著者
吉成 真由美
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.37, no.11, pp.904-911, 1983-11-20

CAD/CAM, ビジネスグラフィックスに次いで, 大きな市場に成長しつつあるコンピューターグラフィックスとは何か, なぜ価値があるのか, クリエイティブにどんな影響があるか.その背景と現状, 将来の展望を解説する.
著者
大竹 敢 福田 光一 川中 彰
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.50, no.11, pp.1798-1804, 1996-11-20
参考文献数
17
被引用文献数
2 1

本論文では, ウェーブレット変換を用いて, 画像に適応的な多重解像度分解を行い, そのエントロピー符号化にゼロツリー構造を導入した符号化方式を提案している.適応的な画像分解により, オクターブ分解では, 充分に取り除くことのできない, 画素間の相関を削減している.また, 分解後の各画像成分間の相似な位置での相関は, ゼロツリー構造により, 効果的に削減できる.さらに, 画像分解の基準に局所的なゼロツリー構造を導入することで, 各画像成分間の相関を考慮した画像分解を可能にしている.その結果, 要求されるビットレートに対応した画像分解が行われ, 少ない演算処理量で優れた圧縮特性が得られている.標準画像を用いたシミュレーションでは, 約0.4bppで符号化した場合, JPEGベースライン方式と比較して約3dB, オクターブ分解方式と比較して, 約1dB優れた結果が示されている.

1 0 0 0 OA 50GHz帯通信

著者
古濱 洋治 島貫 義太郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.38, no.8, pp.730-735, 1984-08-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
2

1983年6月に新設された50GHz帯の電波を使用する簡易無線局制度の目的, 技術基準, 使用範囲, 運用の仕方等と共に, 本無線局の一中継による伝送可能距離, 無線局の応用分野について紹介している.画像伝送可能距離は, 0.01%の許容断時間率に対して, 30cmφのアンテナを用いたとき, 約1~3kmである.
著者
吉松 浩 山田 光穗
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.49, no.8, pp.1042-1051, 1995-08-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
32
被引用文献数
1 1

Miniature eye movement is characterized by it's complex waveform, small amplitude and unconsciousness. Involuntary movement like this may be affected by various psychological and physical states. From a view point of a fractal dimension analysis, the characteristics of miniature eye movements were investigated for estimating our sensitivity of feeling. The correlation dimension was used as a fractal dimension for quantizing complexity of miniature eye movements drift components. Validity of sufficient total calculation data (i. e. 18, 000 points for 12 embedding dimensions using a bandpass filter) were confirmed. And also differences between experimental data and noise of measurement system were simulated using pseudo white noise. And 1/f power spectrum of experimental data was confirmed using Fast Fourier Transform. This suggested that miniature eye movement may be a biological chaos. The applications of this analysis may be not only sensitivity of feeling estimation but also a medical application as a diagnosis of dementia.
著者
菅原 正幸 三谷 公二 齋藤 敏紀 藤田 欣裕 末次 圭介
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.212-218, 1995-02-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
7
被引用文献数
4 4

A new image acquistion system is proposed to meet the increasing demand for a compact HDTV camera with high performance. The main idea of this system is to solve the contradiction between the shrinkage of the optical format size and the camera performance by equipping the camera with four-chip CCDs. In the newly developed color-separating system of the prototype camera, two of the four CCDs are assigned for the green light component and one each for the red and the blue component. We succeeded in improving the resolution by introducing spatial pixel offset imaging, in which the two G-CCDs are aligned by one-half pitch of a pixel and one of them is aligned with the R-CCD and the other with the B-CCD. This new method has two major advantages : it prevents the resolution degradation caused by the chromatic aberration of the lens and improves the resolution of chromatic signals over a wide range.
著者
柳澤 健之 苗村 健 金子 正秀 原島 博
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.50, no.9, pp.1345-1351, 1996-09-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
7
被引用文献数
2 1

Reconstruction of virtual space has become very important in various applications. Computer graphics methods based on geometric models have been studied for this purpose. To obtain more natural representation, this paper proposes a new method which represents and handles 3 D objects using the concept of “ray space.” Ray space is a space that stores the rays reflected by 3 D objects. Handling objects in real space is equivalent to getting a sliced image with an appropriate plane in the ray space.
著者
作左部 剛視 木内 雄二
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.37, no.9, pp.717-722_1, 1983

直径6μmの微小なピンホールを用いて1インチビジコン形撮像管の走査ビームの電流密度分布を直接測定した.ベストフォーカスしたビームはガウス分布に近く, 静電集束電磁偏向 (SM) 方式より電磁集束電磁偏向 (MM) 方式のほうがスポット径が小さく, ビームの広がりも少ない.G<SUB>2</SUB>に30μmアパーチャーを用いた通常動作の場合, ターゲット上のスポット径の半値幅は20-30μmあり, このスポットに対する物点はG<SUB>2</SUB>のリミティングアパーチャーでなくアパーチャーごしにみたクロスオーバーである.またその半値幅は20μmで, アパーチャーからカソード寄り0.7-0.8mmの位置にあることが明らかになった.
著者
白水 俊次 井上 正一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.708-713, 1993

アルミ基板の上にガドリニュウム系蛍光体(Gd_2O_2S : Tb)と有機感光体(フタロシアニン)とを積層させ, 被検体のX線透視像を実寸大の静電気像に変換する高感度イメージプレートを開発した.この静電気像はトナーで直接現像でき, 短時間で一般の紙を使ってハードコピー化できる.従来のX線フィルムに比べ, 非常に簡便な方法で, 次々にX線の照射条件を変えた結果を記録として得ることができ, 同時に比較診断することができる.感度は従来のX線フイルムー蛍光増感紙方式に比べ1桁高く, 静電写真特有のコントラスト強調効果を利用できる.非破壊検査などでX線照射の条件出し, 低コントラスト欠陥の検知などに適していることを述べる.
著者
塩入 諭 佐藤 隆夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.431-437, 1991-04-20 (Released:2011-08-17)
参考文献数
38
被引用文献数
1
著者
佐藤 尚也
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.241-242, 1978

衆議院選挙, 参議院選挙の選挙速報は, 放送局にとって大イベントである. ここではフジテレビジョンにおける両院選の速報番組の実状がどのようなものであるかを, プロセッシングを中心に概略を報告する.
著者
杉田 繁治 中山 和彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.99-104, 1982-02-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
5

国立民族学博物館における画像ファイルシステムのひとつとして, 新しく開発された映像音響情報自動送出装置ビデオテークに関し, その構成, 機能, 作動について, 主として利用者の立場からの解説を行った.

1 0 0 0 OA 環境電磁工学

著者
吉田 昭二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.434-439, 1984-05-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
23

我が国は経済, 技術の急速な発展のため公害の苦い経験がある.現今, 電気電子機器の発達普及もまた目覚ましいものがあるので, 環境電磁工学研究会その他で発表されたデータを引用しながら, 電磁環境問題について概観した.