著者
飯野 友里恵 森谷 友昭 高橋 時市郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 35.14 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.49-52, 2011-03-04 (Released:2017-09-21)
参考文献数
2

モーションキャプチャシステムを用いて取得されたデータを利用して,ストリートダンスの動作解析を行った.ダンス経験者と初心者のモーションデータを取得し,その違いが数値的に表れているか,特徴抽出を試みた.解析結果によれば,上級者との違いを初心者へ伝達し,練習効率を高めるための処理とシステム化を検討したので,報告する.
著者
田中 孝昌 外山 史 宮道 壽一 東海林 健二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.64, no.12, pp.1933-1939, 2010-12-01 (Released:2011-03-01)
参考文献数
13
被引用文献数
7 1

Today, the demand is increasing for comic contents on cellular phones and speech software for the visually impaired. When speech software reads aloud a comic character's speech, it is useful for both the visually impaired and unimpaired to have the character's voice injected with his/her feeling, which is inferred from types of speech balloons. As a result, comic contents come to life. In this research, a method has been developed to detect speech balloons on comic pages and then classify them into four types. In this method, speech balloon candidates are extracted based on speech text information detected by AdaBoost, and then speech balloons are selected and classified using SVM. Experimental results show that the proposed method successfully detected and classified 86 percent of 2844 speech balloons.
著者
滝本 裕則 吉森 聖貴 満倉 靖恵
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.66, no.11, pp.J399-J406, 2012 (Released:2012-10-25)
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

In this paper, we propose a technique for automatic generation of pixel art from character images based on color-difference tolerance. Pixel art is one of image expressions for digital images and is based on the pixel level. Character images that are expressed by pixel art are composed of edge lines and a few colors. The proposed technique is for automatically generating pixel art from a photograph where there was only a single object. However, in the conventional method, it is difficult to determine several parameters of edge detection and decrease color for automatic generation of pixel art. In this paper, to create the optimal decreased color image for each target image, we propose a clustering method using a maximum distance algorithm (MDA) based on the human color-difference tolerance. Moreover, the complete automation of making pixel art is achieved by using the result obtained by clustering using the MDA for the threshold decision of the Canny edge detector. As a result, it is shown that several optimum parameters for pixel art are obtained by using the proposed method.
著者
中條 宗彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.35, no.10, pp.802-809, 1981-10-20 (Released:2011-03-14)

記事の入力から印刷まで, 新聞は毎日一貫した流れの中で, 朝刊, 夕刊が作成されている.そして, その中心にあったのが鉛である.新聞は鉛活字を使用することによって, 日々作成されてきた.しかし, 新聞界にも変革の波が押しよせ, 完全コンピューター制御による製作工程を完成させ, ついに鉛を追放することを可能にした.
著者
中西 紀雄 仲野 良 沢田 智 武藤 一利 柳澤 斉
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 2010 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
pp.2-3-1-_2-3-2_, 2010-08-31 (Released:2017-05-24)

TWINSCAM is a camera system that synthesizes the two images shot with two cameras above the surface of the water and below the surface of the water at the side of the swim pool. And it achieved a new effect of the images in live TV programs of synchronized swimming.
著者
佐藤 誠 甲斐 創 梓沢 曜平 土屋 隆 岡田 直紀 高橋 一徳
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.70, no.1, pp.J2-J5, 2016 (Released:2015-12-21)
参考文献数
1

日本テレビの制作現場では,音楽番組やドラマでの演出として映像の回転効果や,ロードレース番組で移動中継車の走行の揺れによる映像のブレを軽減させたいといった要望がある.映像の回転については,カメラの光学ブロックを物理的に回転できる専用のカメラを独自に開発しており,映像のブレ軽減については,移動中継車等にカメラの防振台を搭載し使用している.何れも機能としては高性能であるが,専用の高額な機材であるため,運用面,コストおよびメンテナンス性の点で課題があり,簡易に使用できる機器の開発が求められていた.今回,専用の回転カメラやカメラ防振台が使用できない状況でも,4Kカメラ等の信号から映像信号処理で回転やブレ補正を行い,HD信号として出力できる装置を開発した.今まで,機材やコスト面で運用制限を受けていた撮影現場での利用や,予備系システムとしての構築利用にも期待している.
著者
長田 昌次郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.31, no.8, pp.649-655, 1977-08-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
20
被引用文献数
3 13

本論文は奥行知覚をもたらす多くの視覚要因の効果を定量的に評価することを目的とする.まず, 評価量として各視距離とその距離における奥行弁別閾との比を奥行感度と定めた.つぎに静止状態での観察および体を左右に動かした状態での観察を4種の視距離について行い, 奥行弁別閾を測定した.その結果より各要因の奥行感度を求め, 距離10m以内では両眼視差がもっとも有効であり, 遠距離では運動速度が最適であれば運動視差が有効であることを確かめた.
著者
藤木 文彦 深井 信吾
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 2013 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
pp.8-1-1-_8-1-2_, 2013-08-28 (Released:2017-05-24)

2013年2月15日にロシアに落下した隕石の映像に、UFOが映りこんでいるというものが、ロシア国営テレビのニュースに流され、日本でも話題となったが、分析の結果この映像はガラス面での光の屈折に過ぎないことが明らかとなった。部分的映像拡大に伴うノイズが出ているなどさまざまな映像的特徴が分かるにもかかわらず国営機関すらだまされてしまったことは、映像に関する教育の不足が原因と考えられる。映像情報を判断するための教育が急務であると考える。