著者
藤原 洋
出版者
筑波大学 (University of Tsukuba)
巻号頁・発行日
2017

この博士論文は全文公表に適さないやむを得ない事由があり要約のみを公表していましたが、解消したため、令和4(2022)年7月14日に全文を公表しました。
著者
藤原 洋一 田中丸 治哉 多田 明夫 アダム バシール エラミン カリド
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会研究発表会要旨集
巻号頁・発行日
vol.31, 2018

スーダン・ガッシュデルタ洪水灌漑地区を対象として、Landsat8画像によって年毎の土地利用(耕作、非耕作、潅木、水体、湿地)を推定した。さらに、作付けパターンの空間的および灌漑ブロック毎の特徴、休閑ローテーションの空間的および灌漑ブロック毎の特徴を調べた。その結果、植生指標にはNDVI、水指標にはNDWIgs1の時系列データを用いることによって、土地利用分類が良好に行えた(正解率94%)。耕作面積は一定ではなく年によって大きく変動し、耕作地面積の変動係数は最上流灌漑ブロック(カッサラ)で最も小さく、下流灌漑ブロックで大きくなる傾向が見られた。休閑ローテーションのパターンを分析したところ、上流の2灌漑ブロック(カッサラ、メカリ)は耕作と休閑を交互に行う2年ローテーションの割合が多いことが分かった。一方、下流の2灌漑ブロック(メタテイブ、ハダリヤ)では、2年間の休閑を行う3年ローテーションが主流であることが示された。
著者
藤原 洋
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-7, 1997
参考文献数
2

画像圧縮技術の研究は, 1950年代に始まり, アナログ帯域圧縮から, 今日のディジタル情報圧縮の研究へと発展した.特に, 1970年代のDCTと動き補償の発明が1980年代から1990年代前半にかけての国際標準化の基盤を作った.この画像のディジタル情報圧縮は.今日, ISDN用のテレビ会議, インターネット上の簡易テレビ電話や簡易放送などの通信メディア, そしてビデオやCDやDVDなどの蓄積メディアから, ディジタル衛星放送など放送メディアへと用途が拡がりつつある.現在の課題は, コンピュータとテレビジョンの仕様統一を如何に行うかにかかっているといえる.本報告では, これら一連の技術動向について報告する.
著者
河島 進 井上 陽子 示野 哲也 藤原 洋
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chemical & pharmaceutical bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.498-505, 1990-02-25
被引用文献数
2

Rectal absorption of morphine from various kinds of suppository bases was investigated. The extent of bioavailability of morphine by rectal administration varied with the bases used (30.5-97.5%), but every value was higher than that in the case of oral administration (13.5%). Witepsol bases were preferable to macrogol base for the rectal absorption of morphine. In particular, Witepsol S-55 or W-35 gave a higher plasma peak level than H-15 or E-75,whereas the difference in the mean residence times obtained from these bases could not be regarded as significant. Sustained-release suppositories of morphine could be prepared simply by mixing alginic acid (Alg) with morphine in a suppository base. Further, prolonged rectal absorption could be obtained by using these sustained-release suppositories, and the absorption rate was controlled by the amount of Alg added. It seems likely that the sustained release was due to the binding of morphine to Alg from the results of partition coefficient and binding ratio measurements in aqueous solution. The rapid initial absorption and the subsequent prolonged absorption of morphine simultaneously obtained from the morphine-Alg suppository may be useful in the clinical context.
著者
藤原 洋樹 村中 智彦
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.193-204, 2012

中学校において、オープン教室「朝教室」を始業前に設置し、学習困難を示す生徒への学習指導を試みた。教師が実行しやすい教室の設置方法や生徒の通室を促し、課題遂行を高める指導方法について検討した。指導期間は11か月で、指導対象は学習困難を示す生徒を含む通室中のすべての生徒であった。教師10名と支援員4名が指導を行った。介入期では、生徒の通室を促すため、学年の生徒全員と保護者に教室の案内を行い、困難生徒には個別の声がけを行った。教室で生徒が取り組む課題は、数学と社会科のプリント課題であった。プリント課題では、生徒が学習の達成感を繰り返し得られるように1枚当たりの問題数を減らした。生徒が課題に取り組む手続きでは、生徒自らがプリント課題の選択を行い、採点するセルフ方式を取り入れた。介入の結果、一般生徒の通室が増加すること、教師のマンツーマンによる指導が困難生徒の課題遂行を高めること、三者面談や友人関係を生かした個別の声がけが困難生徒の通室を促すこと、教師の指導に要する負担の軽減が教室の継続を支えることが示唆された。
著者
藤戸 敏弘 藤原 洋志
出版者
豊橋技術科学大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

1.最小コスト木被覆問題・有向シュタイナー木問題・有向木被覆問題・b辺支配集合問題などのNP困難なグラフやネットワーク上での組合せ最適化問題に対し,新たに近似アルゴリズムを設計し,従来からの近似保証を改善した.2.侵入者と守衛の間で行われるグラフ護衛ゲームにおいて,最小の守衛数を求める問題に対し,従来手法を拡張し,侵入者が木上を移動する場合でもΘ(log n)倍以下で近似可能であることを示した.3.多状態スキーレンタル問題について,いかなるインスタンスに対し最適戦略をとっても,競合比はe/(e-1)より小さくできないことを示した.
著者
藤原 洋志
出版者
豊橋技術科学大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究では効用関数の考え方を応用したオンライン最適化問題を考察する。ミクロ経済学では、次元の異なる量を組み合わせて効用関数が定義されている。しかし、アルゴリズムの性能評価尺度としてはほとんど使われてこなかった。我々は、制約条件として扱われていたものを目的関数に取り入れたり、性能評価尺度の期待値を目的関数としたりして問題再設定を行う。結果、一方向通貨交換問題に対しては、どのような効用関数の設定をするかに依存して最適戦略が大きく変わってくることを実証できた。また、オンライン・オフライン混合ジョブスケジューリング問題に対しては実用的かつ頑強なアルゴリズムが得られた。