著者
板倉 文忠 東倉 洋一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.19, no.7, 1978-07-15
著者
瀧 寛和 石川 幹人 伊藤 昭 岡 夏樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.57-65, 2002-01-15
参考文献数
7
被引用文献数
3

この解説では,人の心や認知的な心をそのまま論じるのではなく,工学的に機械の心をどのように捉え,どのような仕組みとして実現すれば,有用な機械を構築できるかを考えてみる.鉄腕アトムのような心を持った,より人に近い機械を実現していくには,どのような技術が必要になってくるのかを,その歴史と技術動向からみていきたい.
著者
大倉 典子
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.124-127, 2016-01-15

情報通信基盤が整備した21世紀の高度情報化社会において,日本生まれのゲーム・マンガやアニメーションなどのいわゆるディジタルコンテンツが世界中に広がっている.一方,従来のものつくりの価値観である性能・信頼性・価格に加え,感性を第4の価値すなわち「感性価値」として認識しようという国の取組みも開始された.著者らは,日本生まれのディジタルコンテンツの人気の大きな要因の1つにキャラクタ等の「かわいさ」が挙げられると考え,人工物の感性価値としての「かわいい」に着目し,その物理的諸属性を系統的に解析する研究を行ってきた.ここでは,「かわいい形」「かわいい色」「かわいい質感」「かわいい大きさ」について,概説する.
著者
楠 正憲
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.324-326, 2018-03-15

2018年1月26日深夜,みなし仮想通貨交換業者のコインチェック社が記者会見を行い,ブロックチェーンNEM上で流通する仮想通貨XEMの約580億円分が不正アクセスによって漏洩したと発表した.本稿では流出した仮想通貨が取り戻せる可能性, NEM財団によるコインの追跡と犯人側の対抗策について解説するとともに, 仮想通貨業者の安全性を高め, 社会からの信頼回復のために必要となる安全対策基準, これまでの公開鍵基盤とは異なる仮想通貨の鍵管理や, 仮想通貨や仮想通貨交換業者についての体系的な脅威分析の必要性について解説する.
著者
稲見 昌彦
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.480-481, 2018-04-15
著者
大山 恵弘
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.482-482, 2018-04-15
著者
中川 晋一 八尾 武憲
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.50, no.7, pp.633-640, 2009-07-15
参考文献数
7

私(中川)が2008年の10月13日に心筋梗塞を発症して4月で6カ月が経過した.幸運にも心臓カテーテルで処置のできる医療機関がいくつもある東京都の市部で,休日の午後8時前後という最も人的リソースのある時間帯で発症したため,難を逃れることができた.錆びついてはいるが10年ほど前まで,医師として救命救急の最前線での業務をこなしていたこともあり,知識のまったくない一般人ではなかったこともリテラシーとして役立った.しかし,意識下で情報通信の研究者として経験したことは,インターネットを用いた遠隔医療に関する技術開発1),2)を行ってきた者として,最近若干感じていたネットワーク技術や今回のライフログなどの関連技術が,いかに「研究者寄り」のものであり,急激に発症した一患者の生命を救うためには無力なものであるかを実感させた.今回のライフログ特集に寄せて,患者経験のある医師免許を持つ情報処理研究者として感じた経験を述べ,ライフログの実用化について検討したい.
著者
帰山 敏之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.655-660, 2000-06-15
参考文献数
5

映画は,白黒フィルムによる無声映画に始まり,トーキー化,カラー化の革命により発展してきた.そして今,映画の歴史において新たな革命が起きている.それは,映像メディア業界に急速に進むデジタル化への電子技術革新により,映画の撮影から配信,上映に至るまでまったくフィルムを使わない映画が実現してきたことである.
著者
疋田 輝雄
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.49, no.7, pp.728-735, 2008-07-15

コンピュータ科学カリキュラム標準J07-CSは,1997 年のJ97すなわち「大学の理工系学部情報系学科のためのコンピュータサイエンス教育カリキュラムJ97」の後継である.米国のコンピューティングカリキュラムコンピュータ科学CC2001CSを形式および内容の面から参考にし,これに多数の変更と追加を加えたものである.カリキュラム標準を規定するにはまず,コンピュータ科学知識体系CS-BOK-J 2007を規定する.知識体系は専門エリア,ユニット,トピックの3レベルからなる.専門エリア(area)は15分野からなり,さらに,エリアを構成する各ユニットは,トピックと,ユニットの学習成果からなる.エリアやユニットの内容は,米国案をもとにして,日本の技術および大学教育の実状と最新技術の動向を踏まえて多数の改変を加えた.個々の授業科目(course)はこの知識体系をもとにして,ユニットを組み合わせて構成する.今回のCS カリキュラム標準の目標は,J97の後継として,既存の理工系情報学科を想定することに加えて,国際的な整合性,日本の科学技術の特徴を活かすこと,および最新技術への考慮である.カリキュラム標準の提示形式の上でこれまでのJ97との違いは,米国版にならって,科目ではなく学問的な知識体系(Body of Knowledge)を最初に与えることと,コアユニットとして必修の項目を導入したことである.成果主義教育としての各ユニットにおける学習成果が設定されている.さらに,24の具体的な科目構成例が提示されている.
著者
江見 圭司
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.263-263, 2018-02-15

組込み技術協会主催ETロボコンの関西地区実行委員長を引き受けて,2017年で10年を迎えました.10年間の雑感を述べた.
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.330-352, 2018-03-15
著者
増澤 利光
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.381-381, 2018-03-15
著者
佐久間 洋司
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.384-385, 2018-03-15

情報処理の分野においても学生時代からの海外経験は重要ですが,他の東アジア諸国と比べると日本からの留学者数は少ないのが現状です.本稿では,留学をためらう理由として挙げられる金銭的な事情に関連して,給付型奨学金の中でも充実した支援を受けられるトビタテ留学JAPAN日本代表プログラムについて紹介いたします.また,同分野を専攻する本プログラムの奨学生の交換留学・研究留学とインターンシップの経験をご紹介することで,留学機運の醸成に寄与することを目指します.皆様が関係する学生に留学を進める際の資料として,本稿を活用して頂ければ幸いです.
著者
船橋 力
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.382-383, 2018-03-15

グローバル人材育成の必要性が叫ばれる中,文部科学省は官民協働で留学を促進するキャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を2013年から運営.主な取り組みである「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」では民間寄附による高校生,大学生を対象とする返済不要の留学奨学金を給付しており,すでに4,300名を輩出してきた.2017年からは最先端テクノロジーを学ぶ学生のための枠も新設している.本稿では同制度の背景,概要と,奨学金を利用してトロント大学に留学し人工知能について学び,シリコンバレーでインターンシップを経験した大阪大学の佐久間洋司さんによる体験談を御紹介する.