著者
根岸 紗弓 坂上 恭助 飯尾 昭彦 清水 康利 豊貞 佳奈子 岩﨑 彩雅
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第1巻 給排水・衛生 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.37-40, 2014 (Released:2017-11-15)

現状の住宅に設置されている水まわり設備機器がCO2削減にもたらす効果を定量的に把握することが必要である。その一環として,入浴行為やシャワー使用の実態を把握することを目的に夏期・冬期におけるシャワー使用の測定を行った。実際の使用時の使用時間、流量、使用温度を明らかにした。
著者
依田 柊 野元 彬久 高橋 好斗 尾方 壮行 田辺 新一
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.85-88, 2019 (Released:2020-10-31)

人体体温調節モデルJOS-2を用い、暑熱環境における熱中症リスクを評価した。はじめに、夏季屋外にて被験者実験を行い、実験で得られた生理量データをもとにJOS-2の予測精度を検証した。次に、都市における代表的な暑熱環境適応策をいくつか取り上げ、適応策による熱中症リスクの低減効果を、JOS-2の生理量予測値を用いて、代謝量別に検討した。
著者
藤村 寛子
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成25年度大会(長野)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.1-4, 2013 (Released:2017-11-18)

高気密・高断熱住宅の普及に伴う過乾燥の増加に注目し、室内湿度が人体に与える影響を実験的に明らかにした。特に化粧品業界で注目されている敏感肌を被験者にスクリーニングし、非敏感肌と敏感肌への影響を比較した。その結果、非敏感肌と敏感肌では主観評価で、特定の湿度条件で快適感・肌の状態の感じ方に有意に差が生じた。乾燥対策という点では主観・客観両面の結果から、非敏感肌は50%以上、敏感肌では60%程度を維持する事が重要であると考えられる。
著者
和田 潤 井田 浩文 田澤 慎也 瓦口 泰一 叶 喜代森 上野 剛 吉村 天 秋元 孝之
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.85-88, 2014 (Released:2017-11-15)

断熱等級2・3・4の住宅を用いた実験により,住宅の高断熱化は,開口部からの日射遮蔽がなされていれば,夏期のエアコン冷房においても電力消費を増大させる要因とはならず,特に電力の逼迫する外気温の高い日において効果が大きいことが検証された。また,エアコンの間欠運転 (30・60・90分間の一時停止)は,日積算電力量の削減にはつながらず,すなわち省エネルギーとはならず,再起動後のピーク電力のみが高くなる結果となった。。
著者
アブリティプ アブライティ 阪田 升 高橋 裕子
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.141-144, 2019 (Released:2020-10-31)

受動喫煙は社会問題にまでなりつつあるが、喫煙室の煙の広がりについて評価した例は少ない。 本報告では移動物体CFD解析手法を用いて、人体が喫煙室を退出する際の煙濃度の移流拡散状況の再現を試みた。スライド式ドアとヒンジ式ドアの2つの種類のドアを対象に解析を行い、現場実測での煙(VOC)濃度との対応について考察した。
著者
岡崎 愛 伊香賀 俊治 平田 潤一郎 西村 三香子
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成29年度大会(高知)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.21-24, 2017 (Released:2018-10-20)

執務者の知的生産性向上は多大な経済効果をもたらし、室内温熱環境は知的生産性に大きな影響を与えると指摘されている。また、床近傍の低温環境が温熱不満や皮膚温低下に繋がることから、床近傍室温が冷えを介して知的生産性に及ぼす影響の検証を目的とし、被験者実験を行った。床近傍の低温環境は、足元の皮膚音低下、不快感を伴う冷えを生じさせ、知的生産性を低下させる可能性が示された。
著者
倉渕 隆 小笠原 岳 熊谷 一清 浅利 雄太郎
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成21年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.1339-1342, 2009-08-18 (Released:2017-08-31)

Indoor environmental condition to control influenza infection has been a matter of concern from a viewpoint of public health. Following Shaman et al.'s work, Harper's data concerning influenza virus survival rate was reanalyzed to find out relationship between humidity and virus survival rate which is presumably correlated with influenza transmission. It was found that the virus survival rates were highly correlated with absolute humidity even for very short and long elapsed time after released to atmospheric air. Influenza virus survival rate was well represented with a single decay curve by taking half-lifetime period as a representative time scale.
著者
山本 政宏 横山 純子 永田 諒子 竹下 朱美
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成25年度大会(長野)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.105-108, 2013 (Released:2017-11-18)

学校などの公衆トイレでは尿由来の不快な臭いが問題となっている。本研究では、学校トイレの臭気発生メカニズムを検証し、臭気発生における床材と清掃方法の影響について調査した。実使用を想定した再現試験の結果、湿式清掃の場合、床タイルの目地に染み込んだ尿が腐敗することによって臭気が発生した。学校トイレ現場の調査結果でも、湿式清掃トイレで目地のある和式便器回りの菌、アンモニア量、臭気強度が高く、再現試験と同様の結果であった。
著者
阿部 加奈子 倉渕 隆 飯野 由香利
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.193-196, 2014 (Released:2017-11-15)

本研究では、教室の方位や階数の違いによる冷房時の室内温熱環境や児童の温冷感の実態を調査し、冷房時の設定温度の指針を示す基礎資料の収集を目的とした。その結果、階数や方位によって室内環境は異なっており、一定の温度で全ての教室を制御することは適切ではないかもしれないという結果となった。また、教室及び生徒の熱の順応性等の条件も考慮する必要があると考えられる。
著者
加藤 健一郎 中村 勉 横手 幸伸 松島 俊久 小池 道広 北田 寿美 佐藤 直毅 柳井原 務 横田 茂夫 小林 潔
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第1巻 給排水・衛生 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.221-224, 2014 (Released:2017-11-15)

配管のねじ接合に関する施工実態の把握を目的に、①アンケートによる施工内容に関する調査の実施、②テープシール併用時のトルクに関する確認実験を実施した。本報では、これらの調査と実験の結果について報告する。
著者
小林 弘造 北村 規明 田辺 新一 西原 直枝 清田 修 岡 卓史
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成17年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.2053-2056, 2005-07-25 (Released:2017-08-31)

The field study for 134 days, concerning indoor environment quality and productivity of call-center workers, was conducted. Call data of total 13,169 workers was analyzed. The rate of response to calls was adopted as an index to evaluate the worker performance. Worker performance decreased by 2.1 % when the average indoor air temperature rose at 1.0℃. The possibility of the improving productivity under thermal comfortable environment was suggested.
著者
岩下 剛 中島 均
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成28年度大会(鹿児島)学術講演論文集 第8巻 性能検証・実態調査 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.393-396, 2016 (Released:2017-10-31)

東京都の公立小中学校普通教室では冷房機器の導入が進み、ほぼ100%となっている。冷房導入が学生の学力へ及ぼす影響を把握するために、冷房導入前後の自治体ごとの学力テストの結果を用いて調査した。その結果、一部の市において冷房導入の効果が見られたが、全体的な傾向は明確でなかった。さらなる解析・考察が必要である。
著者
新井 善人 白石 靖幸 長谷川 兼一 鍵 直樹 坂口 淳 篠原 直秀 三田村 輝章
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.129-132, 2014 (Released:2017-11-15)

本報では、インターネットを用いたアンケート調査結果を基に、乳児・幼児・児童を対象としてダンプネスの程度やアレルギー性疾患の有無の地域差及び関係性について分析し、健康影響について検討を行なうことを目的としている。児童のアレルギー性疾患の有無を目的変数としてロジスティック回帰分析を実施した結果、個人属性による影響は大きいものの、ダンプネスの程度が児童のアレルギー性疾患の有無に影響を与えていることが示唆された。
著者
山岸 航 川瀬 貴晴 岩淵 弘太
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成18年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.699-702, 2006-09-05 (Released:2017-08-31)

Latest power generation efficiency of photovoltaic systems is about 15%. We carried out 2 experiments to improve the power generation efficiency. One is on the improvement of the efficiency by using solar reflections from walls or eaves. Another is on the improvement of the efficiency by cooling a photovoltaic module by spraying water.
著者
坂部 芳平 鈴木 大隆 伊庭 千恵美 松岡 統 最上 美緒
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成17年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.353-356, 2005-07-25 (Released:2017-08-31)

The characteristic of gap for every specifications, such as a floor, a wall, a roof, an opening, etc. which constitutes structure skeleton in buildings of wood frame construction system, has been grasped quantitatively. Furthermore, a comparison with the result depended on survey of the airtight performance in buildings that have already been built was performed, and the validity of a measurement result and the extendibility to a real residence were examined.
著者
鈴木 陽代 山中 弘次 藤田 雅司 野上 尊子
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成20年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.737-740, 2008-08-08 (Released:2017-08-31)

We have developed the pure water and functional water system for household use that provides pure water by RO and saves water consumption by producing mild alkaline and acidic water with electrolysis of rejected water from RO. Pure water shows excellent abilities in scale inhibition and reducing the amount of detergent in laundry washing. Natural detergent, less than a half of standard amount, has still demonstrates sufficient cleaning ability when it has used with pure water, which suggests the decrease of burdens on the environment. Alkaline and acidic water has shown effective decomposition of alkaline degradable agrichemical and sufficient sterilization abilities, respectively.
著者
宮崎 博之 伊藤 翼 中山 浩 廣田 真史
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第3巻 空調システム 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.209-212, 2019 (Released:2020-10-31)

個別分散空調は、室外機の設置状況(壁近傍、集中設置等)によっては、高温(冷房時)の吹出空気を吸込面から直接吸込むショートサーキットが生じ、能力が低下することが知られている。本研究では、室外機の設置状況、外気温度、負荷率によりショートサーキットがエアコンの性能に与える影響を定量的に把握することを目的にする。本報では環境試験室に建物壁や障害物を模擬した壁を設置し、室外機の吸込温度と外気温の関係について明らかにしたので報告する。
著者
池本 和大 井上 雅之 山本 正顕
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和2年度大会(オンライン)学術講演論文集 第5巻 熱負荷・外皮性能・シミュレーション 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.57-60, 2020 (Released:2021-10-28)

従来、中高層集合住宅で用いることのできる耐風圧、防火等の各種性能基準を満たすサッシはアルミサッシしかなかった。しかし、ZEH-Mの普及を想定し、中高層集合住宅で採用可能なアルミ樹脂複合サッシが開発された。本研究では、集合住宅におけるZEH-M仕様を想定し、多くの導入が想定されるアルミ樹脂複合サッシと二重サッシの防露性能評価を行なう。追加実験として、一般住宅でも採用が見込まれる二重サッシを一般断熱仕様のRC躯体に設置し、同様に防露性能評価を行なう。