著者
稲津 和磨
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.6, pp.557, 2020-05-15

中国から通販で購入した3Dプリンタのキットとの紹介と,その活用事例について紹介し,自分だけの「モノ」を作る体験の面白さを伝えます.
著者
須崎 有康 佐々木 貴之
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.6, pp.576-579, 2020-05-15

近年のOSは再規模/複雑になっており,脆弱なコードの混入を完全には取り除くことができない.このため,物理的にOSとは隔離して実行する機能であるTrusted Execution Environment (TEE)が高機能なCPUでは備わっている.よく使われているCPUのTEEとしては ARMのTrustZone,IntelのSGX(Software Guard Extensions),RISC-VのKeystoneが挙げられる.残念なことに,それぞれのTEE実装はそのコンセプトやターゲットが異なり,誤解を招いている.本論文ではそれぞてのTEE実装について解説するとともにその違いについて説明する.また,活用分野の理解を深めるためにユースケースとして鍵管理,ペイメント機構,プライバシー保護などを紹介する.
著者
神嶌 敏弘
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.12, pp.1368-1372, 2014-11-15

データ分析における社会的問題の側面を扱う本特集の中で,本稿では,データマイニングにおける公正性・中立性について述べる.前半では公正性に関するWeb広告での事例をとりあげ,このような問題に対処するための公正配慮型データマイニングの技術を紹介する.後半では,個人化技術の中立性に関する指摘であるフィルターバブル問題をとりあげ,個人化技術コミュニティでの議論と調査研究を紹介する.
著者
和田 俊和
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.104-108, 2019-01-15

近年のオープンアクセスジャーナルの流れに沿って登場し,増加の一途を辿っている粗悪学術論文誌と粗悪学術会議について,その背景,見分けるためのチェックポイント,具体的な弊害,ブラックリストの必要性,研究者倫理との関連,対策,等について概説した.
著者
久保 陽太郎
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, pp.500-508, 2013-04-15
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.1068-1077, 2016-10-15
著者
大堀 淳
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.49, no.11, pp.1246-1250, 2008-11-15

SML#は,文部科学省委託研究e-Society基盤ソフトウェアの総合開発の課題「プログラム自動解析に基づく高信頼ソフトウェアシステムの構築技術」の主要な実現目標の1つとして,東北大学電気通信研究所が有限会社算譜工房と共同で開発してきたML系次世代高信頼プログラミング言語である.レコード多相性,ランク1多相性,データベースの多相型理論,相互運用性の型理論,型主導コンパイル理論などの我々の基礎研究成果に基づく種々の機能を含む最先端のML系言語であるばかりでなく,C言語やJAVA,データベースとのシームレスな連携,多バイト文字処理等のライブラリ,自動プログラミングツールなどをサポートする実用性の高い言語を目指している.本稿では,SML#の開発の背景と意図を概観した後,SML#の特徴をプログラム例などを用いて紹介する.
著者
一力 遼
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.242-242, 2013-02-15
著者
蘇 耀国
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.241-241, 2013-02-15
著者
片岡 真 香川 朋子
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.464-469, 2014-04-15

近年,テクノロジーの著しい進歩やコンテンツのディジタル化が進み,図書館でも冊子資料に加え,電子ジャーナルや電子書籍,学術データベース,機関リポジトリ,ディジタルアーカイブ,電子教材など,様々なコンテンツをWeb上で提供している.また,貸出更新や施設予約,図書購入,自著のセルフアーカイブなどのサービスもWeb化が進んでいる.九州大学附属図書館では,「すべてのWebサービスを統一的にデザインし,大学の学術コンテンツ基盤として有機的に機能させる」ことを基本コンセプトとし,標準的な技術を用いたユーザインタフェースの構築とデザイン,データ管理システムの統合を進めてきた.そのコンセプトと技術について紹介する.
著者
円城 塔
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, 2013-02-15
著者
松尾 真一郎
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.e1-e7, 2023-09-15

ブロックチェーンと関する研究開発は,Satoshi Nakamotoの未査読の論文から想起される形で,基礎的な研究から幅広い応用の実現までさまざまな形で行われている.一方でその多くは,Satoshi Nakamotoの発明につながる技術史を考えた場合,Satoshi Nakamotoの発明がサイバー空間におけるトラストの実現方法に与えたインパクトを台無しにしているか,それゆえにブロックチェーンそのもののセキュリティを犠牲にする結果になっており,結果として「Why Blockchain(なぜブロックチェーンを使うのか)」というう疑問を生じさせている.本稿では,改めてSatoshi Nakamotoの発明が与えたインパクトを振り返り,ブロックチェーンがもたらしているもの,もたらしていないものを振り返った上で,今後のブロックチェーンの研究開発の方向性を述べる.
著者
松尾 真一郎
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.11, pp.1082-1087, 2015-10-15

暗号技術は情報を守るだけでなく,新たなサービスを実現するためにも利用される.その代表例としてお金を暗号技術を使って表現する電子マネー技術がある.本稿では,1980年代以降の初期の電子マネー技術の検討から,ここ数年話題になっているBitcoinを代表するディジタル通貨について概要を述べると同時に,ディジタル通貨が今後ネットワーク時代の経済を支える新たなインフラストラクチャーになるために,暗号技術をはじめとする諸技術がどのように整備され,発展される必要があるかを述べる.
著者
中野有紀子 塚原 渉 中川 正樹 黒須 正明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.48, no.11, pp.1242-1250, 2007-11-15
被引用文献数
1

利用者の視点に立ったより使いやすい製品を開発するには,ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)の専門家からの視点が重要だといわれている.このような状況の中,企画段階から開発プロジェクトに参加し,さまざまな専門分野の人たちと協調してプロジェクトを推進できるHCI専門家の養成が求められている.本稿では,日本におけるHCI教育のさらなる改善に役立つ情報を提供することを目的とし,2006年にアメリカの4大学とヨーロッパの2大学のHCI教育を視察した内容をまとめ,各大学のカリキュラムの特徴,実践的教育を中心に解説する.
著者
西端 律子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.52, no.7, pp.868-873, 2011-06-15

7 0 0 0 OA 会長挨拶

著者
山下 英男
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, 1960-07-30