著者
酒井 孝司 小野 浩己 今野 雅
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第5巻 熱負荷・外皮性能・シミュレーション 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.133-136, 2014 (Released:2017-11-15)

本研究では,高精度の実験と各種乱流モデル解析が行われている村上らの水平非等温噴流流れ場を解析対象とし,標準k-eとSST k-wの比較と,浮力生産項モデルの差異が解析結果に及ぼす影響について検討する。また,OpenFOAMの予測精度も合わせて検討する。
著者
張 吉星 坂上 恭助
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成30年度大会(名古屋)学術講演論文集 第1巻 給排水・衛生 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.149-152, 2018 (Released:2019-10-30)

適正器具数の算定に関して,事務所など各種建築についてはSHASE-S 206の技術要項に規定されている。しかし,高速道路のサービスエリアは対象になっていない。本研究では,高速道路総合技術研究所が実施したSAのトイレ器具利用実態調査のデータを活用して,SHASE法を用いて対象SAの適正器具数を算定し,既存の器具数と,駅舎の許容待ち時間による算定結果およびNEXCOの設計要領に基づいた算定結果を併せて比較・検討した。
著者
中島 雄介 伊香賀 俊治 苅尾 七臣 安藤 真太朗 桑原 光巨 中村 正吾 海塩 渉 大橋 知佳 本多 英里
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成27年度大会(大阪)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.177-180, 2015 (Released:2017-11-15)

近年、室温が血圧に及ぼす影響が注目されている。加えて、床近傍の室内温熱環境が血圧に影響を及ぼす可能性がある。しかしながら、ほとんどの研究は床近傍室温に着目していない。そたがって、本研究では床近傍室温と血圧の関係を分析することを目的とする。2014年の冬季に家庭血圧、床近傍室温、個人属性に関する実態調査を実施した。結果として、床近傍室温1℃低下により、起床時収縮期血圧が1.0mmHg上昇することが明らかにされた。
著者
久保田 剛司 松本 博
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成28年度大会(鹿児島)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.189-192, 2016 (Released:2017-10-31)

本研究では、植物に好印象を持つ集団と好印象を持たない集団に分けて心理・生理反応の比較検討を行った。実験は豊橋技術科学の一室をオフィスと見立て、植物の有無のを変更条件として、アンケート調査、唾液アミラーゼ活性値、フリッカー値、心拍を測定した。結果、唾液アミラーゼ活性値、自覚症及びLF/HFの差違を確認できた。本実験条件では、植物に好印象を持たない集団には良好な影響を及ぼさないことがわかった。
著者
亀田 孝彦 尾崎 明仁 李 学成
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成30年度大会(名古屋)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.185-188, 2018 (Released:2019-10-30)

近年の住宅は,室内温熱環境の改善および冷暖房負荷の削減による省エネルギーを目的とし,高断熱・高気密化される傾向にある。れに伴い,室内で発生した水蒸気は屋外に排出されず,壁体内で結露を生じ建物の耐久性や断熱性能を低下させる危険性が高くなる。 本研究では,水分容量が大きく,吸放湿性能に優れたセルロースファイバー断熱材を使用した壁体において,実測と数値シミュレーションによる露性能評価を行い,その有用性を検討する。
著者
織田 浩平 近本 智行 李 明香 福留 二朗
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成29年度大会(高知)学術講演論文集 第3巻 空調システム 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.109-112, 2017 (Released:2018-10-20)

本研究はトラクタの車室環境改善に向けた遮熱・冷却手法の提案を目的としている。車室環境と人体の数値解析から,外皮仕様の変更は空調負荷を増減させるが,人体生理量への影響が小さいことが分かったため,人体局部冷却時の生理量変化を解析した。冷却手法の最適化には車室環境と人体生理量・心理量のデータを収集し,車室環境下での人体の解析モデルを作成する必要がある。本報では,トラクタ車室内での人体局部冷却時の生理・心理的反応の検証を目的に行った被験者実験について報告する。
著者
佐橋 寛也 山羽 基 Nepal Bishnu
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第9巻 エネルギー管理 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.181-184, 2019 (Released:2020-10-31)

In the paper, we describe pre-processing methods based on the actual power consumption data of a comprehensive university. Data obtained from buildings is huge and its measurement items are diverse. Those obtained from buildings are expected to be used in the advanced data science field in the future.
著者
上野 真祐子 野﨑 淳夫 二科 妃里 一條 佑介 成田 泰章
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成25年度大会(長野)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.73-76, 2013 (Released:2017-11-18)

開放型燃焼器具は熱と共に排ガスを室内にもたらすため、燃焼過程において多種多様な汚染物質を室内に放散する。そのため、在来よりその危険性に鑑み、数多くの研究が成されてきた。本研究では、広く使用されている最近の開放型燃焼器具の汚染物質発生量を定量的に明らかにすることを目的とした。今回の実験では器具のVOCs発生量とアルデヒド類発生量は定常燃焼時に比較して、点火時と消火時に増大するという知見を得られた。また、器具非使用時にもある種のVOCやアルデヒドが発生しており、各物質の器具発生量を明らかにした。
著者
久住 知裕 岡田 誠之 前田 信治
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成25年度大会(長野)学術講演論文集 第1巻 給排水・衛生 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.177-180, 2013 (Released:2017-11-18)

浄水場での塩素の多量添加を受け、水道水中に発がん性生成物が発生している現状を防止するためには、建物内の配管において遊離残留塩素濃度の減少が把握しなければならない。そこで本研究は、建物内の配管における遊離残留塩素濃度の減少を実験的に解明した。
著者
馬場 芳樹 李 知殷 上野 貴広 高口 洋人 赤司 泰義 住吉 大輔 林 鍾衍
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成29年度大会(高知)学術講演論文集 第10 巻 都市・環境 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.157-160, 2017 (Released:2018-10-20)

従来の研究によって都市環境負荷の長期予測シミュレータ「ハビタットモデル」を開発した。 その中に含まれるCO2排出原単位モデルは大規模都市のみを対象としていたため、原単位モデルを改善し、統計情報が不十分な小規模都市でも原単位モデルが構築可能であることを示した。 また、構築したモデルを用いて様々なシナリオを評価したところ、原子力発電の停止はCO2排出量の増加が最も大きく、電気料金の上昇はCO2排出量が最も削減出来ることが明らかとなった。
著者
鈴木 琢幹 井上 隆 前 真之 高瀬 幸造 崔 榮晋 盧 炫佑
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成30年度大会(名古屋)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.157-160, 2018 (Released:2019-10-30)

本研究では、我が国の住宅のエネルギー消費量の過半数を占める暖房・給湯用途の負荷削減を目的とし屋根面の太陽エネルギーを発電だけでなく集熱にも利用するPhotovoltaic and thermal(以下,PVT)パネルを用いたPVT活用型屋根空気集熱式ソーラーシステム(以下、本システム)を対象とした。戸建住宅に本システムを導入する場合の快適性および暖房・給湯負荷削減効果について把握するため、省エネルギー基準における地域区分6地域を対象に街区密度・太陽エネルギー利用形態に着目した検討をおこなった。
著者
飯嶋 和明 前山 二郎 東浦 光晃 高見 計行
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.1083-1086, 2007

The performance was examined about the apparatus that dehumidified the steam included in compressed air by using the closed-circuit evaporative cooling tower. The steam included in compressed air is condensed easily, because the pressure rises. In general,we dehumidify the compressed air with a dehumidifier of the adsorption type or the freezer type. In this sturdy, we examined the performance of the apparatus that cools and dehumidifies directly by using the closed-circuit evaporative cooling tower.
著者
松本 真一
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第5巻 熱負荷・外皮性能・シミュレーション 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.97-100, 2019 (Released:2020-10-31)

This paper describes calculation procedure of the solar declination and the equation of time which are fundamental data for building/equipment/component energy calculation and design. In this paper, calculation procedure of the modified method is explained concisely and its calculation accuracy is discussed.
著者
坂本 裕 秋元 孝之
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.333-336, 2019

<p>知的生産性を定量的、客観的、長期的、非接触、かつ安価に評価する方法として顔認証カメラで評価することができないか検証を行った。この評価方法が確立されれば今後は知的生産性に最適な温熱環境制御など、新たなパーソナル空調用センサとして開発する。</p>
著者
岩間 寛彦 北村 武志 吉永 紀
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.305-308, 2019

<p>本プロジェクトは、地方民間放送局の開局35周年に合わせ、2017年夏に行われた社屋の移転・建設プロジェクトである。 放送局用途は24時間運用にて多量のエネルギーを使用するという施設特性がある中で、導入した各種省エネルギー技術と、建物のエネルギー使用量に関する主要なBEMSデータの解析結果、さらには放送継続に必要なBCP計画について報告する。</p>
著者
田辺 新一 中野 淳太 森井 健志 宇留野 恵 後藤 悠 坂本 圭司
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成17年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.901-904, 2005-07-25 (Released:2017-08-31)

Field survey on thermal environment and questionnaire survey were conducted over three seasons at three train stations, and thermal comfort was quantitatively evaluated. Moreover, usage patterns and passengers' attitude towards the station environment were investigated in order to comprehensively identify the thermal environment required for train stations. Environmental control of the entire station by air-conditioning would not be energy efficient due to its open structure, and task-ambient air-conditioning strategy is proposed.
著者
姜 允敬 長野 克則
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成28年度大会(鹿児島)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.37-40, 2016 (Released:2017-10-31)

The microbial contamination in the ventilation system and the indoor air quality were evaluated in the underground shopping mall, Sapporo. The energy consumption of the shopping mall was investigated for five years from 2010 to 2014. Airborne microbial contaminations in the shopping mall were measured during summer and winter on weekdays and weekend-days. Species of the airborne bacteria was identified by the 16S rDNA sequence analysis.