1 0 0 0 HITOMISHIRIAN

著者
土井 絵美 野地 朱真
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿
巻号頁・発行日
vol.4, pp.65-66, 2005

殺伐とした世の中小さな癒しを与えるアニメーションを作ろうと考えた.大袈裟な癒しではなく肩の力がすっと抜けるような短編である.そんな存在の友人が私にはいる.彼女をモデルに人見知り宇宙人ヒトミシリアンというキャラクタを設定し,アニメーションを制作した.また,映像を観る環境及びヌイグルミなどのオブジェも制作し、より感情移入を促すインスタレーションとして構築した.
著者
松島 俊明
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会年次大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.34, pp.23-30, 2006

尺八譜は五線譜と異なり文字で表記される奏法譜である.本講演では,著者らが開発している尺八譜の情報処理システムについて紹介する.本システムは,電子ペンやマウスによる手書き入力編集機能,尺八譜に特有な異なる流派間での楽譜の相互変換機能,演奏方法の表示を伴った自動演奏機能,標準MIDIファイルとの相互変換機能等,尺八楽譜情報の処理に有用な様々な機能を備えたマルチメディアシステムである.これらの機能を実現するため,尺八譜のためのデータ表記法を新たに考案した.本システムにより尺八楽譜作成の効率が向上するばかりでなく,西洋楽器との合奏用楽譜作成支援ツールや,初心者の尺八の独習用ツールとしての効果が期待できる.
著者
高橋 雄太 足立 裕紀
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会年次大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.35, pp.47-48, 2007

大規模漢字集合における異体字には多様な関係があり,これを明示的に示す手法としてトピックマップを採用する。この手法により,これまでの2次元のテーブルによる異体字関係記述の複雑さの解消を狙う。
著者
新井 康平 ト 憲強
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会誌 (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.301-309, 2010-05-25 (Released:2011-08-25)
参考文献数
21
被引用文献数
1

対象個体の数,分布など性質が変化する場合に適応が可能な オンラインクラスタリング法として提案されているもののうち, 比較的収束性能が高い強化学習・競合学習に基づく方法に, 追跡アルゴリズムを導入して更に収束性能を向上させた Pursuit Reinforcement guided Competitive Learning: PRCL法を提案する. この方法を地球観測衛星画像のように 大規模画像から画像部位を検索する場合に適用し, 検索所要時間,検索ヒット率,検索位置誤差および収束性能を評価したところ, 既存のベクトル量子化などのオンラインクラスタリングよりも高くなることがわかった. また,この方法を拡大・縮小率の異なる画像の部位を検索する場合に適用したところ, 倍率が一定の条件の下に画像部位検索が正確に行えることを確認した.
著者
平川 秀治 南 典政 江崎 正
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会年次大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.34, pp.163-167, 2006

IEC(International Electrotechnical Commission: 国際電気標準会議)のTC 100(Technical Committee No.100)で進めているAVマルチメディア機器のホームネットワーク関連技術の標準化についての報告。テレビ、ホームビデオサーバ、ロケーションフリーテレビなどホームネットワークの動向を紹介、DLNA, ECHONETなどTC 100におけるAVネットワークアプリケーションの標準化について述べる。ホームネットワーク関連の標準化に関わっている他の標準化機関、ITU-R、ITU-T、ISO/IEC JTC 1/SC 25と協調しつつ進めている。
著者
佐藤 公則 坂田 真美 鹿嶋 雅之 渡邊 睦
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会誌 (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.79-84, 2014-01-30 (Released:2015-11-06)
参考文献数
18

近年,盗難や紛失の恐れの少ない生体認証が普及している.しかし,偽造や,外的要因に影響されやすいといった欠点が挙げられる.本研究ではこれらを解決するため,歯を用いることとした.この利点として,指紋や静脈認証とは違い歯の情報取得は非接触型のため,衛生的であるということが挙げられる.一方,歯を用いた個人識別では,死体の身元確認が主な用途である.これは,歯のレントゲン写真や治療痕を照合に用いており,特殊な機械,技術を要する.本研究ではCCDカメラで歯並びを撮影し,歯並びの大局的特徴と局所的特徴の両方を利用して個人認証を行うシステムを提案する.実験結果から,歯並び画像解析に基づいた個人識別の有効性を示し,識別性能のFRR=0%とFAR=0%を確認した.
著者
隈元 桂之 富永 昌治
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿 画像電子学会第216回研究会講演予稿
巻号頁・発行日
pp.19-24, 2005-03-01 (Released:2005-04-01)

最近のプロジェクタはパソコンによる色制御が可能で,画素ごとに色度を指定することができるので柔軟な光源システムとして視覚情報処理,コンピュータビジョン等の分野において利用することができる.Digital Light Processing (DLP)方式のプロジェクタは高速に回転する4色カラーホイールとディジタルマイクロミラーで色光を表現しているため,CRTやLCDよりも色制御が困難で色制御の従来法では精度が十分ではなかった.本研究ではDLPプロジェクタの色制御のための新しい方法を提案する.本色制御法はニューラルネットワークに基づく.またプロジェクタには投影面での輝度のばらつきや投影距離による輝度の変化があり,これらを補正する手法も提案する.
著者
中川 大介 山口 恵介 藤本 忠博 村岡 一信 千葉 則茂
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会誌 (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.350-361, 2001-07-25
被引用文献数
2 4

近年, コンピュータグラフィックスにおいて非写実的なレンダリング法の研究が盛んに行われている. 本論文では, 挿し絵やテクニカルイラストレーションなどに用いられているペン画を取り上げ, 与えられた濃淡画像からペン画調画像を生成する手法について提案する. ペン画の基本的な技法には, 線で表す線描法と, 点の集まりで表す点描法がある. 線や点のサイズが表示デバイスの解像度に依存していると, 低解像度のデバイス(モニタなど)では線や点が連結して模様が認識されるアーティファクトの発生がさけられない. 本手法では線描の画像生成に1/fノイズによる揺らぎを与えた平滑化直線と呼ぶ濃度分布を持つ直線を用い, 点描の画像生成に平滑化点と呼ぶ濃度分布を持つ点を用いることでアーティファクトの発生を低減させることできる.
著者
木綿 麻実路 岩切 宗利
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿 画像電子学会第222回研究会講演予稿
巻号頁・発行日
pp.37-42, 2005-11-18 (Released:2006-11-07)

本報告では,情報の埋め込みを伴うアスキーアートの自動生成手法として,濃淡法と線画法を統合した手法を提案する.提案手法は,入力画像の輪郭部を線画法により,その他の部分を濃淡法により表現するものである.提案手法を用いた実験の結果,パターンマッチングのパラメータにより画質と埋め込み情報量を制御できることがわかった.また,画質を濃淡法と比較評価した結果,滑らかな輪郭を持つ,濃淡変化が緩やか,境界間のコントラストが大きいなどの特徴を持つ画像については提案手法が従来手法よりも優れていることを確認した.
著者
飯野 友里恵 森谷 友昭 高橋 時市郎
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿 (ISSN:02853957)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.49-52, 2011

モーションキャプチャシステムを用いて取得されたデータを利用して,ストリートダンスの動作解析を行った.ダンス経験者と初心者のモーションデータを取得し,その違いが数値的に表れているか,特徴抽出を試みた.解析結果によれば,上級者との違いを初心者へ伝達し,練習効率を高めるための処理とシステム化を検討したので,報告する.
著者
安達 文夫
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会誌 (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.683-690, 2004 (Released:2009-09-03)
参考文献数
14

博物館のディジタルアーカイブは,展示を含めた広範な公開に活用するために行われる.研究向けには,目録にあたる基本情報が網羅的に付されることが求められる.一般向けには利用者層に応じて選ばれた資料が,解説や関連情報とともに提供されることが望ましい.概観を表す画像は基本情報の一部と位置付けることができる.資料の内容を表す情報として,研究に必要な情報量を持つことで,一般向けにもディジタルアーカイブとしての価値が生ずる.   このような例として,国立歴史民俗博物館では,非常に細かく描かれた大型の平面資料やコレクション資料を主な対象とした超精細ディジタル資料を制作している.多くの入館者が利用できるよう,操作性に特段の配慮をしている.展示などに適用した事例から,資料の細部や隠れた箇所を明りょうに見ることができ,原品で必要な細心の注意を払うことなく,自由に閲覧できるといった実物にはない効用を持つことが,ディジタル資料が広く活用されるために必要であることが示された.
著者
栗原 恒弥 宮田 なつき
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会誌 (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4B, pp.539-546, 2004 (Released:2006-05-18)
参考文献数
14
被引用文献数
1

本論文では,医用画像 (CT) を用いて変形可能な手のCGモデルを生成する方法を提案する.複雑に変形する手の形状を表現するためには,正確なリンク構造の推定と,姿勢に依存した皮膚の変形を実現する必要がある.このため,提案手法では,医用画像を用いて複数の姿勢における,骨格形状,皮膚形状を同時に取得し,これらを用いて変形可能な手のモデルを生成する.提案手法は,以下の3つのステップからなる.第一に,複数姿勢における手の骨格形状から,骨格のリンク構造(各関節の回転中心,回転角度)を推定する.次に,各姿勢における皮膚表面形状を同一構造のポリゴンメッシュに変換する.具体的には,ある姿勢の皮膚表面形状(以下基準形状と呼ぶ)を変形,フィッティングすることで,別の姿勢の形状を表現する.このために,まず基準形状を,求められた関節中心および関節角度を用いて変形する.さらに,変形された形状を計測データに対話的にフィッティングすることで,同一構造のポリゴンメッシュを得る.最後に,求められたリンク構造と皮膚形状をpose space deformationによって補間して,皮膚形状の変形を表現する.CT画像を用いた実験を行い,約50,000頂点から構成される複雑な手の形状変形を実現した.