著者
和田 英一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.389, 2019-04-15

60年余にわたって見たり使ったりした計算機を回顧する. そういう計算機にはEDSAC, PC-1, TX-0, IAS計算機, ILLIAC I, HITAC 5020, 階差機関,タイガー計算機, クルタ, メルセデスユークリッド, 微分解析機などがあった.
著者
佐藤 義弘
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.446-450, 2019-04-15

「情報のディジタル化」は現行学習指導要領の「情報の科学」「社会と情報」においていずれも取り扱われる内容で,さまざまな種類の情報がコンピュータではどのようにディジタル表現され,取り扱われるのかを学ばせる単元であり,具体的には数値のディジタル化,文字のディジタル化,画像,音,動画のディジタル化について学ぶ内容となっている.生徒たちは特に意識をすることなくこれらのディジタルデータを活用しているが,その理論を学ぶことでより良く活用できるようにするとともに,ディジタルの良い点や悪い点ついて考えられるようになることや,コンピュータにおける処理について考えられるような授業の工夫を紹介する.
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.454-455, 2019-04-15
著者
井上 創造
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.600-604, 2013-05-15

スマートフォンを用いた行動認識を実用化するためには,行動を機械学習させるために多様で現実的な行動データを集める必要がある.ところが,多様な行動データを多くの人から集めることは容易ではない.本稿では,スマートフォンを用いた行動データの大規模な収集について述べ,その経験から得られた知見および実用的な行動認識のための課題を述べる.特にアノテーションにおける問題について触れ,補完情報の重要性を指摘する.また,実際の病棟で行った看護行動センシングを紹介し,その中で加速度と音声から看護師が看護を行った区間を検出しアノテーションに活用する手法について述べる.
著者
伊藤 貴康
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.38, no.10, pp.932-937, 1997-10-15
参考文献数
8
被引用文献数
5
著者
橋本 智志
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.1111-1116, 2016-10-15

家庭用ゲーム産業は1970年代の誕生以来,質的にも量的にも劇的な進化を遂げてきた.本稿では各プラットフォームに見られた特徴を世代毎に俯瞰することで40数年という短い期間に観測された激しい変遷を追い,プラットフォームビジネスの態様を知ることを目的とする.
著者
吉田 葵 伊藤 一成
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.342-345, 2019-03-15

プログラミング教育への関心の高まりを受け,情報処理学会では,ジュニア会員を対象とした「Exciting Coding! Junior」を2016年度より開催している.本稿では,2018年9月15日に開催された「Exciting Coding! Junior 2018」のワークショップ設計方針及び内容について報告する.
著者
川上 玲
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.350-351, 2019-03-15

ミンスキー博士の脳の探検 -常識・感情・自己とは-」は,人工知能の父と呼ばれるマービン・ミンスキーが,脳の情報処理に関するアイディアをさまざまに記したものである.ミンスキーは,数学,コンピュータ科学,脳科学,動物学,に造詣が深く,彼の博識さから紡ぎだされる推測(具体的には,「思考素」,「意識の階層化」,「批評家-選択家モデル」など)を通じ,読者は学習や心的活動がどのような仕組でありうるかを想像することができる.感情も思考の一種に過ぎない(であろう)ことや,多くの無意識のプロセスにより意識に上る情報がいかに選択された後のものであるかを実感できる.
著者
春日井 優
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.354-359, 2019-03-15

これまでの「情報B」・「情報の科学」は実施率が低い実態がありました.「情報I」が必履修科目に変わり,「モデル化とシミュレーション」も位置付けられています.指導の参考になるよう「確定的モデル」と「確率的モデル」に分類して説明しています.さらに,教材の探し方についても説明しています.
著者
高橋 大介
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.50, no.12, pp.1228-1234, 2009-12-15
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.356-379, 2018-03-15
著者
大島 武 津田 雄一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.7, pp.660-664, 2015-06-15

はやぶさ2は,近地球型小惑星にランデブーし,その場観測/サンプル採取を行い,地球にサンプルを持ち帰る探査機である.ミッション運用時の地球距離は最大3.6億kmであり,往復伝搬遅延時間は40分である.また,海外局を使用しない場合,1パスの可視時間は8時間程度であり,非可視時の運用が必要となる.このような特徴を持つことから,はやぶさ2には,次のような機能が必要となる.①往復伝搬遅延時間が長い→地球上の人間を介した判断では間に合わないため自律化が必要.②非可視時間帯がある→自動化/自律化が必要.はやぶさ2の自動化自律化機能について,①自律化運用の土台となる自動化,②自動化機能を活用した自律化,の順で解説する.
著者
仲俣 暁生
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.53, no.12, pp.1256-1259, 2012-11-15
著者
久野 靖
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.244-247, 2019-02-15

アブストラクト:大学初年次のプログラミング教育の事例として,電気通信大学の「基礎プログラミングおよび演習」の内容とその運営指針について説明している.科目の設計に際しては,これまでのプログラミング教育に見られた問題点を省みて,「離陸ファースト」をはじめ多くの独自の指針を設定している.
著者
竹内 健
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.49, no.9, pp.1090-1098, 2008-09-15

NANDフラッシュメモリのコストが劇的に低下したことにより、NANDフラッシュメモリをPCのストレージとして使うSSD(Solid-State Drive)が注目を集めている。高性能・高信頼性・低消費電力 のSSD を実現するためには、デバイス技術・回路技術・NANDコントローラー技術・OSなどの幅広い技術分野で最適化を行うことが必要である。本解説では、NANDコントローラ技術・OSを中心に、SSD応用に向けたフラッシュメモリ技術の最新動向を紹介する。
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.280-281, 2019-02-15