著者
山田 杏菜 菊池 司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.235-236, 2021

仮面ライダーとは1971年から2017年現在も続く特撮ヒーロー番組に登場する仮面をつけたヒーローの総称である.45年もの間続く番組はあまり存在しない.その魅力の1つとして変身シーンが挙げられるのではないだろうか.そのため,本研究では変身シーンのカメラワークに着目し分析,考察を行う.昭和12人,平成18人,計30人,約120シーンの抽出をし,8つの項目(カット数,アングル,画角サイズ,カメラワーク,被写体から見たカメラの位置,被写体の画面内位置,映像内容,時間)に分けて分析する.その結果を元に,ライダー毎の特徴や類似点,相違点,昭和ライダーと平成ライダーの違いなどを抽出していく.
著者
我妻 奏 高嶋 葵 奥村 俊昭 澁谷 倫子 渡辺 仁史 齋 麻子 大原 理恵
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.125-128, 2021

本研究の目的は,著名な平安時代の随筆作品である『枕草子』の可視化を通して,文学作品の特徴を生かした新しい読み進め方の提案を行うことである.『枕草子』は約 300章段からなっており,ストーリー性がなく直線的な展開がないため、どこから読み始めてもよいという特徴がある.そこで,本のような従来のメディアが直線的な構造であるのに対して,どこから読み始めても良く,自由に読み進めることのできる構造を持ったシステムの構築を行う. 3DCGを用いた表現で読者への提示を行い,各章段を球体として扱い 3次元空間に配置する.このような可視化システムを開発することにより,空間を動き回るようにして自由に読み進めることが可能となり,章段の情報を多角的に提供できる.その結果,『枕草子』に馴染みのない読者に対しても新しい楽しみ方・読み進め方を提案できる.
著者
小石 尚忠
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.294-302, 1971-04-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
5
著者
伊藤 健一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.399-404, 1966-06-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
3

テレビ中継局用放送機を利用して親局から送られてくる電波を中継するのみでなく, 中継放送局が設置された地区のローカルプログラムを放送する方式を完成するとともに, 変調器をスタジオにおき, 中継放送局ではただ周波数変換作用のみ行ない, 音声および映像信号を取り扱わないですむ, まったく新規な方法を採用することにより, 合理的なローカル放送システムができ上がったことを報告する.
著者
白井 暁彦 久米 祐一郎 津田 元久 畑田 豊彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 21.6 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.77-84, 1997-02-03 (Released:2017-06-23)

3次元ディスブレイによって生成された物体との対話において、視覚に加えて触覚や力覚情報の人間への提示が重要である。本研究では皮膚の2点に振動刺激を与えることによって生じるファントムセンセーションを用いて、把持時の疑似力覚の提示を試みた。小型の工具を把持する際に指・手掌部との接触握部に振動子を組み込むことにより、刺激素子の装用感が少ない状態で、皮膚に振動刺激を与えることが可能である。本報告では指・手掌部の振動刺激に対する皮膚感覚の受容特性、静的や動的ファントムセンセーションの生起条件等を明らかにした。また2つの振動子と、PSDを用いた光学式3次元位置検出法と組み合わせ、力学的なバランス感覚も提示できる3次元画像との仮想対話作業ツールを試作した。
著者
王 蕊 佐々木 和郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 39.14 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.147-149, 2015-03-07 (Released:2017-09-22)

日本伝統妖怪の形に基づき、多様な妖怪キャラクターの作り方を提案する。日本の幽霊や妖怪の伝説は非常に多種多様で、記載されているだけでも300種類に至る。まず日本妖怪学者による妖怪の定義をまとめ、その上で、収集した伝統妖怪画の種類を分類し、この中に有名妖怪を分析した。伝統妖怪の特徴によってパーツ部分を明らかにする。本研究の目標はパズル的モンタージュによって元の妖怪から新しい膨大な種類の妖怪像が簡単に作くることが出来る。出来た画像をさらに改良することによって、現代人の感覚にあった妖怪開発が出来ると思う。
著者
宮原 誠 三井 実 林 正樹
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 38.16 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.205-206, 2014-03-10 (Released:2017-09-21)

『今まで耳でしか聴いたことがなかった音楽を今回,身体全体の細胞で聴くことができました.透き通った音色は生きており皮膚を撫でて行くようです』の状況は、"こころが感じる"で、芸術と科学の融合を掲げる芸術科学会の基礎テーマであり、正面から対応する。この状況をオカルトとして対応しない大多数の日本の自然科学者を標榜する人も納得させうる、哲学的に客観性を証明した、新・電気音響論である。それは、客観評価尺度を定義し、人のこころに感動を喚起する高度感性情報を伝える音の音響理論であり、実際に装置を研究開発した。物理歪量のみの定義のみで音質を言及しない従来ハイファイとは別次元の音響理論である。
著者
足立 剛 片寄 晴弘
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.49-54, 2001
参考文献数
7

リズムゲームの多くは, 予め決められたリズムパターンとユーザのボタン拍打のズレを評価対象として利用している.本研究では, 正確な動作と自由な表現の評価を合わせ持ったリズムゲームの評価モデルの開発を目的とする.具体的には, 量的な情報を入力としてキレを含めた動きそのものを評価する機構と, リズム感を保ちながらも自由な表現を評価しうるモデルを構築した上で, ビジュアルプログラミング環境PureData上で実装を行う.作成したシステムでは, リズムに同期したダンスの評価がより直接的に行うことができるようになった.