著者
片山 晴善 酒井 理人 加藤 恵理 中島 康裕 木村 俊義 中右 浩二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 39.5 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.19-26, 2015-01-26 (Released:2017-09-22)

我々は、非冷却赤外検出器を応用した宇宙用赤外イメージャーの実証センサとして地球観測用小型赤外カメラ(Compact Infrared Camera: CIRC)を開発してきた。CIRCの主要目的は,東南アジア諸国やシベリアなどで頻発する森林火災の検知、火山観測、都市部のヒートアイランド現象の把握である。本稿では平成26年5月24日に打ち上げられた「だいち2号」に搭載のCIRCについてその概要と地上試験、および軌道上の性能評価結果等を紹介する。
著者
笠井 昇
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映情学技報 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.38, 2014

本作品はAfter Effectsのみを使用しているショートアニメーションです。人が作品を制作する際の苦悩を表現している。
著者
二宮 佑一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.129-135_1, 1981-02-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
7

高品位テレビの信号をディジタル信号に変換する目的のA/Dコンバーターを開発した.方式は, 3段の直並列形で, 各部で発生する直流ドリフトを除去する安定化回路を持っている.試作器は, 入力周波数24.3MHzにおいて正常に動作する等, 総合的に見て, 高品位テレビ用A/Dコンバーターとして充分使用し得るものである.
著者
山内 正仁 山崎 順一 渡辺 敏英 三橋 政次 安藤 孝 横田 明俊 久保山 智司 油谷 崇志 鈴木 崇弘 岩田 佳之 村上 健
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 25.75 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.27-32, 2001-11-16 (Released:2017-06-23)
参考文献数
10

これまでに、ハイビジョンカメラを宇宙で使用した場合、CCD上に白傷が多数発生することが確認され、映像劣化の観点から、映像素材や科学的データの取得に際して障害となることが報告されている。本報告では、CCDの耐放射線特性を調べる目的で、ハイビジョン用のCCDに対して地上照射実験を実施したので、その結果を報告する。
著者
藤原 洋
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-7, 1997
参考文献数
2

画像圧縮技術の研究は, 1950年代に始まり, アナログ帯域圧縮から, 今日のディジタル情報圧縮の研究へと発展した.特に, 1970年代のDCTと動き補償の発明が1980年代から1990年代前半にかけての国際標準化の基盤を作った.この画像のディジタル情報圧縮は.今日, ISDN用のテレビ会議, インターネット上の簡易テレビ電話や簡易放送などの通信メディア, そしてビデオやCDやDVDなどの蓄積メディアから, ディジタル衛星放送など放送メディアへと用途が拡がりつつある.現在の課題は, コンピュータとテレビジョンの仕様統一を如何に行うかにかかっているといえる.本報告では, これら一連の技術動向について報告する.
著者
岩田 幸雄 惠良 勝治 山﨑 浩介 貝嶋 誠 河野 憲治 岩下 裕孝 樫尾 朋宏 岩木 昌三 上田 大一朗
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.74, no.4, pp.736-742, 2020 (Released:2020-06-26)
参考文献数
3

FM補完放送の開始にあたり従来は困難とされていたFM同期放送による放送網の実現を目的として,最新のディジタル回路設計技術を用いた高精度のディジタル型のFM変調器を開発し取り組んだ.新局を順次開局しながら同期放送の各種課題をフィールドで調査しその解決策をシステムに取り入れて改良しながら検証を進めた.2018年12月に周防大島局を開局し当初予定した13局の中継局の設置を完了した.FM補完放送の構築においては県内の瀬戸内海側の8局をすべて92.3 MHzで,日本海側の5局を86.4 MHzで構成した同期放送ネットワークにより従来にないエリア確保と良好なサービス品質を提供している.
著者
香取 啓志 上田 真知子
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.17, no.55, pp.25-30, 1993

This Paper describs real applications of the Multimedia environments in the LIVE broasdcasting fields and the Event fields. One of the examples is '93 Election, and the other is JLPGA Championship.
著者
平田 和貴 山田 順一 新上 和正
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 22.64 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.31-38, 1998-11-20 (Released:2017-06-23)

JPEGベースライン・システムによる画像符号化を行う場合、より圧縮率が高く、かつより画像品質の良い量子化テーブルを採用することが望まれる。高次元アルゴリズムは多数の制御変数を同時に最適化できる最適化手法であり、これをJPEG量子化テーブルの最適化に用いた。高次元アルゴリズムによって国際標準例示の量子化テーブルに比較して、より圧縮率が高く、画像品質が改善された量子化テーブルを得ることができたので報告する。

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著者
渡辺 義雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.19, no.12, pp.861-868, 1965-12-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
10
著者
石田 敦也 神谷 直希 村上 和人
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 メディア工学 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.33-36, 2016 (Released:2019-08-15)
参考文献数
6

脈拍や血圧などの日々の健康状態の計測は,人に意識させない非接触かつ非侵襲であることが好ましい.非接触かつ非侵襲な脈拍の計測手法の一つとして,サーモビジョンカメラを用いた脈拍計測手法が期待されている.本稿では,脈拍計測の自動化を目的とし,脈拍計測に用いられる橈骨動脈の位置を,前腕表面の温度分布特徴を用いて自動検出する手法を提案する.触知により求めた橈骨動脈の位置を正解として評価した結果,14人中9人の橈骨動脈の位置の自動検出に成功した.
著者
上村 郷志 稗圃 泰彦 小頭 秀行 岡本 泉 竹原 啓五 中村 元
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.81-86, 2008
参考文献数
8

テレビ・ラジオ番組など特定のイベントを契機として発生するアクセス要求は,短時間に特定のサーバに集中する傾向があり,そのアクセス数は平常時のそれをはるかに上回るため,当該サーバの不安定動作あるいはシステムダウンを引き起こすことがある.本稿では,整理券を用いることにより,特定のサーバに集中するユーザからの大量のアクセスを所望のレート以下に制御するアクセス制御システムを提案する.提案システムでは,新たに導入するアクセスパスサーバにおいて,ユーザ端末がエンドサーバにアクセスするまでに待機すべき時間を整理券に記載して発行することにより,エンドサーバにおける同時接続セッション数を所望の数以下に制御する.また,提案方式を実装したプロトタイプシステムは,モバイル端末向けスクリプトであるFlash Liteを用いてユーザ端末の動作を制御し,ユーザ端末およびエンドサーバへ特別な改修を施すことなく,実稼働中のシステムへ導入することが可能である.