様に変更する必要があるが,ANSI CLの制定時期に不明確な所があり,また,CLtL2で書かれたプログラムの継承のためにも当面2つの仕様を両立させておくべきだと考えている.本稿では,この新しいANSI CL仕様とCLtL2仕様との言語仕様の違いに対するために採用した方法およびこのために新たに開発したコンパイラの拡張方式について述べる.
著者
高橋 順太郎
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
no.81, pp.538-542, 1888-11-03
著者
高橋 順一 加藤 啓一 工藤 孝志 一瀬 悦史 竹澤 雄基 髙間 晶子
出版者
一般社団法人 日本臨床救急医学会
雑誌
日本臨床救急医学会雑誌 (ISSN:13450581)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.597-601, 2017-08-31 (Released:2017-08-31)
参考文献数
8
被引用文献数
1

背景:日本赤十字社は効率的にBLS教育を実施できる学校向けのプログラムとして,『救急蘇生法の指針2010(市民用・解説編)』 1) で設定された「入門講習」などに基づき,「児童・生徒のための救命手当短時間プログラム」を新設した。目的:本プログラムの受講者である小学生の受講前後の救助意欲とBLSに関する知識の変化について,比較評価を行うことである。方法:秋田県と大阪府の小学生に対して本プログラム(1単元:45分間)を開催し,受講児童に対し講習前後に同じアンケート調査を行った。結果:秋田県が286名,大阪府が405名の総計691名の小学生全員から調査票を回収し得た。救助意欲の変化は受講前の68%から97%となり,救助知識においても受講前に比べて,受講後は全体的に向上した。考察:小学生に対して45分間のBLS教育を行うことにより,BLSに関する基本的な知識を習得すること,救助意欲を向上させることは可能である。
著者
高橋 順子
出版者
関東社会学会
雑誌
年報社会学論集 (ISSN:09194363)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.16, pp.26-38, 2003-06-13 (Released:2010-04-21)
参考文献数
21

The purpose of this paper is to consider the meaning of changes in the discourse on “Okinawa Problem” before and after the “Return” on the basis of a case study of the National Conference for Educational Research (NCER). This is done in the context of questioning the idea of “postwar”. This research is based on reports from 1966 to 1978 of the NCER by an agency of the Japan Teachers' Union. This paper demonstrates changes in the discourse on “Okinawa Problem” by the “Return”. To study discussions at the NCER chronologically, this paper aims to describe interactions with “Hondo” and Okinawa and to approach to the trait of influence of Power in discourse. I reexamine the “postwar” by giving attention to the voices of Okinawa that was structurally suppressed during the cold war.
著者
高橋 順治
出版者
NPO法人 日本自閉症スペクトラム支援協会 日本自閉症スペクトラム学会
雑誌
自閉症スペクトラム研究 (ISSN:13475932)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.71-79, 2012-10-20 (Released:2019-04-25)
参考文献数
5
被引用文献数
2

本研究は、不登校状態にあり、自閉症スペクトラム障害が疑われる小学校6 年生のA児の事例について、本児と家族、そして、担任へ実施した総合的な支援についてまとめたものである。本事例では、2 年にわたって支援してきた経緯を振り返り、A児を指導する担任へ、A児を支える家族へ、通級指導教室に通級するA児へ、それぞれの場面で行った支援がどのように効果をもたらしたかを検証した。その結果、構造化やスモールステップ等の方法を、さまざまな場面で援用して総合的な支援を行ったことが、不登校状態のA 児へいかに効果をもたらしたかを明らかにした。
著者
高橋 順子
出版者
田園調布学園大学
雑誌
紀要 (ISSN:02875268)
巻号頁・発行日
no.33, pp.39-46, 2001
著者
野口 啓示 高橋 順一 姜 民護 石田 賀奈子 千賀 則史 伊藤 嘉余子
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.28-38, 2019-11-30 (Released:2020-06-16)
参考文献数
21

本研究の目的は,里親養育支援の実態を明らかにするとともに,その支援が里親養育支援に対する満足度にどのような影響を与えているのかについて分析することである.全国の里親家庭4,038カ所を対象に郵送法による質問紙調査を実施した.里親養育支援の実態を探索的因子分析した結果,「里子が委託される前の里親への養育支援状況」を構成する因子として「委託前支援」と「未委託里親への支援」の2因子が抽出,また,「里子が委託されてからの里親への養育支援状況」を構成する因子として「里子のニーズと里親の意向を尊重した里親子支援」,「里親研修」,「里親養育をささえるつながりづくりの支援」,「不調時の危機介入」,「レスパイト」の5因子が抽出された.また,得られた因子が里親の満足度にどのような影響を与えているのかを重回帰分析したところ,「里親養育をささえるつながりづくり支援」と「委託前支援」のみが貢献していた.