著者
久保 信明
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.567-572, 2019 (Released:2019-09-16)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1
著者
川口 貴正 久保 信明 谷川原 誠 坂本 義弘 菅野 重樹 藤井 健二郎
出版者
一般社団法人 日本写真測量学会
雑誌
写真測量とリモートセンシング (ISSN:02855844)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.240-244, 2016 (Released:2017-09-01)
参考文献数
6

Indoor Messaging System (IMES) is an indoor positioning technology. This paper introduce a case of smartphones with IMES, snooping measures for IMES, and trend of High-accuracy IMES.
著者
久保 信子
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.511-520, 1999-12-30 (Released:2013-02-19)
参考文献数
21
被引用文献数
8 5

本研究の目的は, 大学生の英語学習について, 学習動機学習に関する認知的評価, 学習行動, およびパフォーマンスという潜在変数間の関係を明らかにすることである。そのために, 志向-評価モデルと名づけた動機づけモデルを提案した。そのモデルは, 学習動機と学習に関する主観的評価が共変動し, それぞれが学習行動に影響し, さらにパフォーマンスに作用すると想定したものである。このモデルを文系の学生193名, 理系の学生136名の反応について検討した。まず学習方略について, その項目を因子分析にかけた。その結果, 一般的方略と大意伝達方略の2つに分類された。次に, 文系の学生と理系の学生とではいくつかの観測変数の分布に顕著な違いが見られたので, これらを別々に分析した。共分散構造分析にかけたところ, 文系および理系の学生の両グル-プは潜在変数間において同様の関連を持つ結果となり, その関連は志向-評価モデルと同様であった。学習動機と認知的評価への介入一般について考察した。
著者
松浦 祐介 岡 ハル子 山縣 数弘 菊池 譲治 井上 功 大久保 信之 土岐 尚之 川越 俊典 蜂須賀 徹 柏村 正道
出版者
学校法人 産業医科大学
雑誌
Journal of UOEH (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.205-215, 2014-09-01 (Released:2014-09-12)
参考文献数
32

子宮頸癌は日本においてもっとも頻度の高い婦人科悪性腫瘍である.細胞診による子宮頸がん検診はその有効性を証明する十分な証拠があるにもかかわらず,日本の子宮頸がん検診受診率は約20%であり,他の先進諸国と比較して格段に低い.2001年度の北九州市の子宮頸がん検診受診者数は15,501人(受診率は6.8%)と全国平均の半分以下であった.厚生労働省は女性特有のがん検診事業の一環として2009年度から20,25,30,35,40歳の女性に対して「がん検診無料クーポン」を配布した.すると2012年度には北九州市の検診受診者数は31,970人(受診率は22.3%)と倍増し,ほぼ全国レベルまで到達してきた.子宮頸癌の発生にはハイリスク型のヒトパピローマウイルス(HPV)が関与していることが明らかであり,HPVはおもに性行為によって感染する.近年,若年者を中心に子宮頸部初期病変・子宮頸癌が増加しており,2008年には異常細胞診症例(要精検者)を2.3%に認めた.子宮頸がん検診受診率向上のためには,費用対効果を考慮した効果的な検診システムの確立も重要である.子宮頸癌による死亡率を減らすためには国・地方自治体・医療機関・企業・教育の現場などが現状を正確に把握し,積極的に子宮頸がん検診受診率向上の課題に対して取り組むことが必要である.
著者
大久保 信一
出版者
行動経済学会
雑誌
行動経済学 (ISSN:21853568)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.40-53, 2018 (Released:2018-10-16)
参考文献数
37

本論では,Webアンケート調査にて,退職給付による人材の選別の効果及び非正規雇用者への適用の可能性を検証し,次の2つの結論を得た.第1に,現在の職場での退職給付による,長い期間1つの会社で働く意志があり,時間選好率の低い人材を選別する効果は首肯された.ただし,非正規雇用者における人材の選別の効果があるとはいい切れない.第2に,退職給付は,転職を考える者の中で長い期間1つの会社で働く意志があり,時間選好率の低い人材の選別に寄与するといえる.これは非正規雇用者での選別においても効果を持つ可能性がある.
著者
安田 明生 北條 晴正 樊 春明 海老沼 拓史 久保 信明
出版者
東京海洋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究では,海面で反射したGPS信号を利用した新しい海面高度計測センサを開発した.このセンサは,GPS衛星を信号源として利用するパッシブなシステムであるため,小型・省電力である.また,一度に複数のGPS反射波を観測できるため,広範囲な海洋観測が可能である.航空機からの観測実験では,数十cmの精度で海面高度を観測できることが確認された.本研究成果の応用として,航空機や人工衛星から津波監視などが考えられる.
著者
高野 元 久保 信也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.10, pp.9-16, 2000-01-24
被引用文献数
7

本報告は、WWW検索用のランキングシステムであるサイテーション・エンジンの機能と構成について述べる。現在のWWW検索の問題は、一つ一つのページを独立した文書として扱っていることであると考え、ユーザに提示すべき検索結果は個々のページの重要度ではなく、WWWサイトの構成を反映したものにすべきと考えた。サイテーション・エンジンは、WWWページ間のリンク構造を解析することによって、上記機能を実現する。サイテーション・エンジンはWWWクローラが出力するリンク情報をデータベースに格納し、これを解析する。解析機能は、リンク参照関係を用いた重要度(ページランク)計算機能と、WWWページ間の関連を用いた情報構造(インフォメーション・ユニット)解析機能からなる。さらに、ここで得られたページランクとインフォメーション・ユニット情報に基づいて、検索結果を並べなおすリンク構造ソート機能を備える。これにより、全文検索エンジンと連携して、高度なランキング機能を備えたWWW検索システムを構成できることを、プロトタイプシステムによって確認した。This report describes functions and configuration of a ranking system for the WWW search engine, which we call "Citation Engine". We have figured out the problem in the WWW search system that the system treats each WWW page as an independent document. Therefore, the ranking method in the system should consider a structure of pages in a site. According to this consideration, "Citation Engine" was designed to give better ranking by using link analysis techniques. "Citation Engine" stores and analyzes whole link structures that are fetched by the Web Crawler system. There are two main analysis functions: (1) the page rank analysis, and (2) the information unit analysis. It also provides the structural sorting function, which organizes search result with information of the page rank and the information unit. The WWW search engine which gives well-organized search results can be build by integrating "Citation Engine" and the full-text search engine. Efficiency of "Citation Engine" is verified on a prototype system.
著者
近藤 俊一郎 海老沼 拓史 久保 信明 安田 明生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.169, pp.25-30, 2007-07-20

電離層シンチレーションは電離層のF層(≧地上高150km)の局地的な電子密度の不規則性によって起こるとされている.この不規則な領域と送信機および受信機の相対的な運動により,GPS信号の信号強度と位相が急激に変化し,受信機のロックはずれやサイクルスリップを起こすことが知られている.本研究では,既存の研究で提案されているモデルを基にシンチレーションサンプルの生成ソフトウェアを製作し,日本で観測される標準的な強度のシンチレーションに対する位相ロックループ(PLL)の性能をシミュレーションで評価した.シミュレーションの結果,帯域可変型Fast Adaptive Bandwidth (FAB) PLLはシンチレーションの影響下にいても位相誤差を見積もって帯域幅を制御できることが確認できたが,信号強度の低い信号では利用は困難であることも明らかになった.