著者
今村 敏英 池田 克巳 藤枝 三郎
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会誌 (ISSN:05824664)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.300-303, 1976

The variations of penetration and viscosity of binders with the addition of polymer were studied and following results were obtained:<br>1. The variations of penetration and viscosity of binders depend on the viscosity difference between the polymer and maltene.<br>2. Upon mixing polymer in 2-6% with maltenes, the following equation was obtained; log&eta;<sub>G</sub>/&eta;={1.00-29/(&Delta;S.P.&times;Mwm)<sup>0.43</sup>(1.00-C<sub>m</sub>)}log&eta;<sub>G</sub>/&eta;<sub>m</sub> where the term 29/(&Delta;<i>S.P.&times;Mwm</i>)<sup>0.43</sup> is the swelling volume of polymer in maltenes.
著者
牛尾 俊介
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会誌
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.376-384, 1980
被引用文献数
1

アスファルトのクリープ挙動の支配要因として粘度は非常に重要である。また, 施工時, 供用期間中を通じてのアスファルトの品質&bull;性状のうち, 粘度が供用性能評価に関係がある場合が多い。アスファルトの粘度測定は, 高温では比較的簡単であるが, 常温&bull;低温では技術と設備の両面において困難が伴う場合が多い。筆者はアスファルトの物理性状から, 任意の温度における粘度を簡単に求めることが出来る粘度表示式を提案し, その信頼性を確認した。各種アスファルトの針入度, 軟化点とその両者より得られるPIが既知であれば, アスファルトの各種応用技術のなかで粘度の指標を必要に応じて有効に利用することが出来る。
著者
大植 佳宏 中野 正吾 大越 達也
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

化学産業において、化学物質の取り扱いは、その固有の危険性により、多くのリスクを伴うものである。特に液体をサンプリング瓶に直接サンプリングを行う事は、被液、ベーパーの吸引、静電気発火等、大きなリスクをはらんだままの作業となっているのが現状である。その様なサンプリング作業を可能な限りクローズ化し、自動化することにより、作業者のリスクを低減させる方策に取り組んできた。実例をもとに解説する。
著者
友松 拓也 東 弘
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 第48回石油・石油化学討論会(創立60周年記念東京大会)
巻号頁・発行日
pp.67, 2018 (Released:2018-12-17)

チューブ管端部の探傷を目的とした日本電測機社の拡管部検査用過流探傷技術について発表する。
著者
王 丹紅 李 相国 銭 衛華 石原 篤 加部 利明
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.39-44, 2002
被引用文献数
3

Co/Mo比の異なるCoMo/TiO<sub>2</sub>触媒を調製し, ジベンゾチオフェン (DBT) の水素化脱硫反応を行った。Co/Mo比が0.2の場合には, Coの添加効果によって触媒の脱硫活性が約2倍増加したが, Co/Mo比が0.2以上では脱硫活性の増加はわずかであった。これに対し, 触媒の水素化活性はCoを添加することによって変化が見られなかった。[<sup>35</sup>S]DBTの脱硫反応の結果から, Co/Mo比が0.2の場合にはCoの添加効果によって触媒上に交換可能な硫黄量 (<i>S</i><sub>0</sub>) が大きく増加したが, Co/Mo比が0.2以上では<i>S</i><sub>0</sub>はわずかしか増加しなかった。これに対し, CoMo/TiO<sub>2</sub>触媒はMo/TiO<sub>2</sub>触媒とほぼ同様なH<sub>2</sub>S放出速度定数を示す。この結果から, CoはMo/TiO<sub>2</sub>触媒上の交換可能な硫黄量 (活性点数) を増加させることがわかった。
著者
金 ミンジュン 松本 慶江子 加藤 英樹 福岡 淳 中島 清隆
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

液相沈殿法にて合成した結晶性YNbO<sub>4</sub>の表面には水中でも機能する塩基性サイトが存在し、6炭糖や縮合有機物の逆アルドール反応を水存在下でも進行させる。本発表では、焼成温度と塩基性質の相関性に焦点を当て、塩基性質と触媒活性の相関性について議論する。
著者
高嶋 修二 青山 良二
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

安全文化レベル向上検討プロジェクトチームは、労働災害や事故・トラブル防止対策強化を目的として2012年に発足し、様々な活動により2013年労働災害ゼロを達成することが出来ました。しかし、安全に対する継続的な活動を行うため、2014年より第二期の活動として2016年SDM『事故ゼロ・災害ゼロ・環境トラブルゼロ』のトリプルゼロを目的に、全員参加による安全文化レベルの向上を目標に掲げ、全社活動を展開しています。
著者
武石 薫 宇佐美 文比古
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 第41回石油・石油化学討論会(山口)
巻号頁・発行日
pp.140, 2011 (Released:2012-01-10)

我々はすでに、一酸化炭素の水素化反応によるジメチルエーテル(DME)の直接合成に対して高活性・高選択的な優れた触媒(ゾル-ゲル法で調製したCu-Zn/Al2O3)を開発している。この触媒を、地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素からのDME直接合成に応用した。しかし、CO製造が多く、DMEの選択率が良くなかった。現在、Cu/Zn/Al2O3の組成比などの変更により、DME選択率の向上を試みている。
著者
金 英傑 浅岡 佐知夫 黎 暁紅 朝見 賢二 藤元 薫
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.97-105, 2005-03-01
参考文献数
15
被引用文献数
4

天然ガスからの燃料合成の潜在的ルートであるメタノールおよび/あるいはジメチルエーテル(DME)の液化石油ガス(LPG)への転化について,H-ZSM-5およびH-FeAlMFI-シリケート触媒上で,高転化率でLPG成分への高選択性が得られる条件,生成エチレンのリサイクル,触媒の活性低下と再生を検討した。<br> LPG選択性は,触媒性能,反応温度,原料分圧および接触時間に依存した。原料分圧が高くなるほど,炭化水素生成物分布が広幅になった。エチレンは,H-ZSM-5触媒上ではメタノールおよび/ないしDMEとの組合せ反応によって,LPGに選択的に転化できた。LPGのプロセス選択性は,生成したC<sub>2</sub>成分を可能なリサイクル比で反応器に循環すれば,大幅に向上できることが明らかとなった。ただし,ワンスルーで良好なH-FeAlMFI-シリケート触媒はリサイクルモードでは能力が発揮できないことが判明した。活性の低下した両触媒とも適度の炭素燃焼処理によって,成分選択性を含めてうまく再生することができた。H-FeAlMFI-シリケート触媒は,H-ZSM-5に比べてわずかな活性低下におさまっており,またFeを骨格に導入することにより再生と反応の繰返しによる活性を抑えることができた。この触媒について観察される再生に伴う安定性の改善は強酸点の消失に起因すると推定した。<br> 以上,エチレンリサイクルモードでの使用を除くと,H-ZSM-5触媒よりもH-FeAlMFI-シリケート触媒がよい触媒であることが分かった。<br>
著者
江頭 竜一 斎藤 潤
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.218-226, 2007-07-01
参考文献数
10
被引用文献数
1 7

メタノール水溶液を溶媒とした吸収油の液液抽出に対して,連続式向流接触スプレー塔型の抽出装置を適用した。スプレー塔は構造が簡素であることから,塔内の物質移動現象を検討するのに適している。まず,物質移動係数の算出に必要となる吸収油─メタノール水溶液間の液液平衡を実測し既往の結果と比較した。本報で得られた液液平衡関係と既往の結果とは良好に一致し結果の再現性,信頼性を確認した。ついで,スプレー塔による液液抽出における操作性ならびに分離性について検討した。連続(抽出)相に比較して分散(抽残)相の密度は十分大きく良好な向流接触操作が可能であり,本報の範囲においては分散相の飛まつ同伴やフラッディングは観察されなかった。0.5 mほどの研究室規模のスプレー塔により十分な物質移動が検出され,塔内の物質移動現象の検討が可能であった。同素環化合物など吸収油中の他の成分に比較して含窒素複素環式化合物が選択的に抽出され,これらの成分の分離が可能であった。また,この分離は平衡関係に基く分離であった。本スプレー塔において,含窒素複素環式化合物の収率および分離の選択性は,最高でそれぞれ0.4および30程度であった。連続(抽出)相流量の増加とともに,総括物質移動係数は増加し,連続相側に物質移動抵抗が存在した。<br>
著者
今井 裕之 寺坂 一沙 黎 暁紅
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 第45回石油・石油化学討論会(名古屋大会)
巻号頁・発行日
pp.166, 2015 (Released:2016-01-05)

Znをゼオライトに担持した固体触媒を用いて、エタノールからの一段での1,3-ブタジエン合成反応を行った。反応にはゼオライトの酸性質が大きく影響し、ゼオライトの酸量・酸強度が大きい場合ではエタノールからエチレンまたはジエチルエーテルの生成が優勢になった。酸量の少ないチタノシリケートを担体に用いることで、エチレンよりも1,3-ブタジエンの生成が優勢になることを見出した。
著者
鈴木 祐一郎
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 第43回石油・石油化学討論会 (北九州)
巻号頁・発行日
pp.168, 2013 (Released:2014-01-14)

九州には、北海道とならび我が国の主要な炭田堆積盆が分布している。炭層(coal bed)には、メタンガスが吸着という物理現象で包蔵されているのが一般的である。このガスを一般にコールベッドメタン(CBM)と呼んでおり、CBMは減圧により炭層から脱着する。現在、米国や豪州で生産されている。日本では商業的にCBMは生産されていないが、九州にはまだ多くの炭層が地下に存在しており、そのCBMポテンシャルを既存資料などから考察する。
著者
村木 正昭 石本 祐樹 小崎 恭寿男 篠崎 明輝子 樋口 文孝 山下 純司 角和 昌浩
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

経済産業省が水素燃料電池戦略ロードマップを2016年3月に改訂するなど、エネルギー媒体としての水素利用はますます注目されている。経営情報部会WG1では、水素利用の進展が日本のエネルギー業界に与える機会や脅威をシナリオプランニングの手法を用いて検討した。本検討では、地方自治体の特性でシナリオを書き分けており、本講演では、人口密度の高い都市のシナリオについて、ドライバーや帰結を報告する。
著者
香川 詔士 池田 憲治
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会誌
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.104-108, 1990

合成ゼオライトを吸着剤として, 石油留分中の<i>n</i>-パラフィン類を分離する際の吸着平衡データを工学的に相関した。C<sub>6</sub>~C<sub>11</sub>までの<i>n</i>-パラフィンを含む単一溶質ベンゼン溶液と<i>n</i>-ヘキサン+<i>n</i>-デカンを含む二溶質ベンゼン溶液を対象として, 回分法吸着で平衡吸着量を測定した。得られた吸着平衡データに対して多成分系の一般式である Langmuir-Freundlich 式を非線形 Simplex 法で解き, その適用性を検討した。その結果, 単一溶質系ではよく一致し, 二溶質系では5~8%以内の誤差で一致することを見い出した。
著者
坂田 和也 山田 芳佳 飯場 顕司 田谷野 孝夫
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2015, 2015

ポリオレフィンの分子構造解析について、最近の技術的な進展を紹介する。温度変調昇温溶離分別による結晶性分布解析、相互作用クロマトグラフィーを用いた組成分布解析、二次元NMRによる微細構造解析などを報告予定。
著者
横山 伸也 小木 知子 小口 勝也 村上 雅教 鈴木 明
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会誌 (ISSN:05824664)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.262-266, 1986
被引用文献数
12

前報では, コナラ木粉およびアルカリ水溶液を高圧反応容器に入れて, 適当な反応条件下で加圧, 加熱することにより, 約50%の収率で液状生成物が得られることを報告した。本報では, この水相における液化法が, コナラ以外の他の樹種, 樹皮, あるいはバガスなどに対しても, 適用でき得るか否かを調べるために11種の木材, 3種の樹皮およびバガスの液化を行い, 液状油の収率と性質を検討した。すなわち, 広葉樹としてコナラ, ドロノキ, ブナ, 針葉樹として杉, ツガ, スプルース, カラ松, 赤松, 南洋材としてレッドラワン, カプール, カメレレを, 樹皮としてカラ松, 赤松, トド松を用いた。この他に比較のため, 砂糖きびの絞りかすであるバガスも用いた。これらの分析値を <b>Table 1</b>に示した。液化は, 前報で最適と考えられた条件, 温度300°C, 初圧2.0MPa, 滞留時間 (設定温度における保持時間) 0分, 木粉/触媒/水比が5/0.1/30で行った。<br>アセトン可溶分として定義した液状油の収率とCHR (CとHの回収率) は, それぞれ以下の式から求めた。<br>収率(%)=(生成油の重量/原料の重量)×100<br>CHR(%)=(生成油中のCとHの重量/原料中のCとHの重量)×100<br>この結果をまとめて<b>Table 2</b>に示した。表から明らかなように, 木材に関しては, 収率は約50%程度であり, カラ松と赤松がやや低い値を示したが, 総体的には樹種による顕著な相違は認められなかった。バガスはほとんど木材と同じ収率であったが, 樹皮の場合は20-27%と低収率であった。収率と原料の組成との関係について, <b>Fig. 1</b>に示すように原料中のリグニンと収率とをプロットすると, 木材のグループと樹皮のグループに大別されたが, それぞれのグループ内では特に一定の傾向は見られなかった。また, 収率と他の成分との間にも特に傾向は見られなかった。<br>樹皮が木材に比べて低収率なのは, 反応性が低いためではなく一度生成した液状油が repolymerization して固体の residue になるからである。<b>Fig. 2</b>に, 原料中のリグニンと発生するガスおよび固体 residue の量との関係を示した。リグニンが増加すると, 固体 residue も増加するがガス量はほとんど一定である。前報では, 反応時間が長くなるにつれて液状油収率が減少してくる現象が観察されたが, これも同じようにrepolymerizationによると考えられる。事実, Boocock ら (文献12) は, リグニンを多く含む樹皮をフラッシュ的に熱分解し急冷した場合, 通常の数10分の加熱による液化に比べてはるかに収率がまさっており, これは primary oil の repolymerization が阻害されるためであると報告している。
著者
加藤 昌弘 村松 輝昭 植田 裕樹 山口 正人 小澤 智樹
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会誌 (ISSN:05824664)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.312-317, 1992
被引用文献数
15

メタノールとヘキサン, シクロヘキサン, およびヘプタンからなる3種2成分系溶液の溶解度曲線と298.15Kにおける液密度を測定した。得られた液液平衡と液密度挙動を状態方程式で相関した。<br><b>Table 1</b>に実験で用いた試薬の物性値を示す。<b>Table 2</b>に298.15Kにおける液密度の実験値を示す。ここで, 括弧内の数値は2液相分離しているときの上相と下相の密度を示す。密度はデジタル密度計で測定した。液密度挙動を Fig. 1に示す。液密度曲線での屈曲点から相互溶解度を決定した。298.15Kにおける密度測定から得られた相互溶解度を<b>Table 3</b>に示す。<br>溶解度の測定は, まずガラスアンプルに望む組成の溶液を仕込み, ガラス上部を溶かして密封した。このアンプルを恒温水槽に人れ, 試料アンプルを振りながら液相の状態を観察した。温度を変化させ, 2液相状態と均一液相状態との境界温度を測定して, その組成での溶解度温度とした。得られた溶解度温度の実験値を<b>Table 4</b>および<b>Figs. 2~4</b>に示す。<br>得られた液液平衡と液密度データを, Eqs. (1)~(5) に示す状態方程式で相関した。今回は, 係数<i>a</i>と<i>b</i>の温度依存性をEqs. (6)~(10) に示すように持たせ, 298.15Kにおける密度と蒸気圧を満足させた。<b>Table 5</b>に各純物質に対する補正係数の数値を示す。<br>状態方程式を混合流体に適用するために, Eq. (11) で示す Huron-Vidal 型の混合則を導人した。ここで関数Fには, Eq. (12) に示す3定数 Wilson タイプ, およびEq. (13) に示すNRTLタイプを用いた。また, パラメーター<i>b</i>およびθについては Eqs. (15)~(17) に示す混合則を用いた。3定数 Wilson タイプのパラメーターとNRTLタイプのパラメーターはEqs. (18) および (19) に示す温度の関数として整理した。<b>Table 6</b>に, 液液平衡と液密度の実験値を同時に状態方程式で相関して得られたパラメーターの数値および液密度の相関精度を示す。<b>Fig. 1</b>の実線は, 状態方程式による液密度の計算結果を示す。<b>Figs. 2~4</b>に溶解度曲線の計算結果を示す。ここで,実線はNRTLタイプ, 破線は Wilson タイプを示す。
著者
山田 和昭
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 第47回石油・石油化学討論会(鳥取)
巻号頁・発行日
pp.1, 2017 (Released:2018-01-16)

地方公共交通の衰退や費用負担などは日々の報道で取り上げられますが、真の原因が取り上げられることはほとんどありません。地方鉄道を再生する際に現れた真の原因と、多様なステークホルダーを相手に再生の道筋を付けるまでの過程と落とし穴をご紹介します。
著者
ラーチャハート サコーン 鈴木 雄詞 早川 耕太郎 渡部 綾 河野 芳海 福原 長寿
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

Ni/CeO<sub>2</sub>系のハニカム型構造体触媒における構造様式の違いがCO<sub>2</sub>のメタン化特性に及ぼす影響を調査した。ストレートチャネルにより構成されるプレーン様式の構造体触媒に比べて,流路部を短く分割し,間に空隙を設けたセグメント様式の構造体触媒が高い反応性を示した。セグメント様式の反応場はNu数とSh数が大きく,この物質・熱移動の促進が高い反応性の一因であると推測された。
著者
広中 清一郎
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 第36回石油・石油化学討論会 (鹿児島)
巻号頁・発行日
pp.172, 2006 (Released:2007-01-30)

油境界潤滑における潤滑油および添加剤について,すべり速度,温度,荷重,摩擦材などのトライボロジー条件によるそれぞれの役割とその作用機構を解説し,新しい潤滑油や添加剤への展望を述べる。