1 0 0 0 OA 演者略歴一覧

出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.Suppl, pp.133a-144a, 2016-02-20 (Released:2017-02-20)
著者
相馬 一亥
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.81, no.6, pp.840-845, 1992-06-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
5

気管支喘息の重積発作の死亡率は0~38%と決して低いものではない.臨床症状,理学所見から重症度を的確に判断し,検査として動脈血ガス分析は不可欠である.重積発作の症例は集中治療室,あるいはそれに準じる管理ができる体制が必要である.治療の目標は喘息死の予防,患者の臨床症状を改善し,可及的速やかに肺機能を改善し,そして改善された状態を維持して,再燃を防止することである.そのための的確な気管支拡張薬投与と,人工呼吸管理を中心に述べた.
著者
金井 隆典
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.9, pp.1695-1700, 2016-09-10 (Released:2017-09-10)
参考文献数
20

1 0 0 0 OA 一般演題 要旨

出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.107, no.Suppl, pp.149a-272a, 2018-02-20 (Released:2019-02-20)
著者
守 一雄 鈴木 糺 井上 幸愛 箙 光 玉田 得三郎 築山 久一郎
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.1504-1510, 1967-12-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
9

脳卒中をはじめとして,中枢神経系障害の際消化管出血のみられることはしばしばあり,すでに19世紀前半、Rokitanskyらによりこのことはみとめられ,その後臨床的に,実験的に多くの報告があり,その原因についても諸説がある.一つには間脳・下垂体系を中心とする中枢神経刺激による消化管(とくに上部消化管)の潰瘍発生が出血の原因であり,また最近では卒中発作後の線溶系の変動,血中のplasmin活性の上昇に原因をもとめ,他方では卒中発作後一時的ではあるが,血液凝固能の亢進により消化管壁血管の血栓形成などの乏血による潰瘍発生が,その原因に考えられている.われわれは最近,当内科に入院加療した消化管出血を伴なつた脳出血5例(うちクモ膜下出血合併2例)を経験したので,文献考察をあわせここに報告する.
著者
長谷 弘記
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.5, pp.850-856, 2016-05-10 (Released:2017-05-10)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

コレステロール塞栓症を原因とする慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)は増加傾向にある.その原因は血管内インターベンション治療の増加にある.動脈硬化性プラークは腹部大動脈を中心とする大動脈に好発するため,カテーテルなどが大動脈壁を擦過する際にプラークの破裂を誘発する.手技操作直後に発症する急性腎障害(acute kidney injury:AKI)以外,手技操作から数カ月~数年にわたって虚血性腎障害が進行するCKDの病態をとる頻度が増加傾向にある.
著者
橋本 尚子 近藤 文雄 徳永 尚登 岸田 雅之 大塚 文男 大石 徹也 山崎 康司 橋本 洋夫 吉永 泰彦 槇野 博史
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.90, no.2, pp.320-322, 2001-02-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
6

症例は63歳,男性.約20年前に副甲状腺機能低下症と診断されたが以後十分な加療は受けていなかった.約3年前より歩行時のふらつき,すくみ足,手足のしびれ感などの神経症状が出現したため当科へ入院となった.血液検査にて低カルシウム血症と高リン血症を認め,頭部CT検査にて大脳基底核,小脳歯状核に石灰化を認めた.著明な頭蓋内石灰化にもかかわらず活性型ビタミンD3の投与により血中カルシウム濃度が正常化するに従い,多彩な神経症状は改善した.
著者
鈴木 圭輔 宮本 雅之 平田 幸一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.103, no.8, pp.1885-1895, 2014-08-10 (Released:2015-08-10)
参考文献数
23
被引用文献数
4 5

高齢者では加齢に伴う変化として,若年者と比べて睡眠相が前進する.睡眠構築では深睡眠が減少し,浅い睡眠となり,その結果中途覚醒,早朝覚醒は増加する.また高齢者では様々な原因で不眠を起こす場合があり,生活の質を低下させる要因となる.そのため,まず治療可能な身体疾患や薬物の関与,原発性睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群,レストレスレッグス症候群,レム睡眠行動異常症)の合併の評価を行うことが重要である.

1 0 0 0 OA 1.TNF阻害薬

著者
天野 宏一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.100, no.10, pp.2966-2971, 2011 (Released:2013-04-10)
参考文献数
14
被引用文献数
1

RAの病態(炎症性病変形成,骨破壊)にTNFは重要な役割を演じている.現在TNF阻害薬として,インフリキシマブ,エタネルセプト,アダリムマブ,ゴリムマブおよびセルトリズマブの5剤が開発され,いずれも大規模試験でRAに対する臨床効果と骨破壊抑制効果のエビデンスが確立されている.さらにこれら薬剤中止後も寛解を維持できる可能性が指摘されており,RAの治癒に向けた最有力治療戦略として期待される.
著者
水野 泰孝
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.103, no.11, pp.2741-2747, 2014-11-10 (Released:2015-11-10)
参考文献数
11

感染症制御に向けた成人のワクチンとして,肺炎球菌ワクチン,麻疹・風疹ワクチン,破傷風トキソイドなどのほか,輸入感染症の予防としてトラベラーズワクチンが挙げられる.成人ではワクチン接種をする機会が得られにくいため,定期接種に組み入れるなど法的な整備も必要である.
著者
宮崎 泰司
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.100, no.11, pp.3346-3353, 2011 (Released:2013-04-11)
参考文献数
11

MDSは造血幹細胞を由来とする造血器腫瘍であり,無効造血と白血病化を特徴とする.診断はなお形態学的な判断に依っている.約半数に染色体異常があることから遺伝子異常が疾患の本体と考えられていたが最近になって多数の遺伝子異常が同定されるようになった.今後の分子レベルでの病態解明が期待されている.MDSに対しては一般的な化学療法によっては治癒を得ることが困難であったが,最近になって新たな治療薬であるレナリドミド,アザシチジンが本邦でも使用できるようになった.特にアザシチジンは高リスク例に対して予後を延長しうることが示された初めての薬剤である.MDSに対しては症例毎の予後を的確に予測し,支持療法から同種造血幹細胞移植まで含めて総合的な治療戦略が必要である.
著者
藍 真澄
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.106, no.4, pp.725-734, 2017-04-10 (Released:2018-04-10)
参考文献数
29

高トリグリセライド(triglyceride:TG)血症,低HDLコレステロール(high density lipoprotein-cholesterol:HDL-C)血症はそれぞれ動脈硬化促進因子である.高TG血症ではレムナントやsmall dense LDL(low density lipoprotein)などの動脈硬化を促進するリポ蛋白が増加する.スタチンによる脂質低下療法を行っても残存する高TG血症や低HDL-C血症に対する治療は特に重要である.エネルギー摂取量の適正化を基本とした食事療法や運動療法とともに,ストロングスタチンやフィブラート,ω-3系脂肪酸製剤の有効性が示され,アポリポ蛋白C-IIIに作用する新規薬剤の開発も進んでいる.
著者
山野 嘉久
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.106, no.7, pp.1404-1409, 2017-07-10 (Released:2018-07-10)
参考文献数
11

HTLV-1関連脊髄症(HTLV-1-associated myelopathy:HAM)は,ヒトT細胞白血病ウイルス1型(human T-cell leukemia virus type 1:HTLV-1)感染に起因する両下肢痙性対麻痺を主徴とする神経難病であるが,その症状・経過には個人差が大きく,疾患活動性に応じた治療が必要であり,そのバイオマーカーとして髄液中ネオプテリンやCXCL10の測定が重要である.現在,ステロイドやインターフェロン(interferon:IFN)αによる治療が主軸であるが,近年,病因であるHTLV-1感染細胞を標的とした抗体療法の治験が実施されており,新規治療法として注目されている.
著者
池田 康夫
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.85, no.6, pp.793-794, 1996-06-10
被引用文献数
1
著者
濱田 篤郎
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.8, pp.1455-1462, 2016-08-10 (Released:2017-08-10)
参考文献数
12
被引用文献数
1 2

渡航医学(travel medicine)とは海外渡航者の健康問題を扱う領域で,その発生を未然に防ぐための予防に重点が置かれる.こうした健康問題は移動中や滞在先の環境の変化に起因するものであるが,途上国に滞在する者にとっては感染症が重要な問題になる.この中でも旅行者下痢症やA型肝炎などの経口感染症は最も頻度が高く,デング熱やマラリアなどの蚊媒介性感染症も滞在地域によってはリスクが高くなる.この他に性行為感染症(HIV(human immunodeficiency virus)感染症,B型肝炎)や狂犬病などが注意を要する感染症である.このような感染症の中にはワクチンで予防できるものも数多くあるが,どのワクチンを接種するかは,渡航者の滞在地域,滞在期間,滞在先でのライフスタイルなどを参考に判断する.最近は日本から海外に渡航する者だけでなく,日本を訪れる外国人が増加しており,内科医にとって渡航医学の知識は日常診療において欠かせないものになっている.
著者
亀田 秀人
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.101, no.10, pp.2886-2892, 2012 (Released:2013-10-10)
参考文献数
7

RAにおける疾患活動性とは,関節を中心とした臓器障害の時間微分値であり,逆に活動性の時間積分値が関節破壊や関節機能障害に相当する.活動性の評価には関節所見を含めた包括的(総合的)活動性指数が用いられ,DAS28,SDAI,HRAS38などが提唱されている.いずれの指標も臨床的に有用であるが,限界を認識しながら用いることが大切である.