著者
安田 稔
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.33, no.12, pp.972-977, 1979-11-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
19
被引用文献数
2
著者
岩下 莞爾
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.42, no.10, pp.1010-1011, 1988-10-20 (Released:2011-03-14)

1988年テレビジョン学会全国大会の中日, 7月21日15時30分より, 東京理科大学記念講堂において, 中国・ネパール・日本の3国友好登山隊のテレビ隊長をつとめられた岩下莞爾氏の特別講演が行われた.氏は本年5月5日, 世界の最高峰8848mのチョモランマ (珠穆朗瑪峰=エベレスト, ネパールではサガルマタ) からの生中継に成功し無事帰国された.ここにその内容の一部を紹介させていただく.
著者
清水 誠也 水谷 政美 鶴田 徹
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.J24-J29, 2014 (Released:2013-12-20)
参考文献数
8

筆者らは,駐発車を含むさまざまな運転状況でのドライバ視覚支援を目的とし,4台の車載カメラ映像をもとに,自車両の近傍だけではなくより広い範囲の状況を立体感のある全周囲立体映像として合成し,視点を自由に動かしながら表示できる全周囲立体モニタ技術を開発した.本技術により,駐車時,交差点右左折時,高速道路の本線合流時などさまざまな運転状況に応じて死角のない車両周辺映像をリアルタイムに合成し,車載モニタで確認できるようになった.全周囲立体モニタ技術は,すでにドライバ視覚支援製品として実用化されており,ドライバの安心・安全の向上を通して社会に貢献している.本稿では,全周囲立体モニタ技術の原理について述べた後,実用化の課題であったカメラ間の視差と輝度差への対処について示す.さらに車載組込み系システムへの実装と,実車両への適用について報告する.
著者
松本 敏昭 安東 孝久 志水 英二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 1998 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
pp.228-229, 1998-10-29 (Released:2017-05-24)

We propose the prototype of Head Mounted Display using Holographic Optical Element. A single HOE can separate the stereoscopic images onto the left and right eyes by its characteristics, that is angular selectivity and wavelength selectivity. We prototyped the HMD that has miniaturization, lightening, wide filed of vision.
著者
酒井 伸 田代 睦聡 川田 峻 須川 成利
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.64, no.12, pp.1944-1950, 2010-12-01 (Released:2011-03-01)
参考文献数
12

The relationship between the resolution and pixel pitch considering the optical diffraction principally caused by the lens circle aperture is discussed for the image sensor required to secure a high SNR and full well capacity for each pixel. The light diffraction of some high luminance patterns was calculated. We discuss the results for the optimization methodology of pixel pitch scaling considering the influence of the light diffraction. The performance of a CMOS image sensor with shared and small pixels and lateral overflow integration capacitor was developed based on our results. A CMOS image sensor consisting of 1/3.3 inch optical format, 3-μm pixel pitch and 1280 (H) × 960 (V) pixels was fabricated Using a 0.18-μm 2P3M CMOS technology with a buried pinned photodiode process. The sensor achieved 84μV/e- photo-electric conversion gain, 6.9×104e- full well capacity and 90 dB dynamic range in one exposure.
著者
澤田 耕司 高橋 桂太 苗村 健
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.256-261, 2008-02-01 (Released:2010-05-01)
参考文献数
12

We have been developing a thermo-key system that segments human regions from video in real-time using thermal information. We developed a new segmentation method for this system based on Bayesian estimation, which uses both chroma and thermal information integratively. Segmentation algorithms were previously based on a simple threshold processing of thermal images, which often results in wrong segmentation of objects/environments whose temperatures are close to body temperature. Trained with only a few sets of chroma and thermal images, our algorithm can extract human regions from video with much higher accuracy compared to previous algorithms.
著者
長谷川 浩之 笠置 剛 岡林 繁 和氣 典二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.69, no.10, pp.J286-J291, 2015 (Released:2015-09-25)
参考文献数
14

前景のオブジェクト上に直接表示像を表示する自動車用AR表示装置は,他の自動車用表示装置と比べて非常に優れた認識応答性を示すことが明らかになっている.AR表示装置の優位性は,視線移動量,視距離調節量,前景エリアと表示装置のエリアの画角差による照合負荷が関わっているとされている.しかしながら,先行研究では,それら要因が詳細に解析できないため,どの条件がどの程度認識応答性に影響を及ぼすかが明確に示されておらず,さらに実際の自動車環境を想定した視野範囲におけるAR表示装置の優位性も検証されていない.本研究では,視野範囲や俯角,視距離の設定など,より詳細に解析するための条件を整えてAR表示装置を比較評価し,視覚情報受容のモデルを考察した.
著者
千田 陽介 伊東 利雄 永嶋 史朗
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.J207-J212, 2015 (Released:2015-04-24)
参考文献数
10
被引用文献数
1

ペット犬用の歩数計を開発・商品化した.犬は人間と比べ,様々な犬種があり個々の体格差が大きい.さらに四脚動物固有の多様な歩き方をする.そのため歩行によって生じる振動の周期や振幅,形状は多様なパターンがある.振動から歩数を数える歩数計アルゴリズムはこれらのパターンに対応できなくてはならない.また民生品として設定の容易さや駆動時間,コストも重要である.犬の体格を細かく設定することや,負荷の大きなアルゴリズムは採用できない.本稿はおよそ50頭の犬の歩行を測定し,そこからロバストで負荷の小さな四脚動物用歩数計測アルゴリズムについて述べるものである.コンピュータが得意とするメモリー操作と整数演算を主体とするアルゴリズムによって,およそ2.3 kbyteのコードサイズ,ボタン電池で4ヶ月駆動できる演算量,±8%以下の計測精度を両立した.