著者
亀田 弘之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, pp.225-226, 1995-09-05

言語は、思考のための媒体(内言語)であるとともに、意思疎通のための媒体(外言語)でもあり、思考の素材としての知識を記述し、伝達内容(メッセージ)を記述・伝達するために用いられる。このことから、思考能力を向上させるためには、言語に関する能力を高めることが重要である。筆者は思考過程の解明を目指すとともに、自然言語処理技術の高度化を目的として、未知語獲得に関する研究を行っている。本稿ではこのうち、動物に関連する漢字2文字未知語の意味推定システムを、さらにより一般的なものとすることができるような拡張する方法についての検討結果につて述べる。
著者
小野田 哲也 吉川 太郎 辻岡 哲夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-09-18

新しいデータ転送コンセプ卜"Netwarp"を提案する。Netwarpはファイル転送のスルプットをGbpsクラスに高速化し、映画のような巨大ファイルを瞬時転送するものである。例えば、映画を2時間かけてrealtime転送するのではなく、10秒以内といった短時間にユーザの手元へ一括転送る。転送完了後、ユーザは自身のVideo diskにアクセスするかのように自在に映画を楽しむことができる。
著者
吉田 治生 山田 慈朗 井出 一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-09-05
被引用文献数
2

ケーブル故障等の伝送路故障時や電源故障等のノード故障時はサービスに与える影響が大きいため、できる限り早くかつ効率的に復旧させる必要がある。このため、ATM網ではVCレイヤやVPレイヤでの制御法が盛んに検討されている。本稿では、ATM網において多重故障やノード故障等の大規模故障が発生しても対応可能な故障VP救済方法を提案する。
著者
富田 貴之 太田 鉄也 村山 秀明 鶴岡 久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-09-05

遺伝的アルゴリズム(GA)は生物の進化過程に着想を得た確率的探索方法である。本研究では,熱気球のファジィ制御に遺伝的アルゴリズムを用いて,そのメンバーシップ関数の最適化を試みた。
著者
石端 恭子 西木戸 友昭 上島 博幸 松原 直樹 斎藤 裕 稲垣 正司 杉町 勝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2006, no.1, 2006-09-07

心臓ペースメーカやICD (植込み型除細動器)等の植込み型医療機器において,無線通信により外部機器とのデータ(心電図などの医療データ,医療機器の制御プログラム等)送受信を行うことで,医療従事者の行動や患者の姿勢に対する制限の解消,治療時間の短縮など患者に対する負担の軽減が見込まれている.欧米では,400MHz帯を使用周波数とした規格が整備されており,日本でも同周波数帯での導入が検討されている.また,2.4GHz帯を利用した人体内外の無線通信システムとして,人体植込み機器用アンテナの研究も行われている[1].本検討では,400MHz帯を利用する植込み型医療機器に搭載するアンテナとして微小ループを用い,人体ファントムに植込まれた状態における放射特性及び,植込み位置を変化した場合の利得の変化傾向を実験により把握した.
著者
鍬田 豊 野田 茂昭 安達 政人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.2, 1997-08-13
被引用文献数
2

NTTでは, クリーンなエネルギー源である燃料電池を通信用エネルギーシステムに適用する「燃料電池卜ータルエネルギーシステム」の研究開発を進めている. 通信用給電システムでは商用電源が停電した場合でも通信用負荷へ安定に電力を供給するため予備電源を設置している. 今回, 燃料電池を平常時は商用電源と連系して常用発電装置として用い、商用電源停電時にはエンジン発電機と連系して予備電源として用いる給電システムの制御法について報告する.
著者
福田 拓章 寺田 隆彦 平田 能睦 東山 三樹夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-09-05

筆者等は、先に一般調和解析(GHA)による非定常信号の周波数解析法を提案した。本報告では、GHA手法を歌声のピッチ抽出に応用する可能性を検討する。
著者
長谷部 聡
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, no.2, pp."SS-112"-"SS-115", 2010-08-31
被引用文献数
1

本稿ではオープンソースのLinux無線LANドライバであるath9kのカスタマイズについて述べる。具体的にはアドホックモードにおけるIEEE802.11n動作の他,レイヤ3メッシュネットワーク技術を中核とするオープンメッシュネットワークにおいて,有用と考えられる下位層アクセス機能を実現する。1節では無線LANインターフェースの制御について述べる。2節ではアドホックモードにおけるIEEE802.11nサポートについて述べる。3節ではリンクごとのレート設定機能実現について述べる。4節ではリンク層通知機能実現について述べる。5節ではユーザースペースプログラムiwの機能拡張について述べる。6節では以上をまとめる。
著者
馬杉 正男 菅野 伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-08-13

伝送線路近傍に落雷が生じると線路端に数V以上の電圧が誘起され、重大な電磁障害を引き起こす可能性がある。誘導雷サージ間題については、空間に放射された過渡電磁界が対象モデルに分布源として作用すると仮定した解析例が従来より多数報告されてきた。しかしながら、雷サージに起因する電磁障害対策を進めていくためには、雷サージの特性を様々な点から統計的に定量化する必要があり、誘導現象そのものだけを対象とするのではなく、誘導要因となった元の放射電磁界もあわせて効率的に把握可能な技術の確立が望まれる。 本報告は、伝送線路端の誘導電圧から線路へ作用した過渡電磁界の逆推定法に関するものである。ここでは、ニューラルネットワークを用いたアルゴリズムの概要と評価例を述べ、提案手法により、誘導雷サージ発生時の線路近傍における放射電磁界の特性推定が効率的かつ精度よく実現できることを示す。
著者
中村 正孝 山根 孝二 高山 一男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-09-05
被引用文献数
4

ピッチ抽出は音声の分析合成系や音声強調において重要であり,今日までもいろいろな方法が提案されている.これらピッチ抽出法は大別すると,彼形処理法,スペクトル処理法,相関処浬法がある.本文では,時間波形の中のほぼ音源特性に相当する部分を強調する波形処理によるピッチ抽出について述べる.
著者
安藤 大 渡辺 浩志 林 泰仁 小谷野 浩 椎名 高之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-08-13
被引用文献数
2

近年, インターネットにおいて双方向のリアルタイム音声通信を行うインターネット電話という種類のアプリケーションが普及し始めている. また, インターネットと既存の電話網間でプロトコル変換を行い音声通信を可能とするゲートウェイ(GW)を用いて, <電話-GW-インターネット-GW-電話>の通信リンクを確立し, 通信料金を節約するサービスなども提案されている. しかし, これらのアプリケーションやサービスは, 基本的に独立したサービスとして提供されているため, インターネットと電話網を統合して扱える音声通信サービスが求められていた. 本報告では, インターネットと電話網を統合して音声通信を行うシステムの構成方法について検討し, 本システムの有効性について考察する.
著者
本岡 勝政
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-08-13

人間の記憶検索動待性の微細構造に着目すると、悉皆モデル (Exhaustive Model) に整合しない部分がみられる。本研究においては特性の終端部分における検索微細構造を中心に解析した結果を報告する。