著者
小野 一穂 杉本 岳大 濱崎 公男
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.329-339, 2012-04-01 (Released:2012-04-01)
参考文献数
11

音声信号のデジタル化,マルチチャンネル化に伴い,音波を電気信号に変換するマイクロホンに対する要求も高度かつ多様化している.放送においても実際に収音を行う現場では,収音する対象や環境に応じて多種多様なマイクロホンを使い分ける.そこで本解説は,収音条件の観点からどのようにマイクロホンが選ばれ使われるかについて,近年の研究成果の紹介も交えて解説を行う.
著者
白川 功
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.10-19, 2011-07-01 (Released:2011-07-01)
参考文献数
20

IEEE が認定する Milestones は,2010年10月現在,全世界で106件(我が国では14件)に達する.まず,我が国以外で認定されたものについては主なもの,我が国で認定されたものについては全て,のタイトルを記す.次いで,筆者がnominator として申請し,認定された関西発のイノベーション4件(①電卓の開発,②自動改札機の開発,③黒部川第4水力発電所建設,④太陽電池の商用化)について,その概略と歴史的意義について記述する.
著者
Ichiro SATOH
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (ISSN:09168508)
巻号頁・発行日
vol.E91.A, no.11, pp.3261-3268, 2008-11-01 (Released:2008-11-28)
参考文献数
13
被引用文献数
1 5

A formal approach for specifying and reasoning about earth-friendly logistics management systems is presented. To reduce fossil fuel consumption and carbon dioxide emissions resulting from transport, we must enhance the transport efficiency of trucks, which play an essential role as carriers in modern logistics services. This paper addresses the milk-run approach. It is one of the most effective and popular solutions to this problem, but it makes it be complicated to implement in a logistics management system. We propose a language for specifying the routes of trucks and an order relation between the requirements of routes and the possible routes of trucks. The former is formulated as process calculus and the latter selects suitable trucks according to their routes.
著者
栗田 雄一 石原 茂和 稲見 昌彦
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.105-111, 2018-09-01 (Released:2018-09-01)
参考文献数
5

本稿では,2016 年10 月にスイスで開催された義手競技,動力義足,エグゾスケルトン,電動車椅子,BCI ゲーム,FES 自転車の各競走から構成されたサイバスロン(Cybathlon)のあらまし,並びに人の身体的運動を支援する身体的ヒューマンロボットインタラクション技術について概説し,人間拡張工学の開く世界を展望する.
著者
庄木 裕樹 田邉 康彦
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.11, pp.11_12-11_22, 2009-12-01 (Released:2011-06-02)
参考文献数
25

無線通信システムは,通信速度の高速化への要求とその実現によって発展してきた.そして,現在も,更なる高速化を目指して,研究開発や標準化が進められている.では,今後,どこまで高速化されるのか? 高速化できるのか? 本論文では,無線通信の更なる高速化に対する要求とその可能性について探る.
著者
大石 進一
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.301-307, 2014-03-10 (Released:2014-04-01)
参考文献数
5

早稲田大学基幹理工学部に応用数理学科を設立して7年経過した.これは工学と数学を半分づつ学ぶ学科である.3年生に回路理論を工学系の中心的な必修科目として設置した.電気回路基礎から電子回路(アナログ電子回路もディジタル電子回路も含む)までを30回の90分講義で教える科目である.この科目を2012年度と2013年度の2年間担当した.講義の準備に当たって,回路理論を数学的な論理性を保って講義することができるかを考えた.講義開始前の数か月と講義開始後の8か月ぐらいの約1年間でこのことに対する思索(とそれに必要な歴史的な文献調査,外国の教科書の調査,現在の技術動向調査が含まれる)を巡らし,その結果をコロナ社から回路理論として出版した.結果的にこの本はマクスウェルの方程式を公理として仮定し,素子特性は数理モデルとして与えられていると考えて回路理論を数学的な論理性を保つように展開することを志した.教科書とするために,数学的道具立ては制限した部分が多く,また,原稿も半分程度に圧縮したが,回路理論の論理的展開のためにいろいろな講義展開法についての試行を行い,我が国の定石の講義法とかなり異なっている部分も多い.2年目には講義の前半は理論,後半は実験という形で講義を展開した.2年目は回路理論を論理的に捉えるだけでなく,実験により回路の実在をどう捉えるか考えさせた.これらの思索と実践について報告する.
著者
松木 拓弥 鈴木 秀男
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.117-125, 2018-09-01 (Released:2018-09-01)
参考文献数
12

本研究では,メジャーリーグ(MLB)の2015 年シーズンの投球の質に関するトラッキングデータとセイバーメトリクス指標を用いて投手の能力を評価する.そのために,共変量シフトに対応した転移学習を導入し,トラッキングデータからセイバーメトリクス指標を予測するモデルを構築する.更に,そのモデルに基づく予測値と実測値の差から投手の能力を検討する.
著者
鳥屋尾 博 小林 準人 安藤 利和 半杭 英二
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.27-32, 2015-06-01 (Released:2015-06-01)
参考文献数
7

小形化が進む無線機器の内部では,電磁ノイズによって生じる干渉の低減が課題となっている.メタマテリアルの一種である電磁バンドギャップ (EBG) 構造は,この電磁ノイズの放射を抑制する新たな技術として注目を集めている.本稿では,メタマテリアル技術の産業応用の例として,これまでに提案されているEBG構造の種類や原理を中心に,筆者らによるEBG構造の応用事例も含めて紹介する.更に試作機レベルでの電磁ノイズ抑制効果についても評価結果を示して解説する.