著者
佐藤 隆夫
出版者
日本視覚学会
雑誌
VISION (ISSN:09171142)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.179-181, 2021-10-20 (Released:2021-10-29)
参考文献数
2
著者
佐藤 隆夫 草野 勉
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.312-319, 2012-04-01 (Released:2012-04-01)
参考文献数
14
被引用文献数
1

ミニチュア効果とは,街の風景,建物,車など,ある程度の大きさを持つものを撮影した写真で,被写体が,まるでおもちゃを撮影したかのように小さく感じられる不思議な効果である.この効果の要因として最大のものは,中心から周辺に向かって大きくなるぼけである.通常の視覚においてもそうしたぼけは存在するが,ミニチュア効果が生じる写真ではそうしたぼけが誇張されている.誇張されたぼけによって,撮影距離が実際よりも短く知覚され,その結果被写体が小さく感じられる.ここでは,ぼけが視覚に対して,特に,距離知覚に対して持つ効果を視覚心理学的な見地から検討し,ミニチュア効果の生成の原理を考察する.
著者
松嵜 直幸 原澤 賢充 繁桝 博昭 森田 寿哉 伊藤 崇之 齊藤 隆弘 佐藤 隆夫 相澤 清晴 北崎 充晃
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.41-44, 2010-03-31 (Released:2017-02-01)
参考文献数
5

This paper investigated the effects of active/passive viewing on the visually induced motion sickness. Participants wearing a Head-Mount-Display (HMD) searched a target character in random dots and other characters projected on a screen using a video camera moved by them (active viewing). They could see a part of the screen and the movies displayed via the HMD were recorded. When they saw the recorded movie later (passive viewing) through the HMD, they felt motion sickness worth than before. This suggests that passive viewing induced severer motion sickness than active viewing.
著者
佐藤 隆夫 松嵜 直幸
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 24.35 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.47-51, 2000-06-14 (Released:2017-06-23)

Human performance in gaze perception was examined by using natural and low-pass filtered images presented at various viewing distances. The results indicated that there is little effect of viewing distance and cut-off frequency of the low-pass filtering. These results indicate that human gaze perception is not based on detailed information such as absolute position of pupil edge. Rather, the results suggest that gaze perception is based on position of low-frequency components relative to eye-width.
著者
上硲 俊法 岡本 悦司 土嶋 繁 吉田 浩二 佐藤 隆夫 松尾 理
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.239-246, 2002-08-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
11
被引用文献数
1

近畿大学では平成10年度からテュートリアルシステムによる医学教育を導入した. このシステム導入の効果と問題点を, 学生およびテュータに対してアンケートを行い検討した. 学生へのアンケート結果からは, 学生の約8割に自己学習時間の増加がみられ, また, テュートリアルが楽しいと考えている学生が多かった. 学生の約8割が科学的思考の訓練になるが, 平行しての講義はテュートリアルの興味や動機付けに役立つと考えていた. しかし, テュートリアルのハード面およびテュータへの不満が学年進行に伴い増加傾向にあった. テュータへのアンケート結果からは, 学生の学習への動機付け, 問題解決能力, 学生の討論の質はおのおの52%, 58%, 77%が向上したと回答があった. 問題点としては学力の二極分化への懸念, テュータの質, 意欲に不満などの意見が見られた. 総括;テュートリアル方式での教育効果を上げるためには学生の自主性のみならず, ハード面での改善, テュータの質的向上を図る必要がある.
著者
橋田 朋子 苗村 健 佐藤 隆夫
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.75-84, 2008 (Released:2008-07-30)
参考文献数
61

即興的な音楽表現システムは,音楽の新しい楽しみ方や体験を提供する効果的なメディアとして,近年非常に注目されている.この中でも,ユーザが自由に創意を発揮する事と,即興的音楽表現に必要な技法に気が付いたり練習する事を,違和感なく促すシステムに,筆者らは特に興味を持っている.本論文ではまず,数多く提案されている即興的な音楽表現システムの中で,技法習得を伴う創意発揮を実現するシステムの位置づけを歴史・エンタテインメント・教育の観点から行う.さらに該当する事例の比較検討を通じ,創意や表現の楽しさを損なう事なく,技法の自発的な練習を促すための効果的な支援・デザイン手法について明らかにし,今後の動向を展望する.
著者
松嵜 直幸 佐藤 隆夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 21.33 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.131-136, 1997-06-03 (Released:2017-06-23)

Johansson (1973) showed that human movements such as walking can be recognized from a small number of dots fixed at various parts of the body (biological motion). We investigate whether people can also recognize facial expressions of emotion from movement of a small number of dots and the roll of motion information on recognition of facial expressions. Our results reveal that motion of as few as 18 dots attached to appropriate locations on a human face provides sufficient information to recognize facial expressions.
著者
佐藤 隆夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.470, pp.13-18, 2002-11-14
参考文献数
5
被引用文献数
2

視線の知覚,とりわけ「目が合う」という感覚は,我々の社会生活にとって重要な役割を果たしている.ここでは,我々の一連の研究から,視線知覚の水平方向での精度,それに対する距離の効果.眼球運動の検出の精度,視線知覚の奥行き方向での精度,視線知覚における目の形の効果,頭部回転効果と呼ばれる現象に関する実験的な検討を報告する.そのうち,もっとも興味深いものは,視線知覚の精度が観察距離に依存せず,視線供給者側の視線変移角としてほぼ一定になると言うことである.この結果は,視線知覚が,黒目のエッジなどの詳細な情報に依存せず,顔や目の幅などによって正規化された相対的な低解像度の要因に依存することを示している.
著者
植田 清文 木村 雅友 筑後 孝章 土橋 千琴 上杉 忠雄 佐藤 隆夫
出版者
The Japanese Society of Clinical Cytology
雑誌
日本臨床細胞学会雑誌 (ISSN:03871193)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.290-294, 2012

<b>背景</b> : アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎 (allergic fungal rhinosinusitis : AFRS) は真菌に対するアレルギー反応が原因とされる再発率の高い難治性鼻副鼻腔炎である. 本邦では AFRS の存在があまり認識されておらずまれな疾患と考えられている. 今回 AFRS を経験し副鼻腔内容物を材料とする塗抹細胞診が実施されたので報告する.<br><b>症例</b> : 42 歳, 女性. 2 年前に左副鼻腔真菌症と診断され手術されたが完全な治癒にはいたらず, 今回その再発と考えられる真菌性汎副鼻腔炎となり内視鏡手術が施行された. 副鼻腔からピーナツバター様物質が採取されその組織標本に散在する菌糸を含むアレルギー性ムチンが確認された. その 1 週間後, 前頭洞から鼻腔内に漏出した同様の検体の塗抹標本で組織標本同様にアレルギー性ムチンがみられ少数の真菌が散在していた.<br><b>結論</b> : 副鼻腔炎からの検体において細胞診での背景が粘液の場合, AFRS を念頭におき, アレルギー性ムチンを確認することが重要である. 細胞診標本は組織標本より厚みがあり, 菌を見出す確率が高く, また菌糸形態の観察に有用である.
著者
塩入 諭 佐藤 隆夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.431-437, 1991-04-20 (Released:2011-08-17)
参考文献数
38
被引用文献数
1
著者
渋井 進 山田 寛 厳島 行雄 佐藤 隆夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎
巻号頁・発行日
vol.97, no.506, pp.1-8, 1998-01-22
参考文献数
11
被引用文献数
3

顔面表情のカテゴリー化に関して、同じカテゴリーに分類される表情の中の最も典型的な表情 (プロトタイプ) からの距離によって分類されるというモデルと、カテゴリーの一般的あるいは抽象的概念そのものからの距離によって分類されるという2つの仮説を立てた。表情刺激にはコンピュータグラフィックスの手法により合成された21の平均顔を用いた。実験1ではこれらの刺激および6つの情動概念 (喜び、悲しみ、驚き、怒り、嫌悪、恐れ) をSD法で評定させた。その結果両者は快・不快、活動性の2次元で構成される同一の空間で認知されることが示された。実験2では表情刺激をカテゴリー判断させた。分析の結果プロトタイプモデルの概念モデルに対する優位を示す傾向が見られた。
著者
佐藤 隆夫 赤木 章信 繁桝 博昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
巻号頁・発行日
vol.98, no.276, pp.23-30, 1998-09-18
被引用文献数
3

視覚は人間のコミュニケーションにとって時に言語以上に重要な意味を持つ, 視線の知覚は, 相手が正対している時には驚くほど高い精度を持っているが, 顔が回転し, 「流し目」になると視線の移動量の過大視が起こり, 受け手から見ると視線が行き過ぎてしまう.この「頭部回転効果」は従来, 眼の偏移そのものの知覚の誤差であると考えられてきたが, 原理的には, 眼の偏移の他に, 頭部回転量の過小視も原因となりうる.こうした仮説のもとに, いくつかの実験を行い, 頭部回転の過小評価が頭部回転効果に大きく影響していることが明らかになった.
著者
温 文 石川 徹 佐藤 隆夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, no.25, pp.79-82, 2010-06-29

本研究は、大規模空間から空間知識を獲得する際の言語・視覚・空間ワーキングメモリが果たす役割を検討し、方向感覚の個人差が空間知識獲得のプロセスに与える影響を調べた。実験参加者にはビデオでルートを学習してもらい、学習の際に言語、視覚、或いは空間的な妨害を与え、各妨害条件で空間知識の学習成績がいかに低下するかを調べた。方向感覚のよい人は、ランドマークとルートの知識を、言語および空間ワーキングメモリを用いて符号化し、それらの知識をサーベイ知識に統合する際に、言語・視覚・空間ワーキングメモリのすべてを利用していることがわかった。一方、方向感覚のよくない人は、ランドマーク知識を言語的に符号化し、またルート知識を学習する際に特に視覚ワーキングメモリに頼る傾向が見られた。その結果、方向感覚のよくない人は、限られた学習ではサーベイ知識を効率的に獲得できないと考えられる。