著者
内田 一徳 野田 武昭 松永 利明 東谷 俊一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-09-05

次式で書き表わされるような離散型畳込み演算からなる連立方程式についていかに解くかが、本研究の目的である。g_n*x_n=b_n+y_n (n=0,1,2,…,N-1)(1) ここで、g_nは既知、また未知パルス列x_n,y_nと既知パルス列b_nには、次の性質がある。x_n∈p,y_n∈p^^-,b_n∈p P={f_n|f_n=0 for n∈S^^-}, P^^-={f^^-_n|f^^-_n=0 for n∈S} (2)
著者
山本 貴司 今井 健之 中沢 正隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-09-18

光信号の波長変換技術は将来のWDMネットワークの構築において不可欠な技術であり、光ファイバ中の四光波混合は有望な波長変換法として注目されている。効率の良い四光波混合を実現するためには位相整合条件(伝搬定数差x=0)を満たす必要があり、通常は励起光を零分散波長に設定する。しかし、光強度に依存して屈折率が変化するため位相整合条件は変化する。我々は今回、光強度に依存する位相整合条件について考慮し、ファイバの零分散波長より長波長側に励起光を設定することにより最大の変換効率が得られることを解析的および実験的に示すことができたので報告する。
著者
佐宗 晃 中村 尚五
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-09-18

喉頭癌などのために喉頭全摘出を行い声帯を失ってしまった人が音声を取り戻す方法の一つに、食道に空気を貯蔵し食道入口を代用声帯として発声する食道法がある。その音質は(1)気管孔などから発生する雑音を含み、(2)発声が長く続かず途切れ、(3)ピッチ周期が不規則に変化し、(4)男女を問わず平均的なピッチ周波数が低いなどの特徴を持ち明瞭度が著しく悪い。ある程度訓練により音質を改善する事ができるが、食道者が不自由なくコミュニケーションをとれるようになるにはかなりの時間を要する。このような食道者の負担を軽減すべく、音質改善装置の研究が進められている。現在行なわれている音質改善法の一つに、腺形予測法を用いて食道音声から声道バラメータを抽出し、それをもとに人工的に生成した音源信号から音声を再合成する方法が文献などで述べられている。しかし、この方法では話者によって合成音声の音質がオリジナル音声よりも劣化すると報告されている。ここでは、食道音声から線形予測法による声道パラメータ抽出の問題点を考察する。
著者
古賀 徹 松宮 正人 宮保 徹 水谷 和宏 鵜澤 裕一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-09-05

パッケージや配線材質等から入射したα粒子がセルデータを破壊するソフトエラーは、その入射条件に大きく依存することが指摘されている。一般に入射エネルギーが低く、入射角が浅い場合がワーストケースとされ、より多くの発生電荷がノード部分拡散層へ収集される。このことは加速線源を用いたソフトエラー試験において、セルと加速線源の位置にり不均一なFail bit分布を表わす事を示している。われわれは相似型セルと同一周辺回路で構成するSRAMを試作、評価を行ってきた。そして、今回デバイス内の各セルブロック別のFail bitの比較を行い、入射条件の違いによる影響について調査を行った。
著者
馬路 徹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp."SS-19"-"SS-22", 2009-09-01
被引用文献数
1

CUDA^<TM> (Compute Unified Device Architecture)はNVIDIAのメニーコアGPGPU(General Purpose Graphic Processor Unit)上で超並列コンピューティングを実現するためのソフトウェア・プラットフォームである。CUDAアーキテクチャのCプログラムは、最小限のスレッド、ブロック分割の記述等を追加することで複雑な並列処理プログラムを高効率でGPGPU上で実行できる。本発表ではGPU(Graphic Processor Unit)アーキテクチャの進化に伴い、いかにGPUが汎用のメニーコア並列プロセッサになったかの経緯、最新のGPGPUのアーキテクチャ及びこれをプログラミングする手法に関して説明を行う。
著者
鎌倉 友男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, pp.282-283, 1997-08-13

本来, 音波の伝搬過程は非線形であるが, 日常経験する音の大きさでは大気圧のせいぜい1O^<-5>程度で, 線形化して記述しても十分である. しかし, 音圧が高くなり音響マッハ数が増すと, 音速は媒質の密度とともに速くなるので, 波面は伝搬につれて次第に急峻化し, 衝撃波が形成されるようになる. ことに, 爆発に伴うような大きな圧力変化では, 急峻な波面が容易に形成され, その波面を境に圧力, 密度が急激に変化する極限領域ができる. このような強い衝撃波と, 微小振幅の仮定から出発し, 線形理論に立脚した従来の音響学を補完する橋渡し的存在が, 非線形音響学(Nonlinear Acoustics)の位置づけである. ここで, 非線形音響現象の中でも, 波形歪み, 音響放射圧, そして音響流について, システムへの入出力特性との関連性を交えながら紹介する.
著者
横田 誠 加藤 佳仁 横山 未希子 小川 哲
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-08-13

人間の感性機能, 特に情報的感性系のモデル回路システムを考え, その構成成分システムの一つとして, 内外種々のフローに関する市場交渉的処理システムを考えている。ある楽曲パタンが生成されたとすると, 個人または集団の人々の感性処理システムに入力され, そこでは市場的判断機能が発揮される。内在的に慰撫とか鎮魂等の厚生的, あるいは宣揚, 鼓舞等の活性的要求があるところに, それに応ずる楽曲が生成されたとすると, 流行が盛んとなり, 音楽的景気空間が活性化する。 一方, その楽曲パタンの生成系は, いわゆる文化的(遺)伝系列上系でもあるが, これは又, 音楽的遺伝アルゴリズムの問題系でもある。ここでは種族的楽曲パタンの生成系として, その成分系としての遺伝的条件パタン系や, 生成の為の栄養素的部分要素パタン系等と, それ等の結合系を考える。 これ等についても, やはりいずれも, 音楽的伝子工学系の問題系としての線路系としての正規化楽曲パタン系と, そのパタンに関する音楽的意識(対応機能)系としての回路系を考えてゆくことになる。