5 0 0 0 OA 肌色

著者
鉅鹿 明弘
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.21, no.8, pp.534-540, 1967-08-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
14

肌色は絵画, 印刷, 写真, 映画, テレビなどで再現される色として最も重要なものである.肌色は一般の色再現の対象となる物体よりも分光特性が複雑であるし, 条件によっていろいろ変化する.肌色の色再現に関しては, 多方面での研究がある.好まれる肌色の再現色は, オリジナルと同じ色度の色ではなくて, 記憶している肌色に近いことが知られている.
著者
岡 芳樹 山本 正信
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.J72-J77, 2014 (Released:2014-01-24)
参考文献数
13

At a theme park or entertainment show, actors wearing a cartoon-character costumes entertain guests. Unfortunately, existing cartoon-character costumes have heads with a fixed facial expression. We propose a novel cartoon-character costume where the head is equiped with a web camera inside and display panel outside. When an actor wears the head, the web camera captures the face of the actor. Based on the pattern classification technique, the facial expression is classified into one of five categories of emotion: anger, joy, sadness, surprise and neutrality. For each category, a corresponding facial image is chosen from a bank of facial images of cartoon characters. The chosen image is depicted on the display panel as the face in real time. The new costume head enables the actor to communicate with audiences interactively and play the other characters immediately by changing the facial image bank.
著者
佐藤 知子 佐藤 幸広 谷畑 徹 東城 有美 鎌田 一雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.1-8, 2000
参考文献数
3

医療機関における予診票、あるいは問診票は、医師による診察・治療をより適切、かつ安全なものとするための情報源として有用である.ほとんどの場合、予診票は日本語で書かれている.ところが、常に、この予診票の文章が読みやすい、わかりやすいものとなるように配慮されているとは限らないようである.日本語の読解力が弱い人達、日本語を第二言語とする人達にとっては、その程度に差があるが、十分に内容を理解し、適切に回答することが難しい場合もある.本文では、予診票の構成について歯科医院の場合を想定し、日常生活で手話を使用している聴覚障害者を主たる対象として検討している.想定した予診票の項目(質問内容)の検討、それぞれの項目の日本語による記述と手話による補足説明について聴覚障害者からの意見と予備的な評価結果とを示す.予診票の項目などについては、当然のことながら、必ずしも聴覚障害者のみに限定されない一般の人達と共通な意見もある.
著者
浜野 満
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.533-539, 1977-07-01 (Released:2011-03-14)

VHF FM放送に今後登場を予測される新技術には, SCA業務の関連や多chステレオ放送用の音声多重方式がさまざまに控えており, マトリクス利用の4chステレオもすでに実用期に入って来た.さらに高忠実度指向に伴う雑音低減回路や受信機の低ひずみ率検波器の開発も進み, またネット用に市外中継用の高規格ステレオ伝送路も完成に近づきつつある。
著者
山口 真吾
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.677-680, 2010-05-01 (Released:2012-03-28)
被引用文献数
1 1
著者
高橋 征資 公文 悠人 竹田 周平 稲見 昌彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.J39-J45, 2012 (Released:2012-01-25)
参考文献数
15
被引用文献数
1

We propose a remote transmission system of hand clapping from the audience to the performer on live video streaming. This system consists of a collection system for a clapping button and hand clapping machines. The collection system for these buttons is to count the number of clicks they receive on the related website. The hand clapping machine is a mechanical device that imitates hand clapping and works by increasing the number of the clicks to produce a clapping sound and the physical movements of hands at the shooting location. This system is intended to reproduce the simple presence of the audience at the shooting location by transmitting movement and sound of hand clapping in real-time. We consider and evaluate this system by observing the behavior and the evaluation of the performer and audience at performances where this system is used.
著者
千葉 滋
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.926-927, 2002-06-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
1
被引用文献数
1 1
著者
小野 真介 加藤 喬 古山 純子 田靡 雅基
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.73, no.3, pp.579-586, 2019 (Released:2019-04-26)
被引用文献数
1

水泳中継においてカメラ映像から選手をリアルタイムトラッキング(追跡)し,その位置や速度を計算・表示する“スイマートラッキングシステム”をパナソニックと共同開発,実現した.プールでのトラッキングは,水面や水しぶきとの切り分け,泳ぎ方の違いなどさまざまな課題があったが,本開発ではそれらを解決し安定したデータ検出を実現した.水泳競技は映っている選手が誰かを判別しづらいが,検出された選手位置データを用いて,泳いでいる選手へのマーカ表示であったり,コースごとの選手のスピード表示であったりなど新しい演出の実現に至った.例えば先頭の泳者と二番手の泳者のスピードを比較することで,「ゴールまでには追いつきそうだ」,「全然追いつかない」といった新たな目線で競技を楽しむことができ,次世代の水泳中継を実現した.
著者
小林 潤平 川嶋 稔夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.72, no.10, pp.J154-J159, 2018 (Released:2018-09-26)
参考文献数
12
被引用文献数
1 2

飛ばし読みをしない通常読みについて,読み速度と眼球運動の関係を詳細に分析した.大学生200名の通常読みの速度は,約300~1200文字/分の範囲で単峰形に分布しており,平均値は653文字/分であった.このとき,最も速い速度と最も遅い速度の差は3倍以上であった.眼球運動分析より,読み速度の個人差は,停留時間の差ではなく,停留数の差によって生じていることがわかった.また,停留数の差は,主に順行サッカードの平均長の差によって生じていることがわかった.すなわち,通常読みにおいては,読み速度の個人差をもたらす主要因は順行サッカードの平均長であり,読み速度が速いほど順行サッカードが長く,読み速度が遅いほど順行サッカードが短いことがわかった.