著者
大橋 拓文
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.238-240, 2013-02-15

私は2011年3月のコンピュータとの九路盤対戦をきっかけに,九路盤の奥深さに興味を持ち,コンピュータを使った,九路盤研究を始めた.まずは,九路盤を研究する意味を,人間とコンピュータ双方の立場から考えてみることにする.
著者
黄瀬浩一 岩村 雅一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.49, no.9, pp.1082-1089, 2008-09-15
参考文献数
22
被引用文献数
8
著者
寺島 裕貴
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.6, pp.541-543, 2016-05-15

音楽から知覚が生まれる場所は脳である.しかし,豊かな音楽を持つヒトの脳の中身を直接覗くのは容易ではなく,音楽と脳の関係についての理解はまだ限定的である.本解説では,音楽に対するヒトのマクロな脳活動と,音楽を構成する要素であるピッチにかかわる動物のミクロな脳活動を題材として,その解析や理解に情報科学的手法(行列分解, ICA, Deep Learning (CNN))が使われている近年の例を解説する.
著者
和泉 潔
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.549-556, 2014-05-15

本稿では,いわゆるビッグデータによる社会現象の予測にいくつかの困難な点があることを示し,その一番の原因として,社会経済現象におけるミクロ・マクロ関係のダイナミクスを挙げる.そして,その問題を解決する1つのアプローチとしてのエージェントシミュレーションの可能性を論じる.本稿では,大規模実データからのエージェントモデル構築とシミュレーション結果の評価について,構成論的なアプローチに基づくエージェントベースの社会シミュレーション研究の新たな方法論,可能世界ブラウザを紹介する.さらに,可能世界ブラウザの応用例として,実際の購買データに基づいたシミュレーションによる購買ターゲットの特定と,エージェントシミュレーションを安全な空間設計に用いた研究事の2つを紹介する.
著者
苫米地 英人
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.33, no.7, 1992-07-15
著者
前田 英作 南 泰浩 堂坂浩二
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.624-640, 2006-06-15

私たちの身近にいつも寄り添い,見守り,そっと支えてくれる存在,かつて私たちはそれを「妖精・妖怪」と呼んでいた.物質的な利便性より精神的な安定と豊かさを追うべきこれからの時代に,情報科学技術が取り組むべき課題はこの妖精・妖怪の復権である.本論文では,それを新しい「環境知能」と呼ぶ.復権すべき妖精・妖怪の世界とは何か,情報科学技術との接点は何か,それにより実現される生活様式は何かについて論じるとともに,環境知能の実現に向けて今後取り組むべき具体的課題を提起する.
著者
浅川 智恵子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.184-185, 2021-03-15
著者
小松 英彦
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.22-28, 2009-01-15

大脳皮質で視覚情報処理に関係する部分はいくつもの領域に分かれる.これらの領域は並列階層的に構成されており,異なる種類の視覚情報は異なる経路で処理され,局所の特徴から段階を経て階層的にグローバルな特徴が取り出されるが,最近の研究はその中間段階の処理の内容や高次領野において物体のカテゴリがどのように表現されているかを明らかにしつつある.また,認知的な行動の制御を行うために前頭前野からの信号により視覚皮質の活動が適応的に修飾を受けていることが明らかにされつつある.脳における視覚情報処理の全体像について,ヒトのモデル動物であるサルから得られた新しい知見を交えて解説する.
著者
美添一樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.686-693, 2008-06-15
参考文献数
6
被引用文献数
11

囲碁は,主なボードゲームの中でコンピュータの挑戦を拒み続けてきた唯一のゲームである.囲碁の難しさは良い評価関数を作ることが困難であるということに起因していた.しかし2006年にコンピュータ囲碁の世界にまったく新しいアルゴリズムがもたらされた.評価関数が不要という画期的な探索アルゴリズム,通称,モンテカルロ木探索と呼ばれるものである.登場から2年あまりで9路盤ではプロ棋士を破るほどの強さを獲得した.そのアルゴリズムの性質や理論的背景について述べ,今後の展望を探る.
著者
山本 泰智
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.7, pp.594-599, 2016-06-15

生命科学分野には,実験で得られたデータおよび実験に基づき記述された論文から得られたデータを納める多種多様なデータベースがあり,そこで記述されている概念を示す語彙の共通化とアクセス方法の共通化による相互運用性の確保は生命科学の効率的な発展に必須である.語彙の共通化を目指して様々な領域オントロジーが開発され,また,アクセス方法の共通化のためにRDFが採用されつつある.この結果,国内外で生命科学分野のLODが充実してきたが,研究の進展により得られた知見はそれまでの語彙構造を変化させ得ることから,蓄積されている膨大なデータや知見の間の関係性を適宜整理できる技術基盤を構築することが望ましい.
著者
秋葉 拓哉 稲葉 一浩
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.1198-1201, 2015-11-15

20年の歴史を持ち「なんでもあり」で有名な ICFPプログラミングコンテストにて,今年,日本チームが優勝と準優勝を達成しました.ICFPプログラミングコンテストの魅力や各チームの戦術を紹介します.
著者
金岡 晃
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.596-599, 2015-05-15
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.508-508, 2015-04-15
著者
五十嵐 悠紀
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.388-389, 2017-04-15