著者
江上 一郞
出版者
誠文堂新光社
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.2, no.11, pp.467-467, 1950-11-01
著者
王 立 加藤 信介 黄 孝根
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.59-61, 2016

アクティブチルドビーム(ACB)と液冷空調システム(LCAC)を設置している標準執務室の室内温熱環境を評価するために,数値流体解析により室内温熱環境寄与率(CRI)を計算し,室内の各熱源が人体周り0.2m 離れの処に与える影響を検討した.その結果,ACB はドライFCU と比べ,室内インテリアゾーンの温熱性状に大きく影響したことが分かった.また,LCAC で処理されたパソコン等の室内発熱機器は各人体に均一な影響を与えた結果が見られた.そして,各壁面は壁体近傍の狭い範囲の人体に顕著な影響を与えたことが確認された.
著者
小林 大吉 加藤 孝明 河原 大
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.327-330, 2016-07-01 (Released:2016-07-29)
参考文献数
8

VR(仮想現実)を用いて,地震火災時の市街地延焼からの避難行動を把握する予備実験を行った.本研究の成果は以下の2 点である.第一に,リアリティのある地震火災避難VR を作成し,市街地火災の状況の表現手法を開発したことである.第二に,避難行動特性把握のための実験計画の立案及び予備実験を実施したことである.なお,予備実験の主な結果は,以下の2 点である.第一に,火災1 個の場合,火災までの距離が300m で,半数の人間が避難する.第二に,火災までの実際の距離よりも,近くで発生していると感じる傾向にある.
著者
有馬 雄祐 大岡 龍三 菊本 英紀 山中 徹
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.61-68, 2014-01-01 (Released:2014-03-18)
参考文献数
21
被引用文献数
1

地球温暖化など気候変動が進んでおり,建築は気候から多大な影響を受ける.気候に適した設計を行うために,気温や日射などの気象要素から成る標準気象データを用いた熱負荷計算が行われる.現在は,各地域の過去の観測値を基にして作成された標準気象データを使用することが一般的である.しかし,建築物は長期にわたり使用され,その間に気候は変動する.そのため,将来の気候へ適応した,長期的な省エネを実現する建築設計のためには気候変動を考慮した熱負荷計算が必要である.そこで本研究では,GCMの予測する気象データを領域気象モデルによって力学的ダウンスケーリングを行い未来の標準気象データの作成する.
著者
勝田 毅 小森 喜久夫 酒井 康行
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.116-121, 2009 (Released:2009-04-14)
参考文献数
41
被引用文献数
1

組織工学は, 医学・生物学・工学の知見を応用して一度損失するともとに戻らない組織・臓器を生体外で再構築することを目指す学際的な研究分野である.その基本となる方法論は, 鋳型となる足場素材に増殖能・分化能を有する細胞を接着させ, 細胞に分化・増殖を促すシグナルを与えることよって, 細胞から組織を再構築することである.その中でも, 組織再構築能に富んだ各種幹細胞・前駆細胞の分化・増殖制御は決定的ともいえる重要な技術である.本解説では, 例としてES細胞からの肝細胞分化誘導研究を紹介しながら, 「細胞へのシグナル」に焦点を当てて解説する.
著者
小南 直翔 桑野 玲子
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.6, pp.333-336, 2017-11-01 (Released:2017-11-30)
参考文献数
2

平成28年9月19日,宮崎県都城市五十町付近の畑に発生した大規模陥没孔により,畑地の横を通る志布志道路に200mにわたって土砂が流出し,五十町IC出口が一時的に封鎖される事故が発生した.今回の事故では人的被害はなかったものの,地盤陥没は発生箇所や発生時間帯によって人的被害を伴う事故に繋がる可能性があるため,その未然防止のためにも発生原因を解明し,必要に応じて対策することは重要である.本報では,陥没孔周辺の現場状況,地盤のゆるみ,地下空洞の把握を目的として実施した調査の結果について報告する.
著者
池内 克史 大石 岳史 小野 晋太郎 岡本 泰英 鎌倉 真音
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.123-126, 2016-03-01 (Released:2016-03-31)
参考文献数
13

東日本大震災による被災前後の状況や震災遺構などをデジタルデータとして記録し,仮想化空間で再現することで防災啓発などを目指した取り組みについて紹介する.宮城県山元町~青森県八戸市の沿岸道路では,震災翌月から車載カメラにより360°映像を連続的・定期的に撮影・蓄積している.また岩手県大槌町では,被災した旧役場庁舎の精細な三次元CGを実測に基づいて構築するとともに,収集した写真等から震災前の街並みを擬似的に再現した.更に2015年2月には,同町内で震災前後の様子を移動しながら仮想的に体験するデモを行った.
著者
ディアス チャリタ 井料 美帆 霜野 慧亮 中野 公彦
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.81-85, 2017

<p>パーソナルモビリティ(PMV) は,短距離トリップにおける持続可能な代替交通手段として注目されている.歩行者や自転車交通需要の大きいアジア諸国においてPMV の公道走行を行うためには,PMVと他の交通手段とが混合する環境での相互の影響を理解する必要がある.本研究では,PMV の一種であるセグウェイを用いて,異なる混合交通条件下での利用者の追従時の反応時間を計測した.その結果,通常の追従状態では,セグウェイ利用者は自転車・歩行者に対して異なった反応時間を示し,急減速による危険な状況では,反応時間は相手の交通手段によらないことを確認した.</p>
著者
雀部 高雄 大蔵 明光 江本 房利 吉越 英之 福永 弘一
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.18, no.6, pp.142-148, 1966-06-01

あらゆる金属の総生産量のうち,鉄はつねに90%以上を占め,現代は鉄の時代ともいわれている.溶鉱炉の急速製錬化やコークスによらない新しい急速製錬法の開発には,鉄鉱石の還元機構の本質的な解明が必要である.近い将来,鉄Whiskerの製造法も問題になろう.これらの問題点をとらえ最近の研究を展望する.
著者
梶原 優介 林 冠廷 金 鮮美 小宮山 進
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.6, pp.811-815, 2013-11-01 (Released:2014-02-25)
参考文献数
12

本解説では,試料自身からの放射光をナノスケールで検出する新概念の顕微技術について紹介する.まず,THz 検出器CSIPや散乱型近接場光学系を導入することによって構築したパッシブ型THz近接場顕微鏡について説明し,空間分解能60nm (波長の1/250)にてTHzエバネッセント波を検出した観測例を示す.応用展開例の1つとして,ナノサーモメトリーについても紹介する.
著者
仙波 卓弥
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.37, no.11, pp.461-468, 1985-11-01

特集 生産・加エシステムの最適化