著者
森木 秀一 井村 進也 伊藤 勝 松崎 則和 藤原 慎 伊藤 恒平
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.1417-1421, 2009 (Released:2010-06-18)
参考文献数
10

スリップ率の変化率に基づく全輪駆動車のためのスリップ率制御手法を提案する。本制御手法によれば,目標スリップ率が最適値よりも大きく設定されており,スリップ率が最適値を超えた場合であっても,スリップ率の増加が自動的に抑制される。本制御手法をモータアシスト4WD車両に適用した結果を示す。
著者
辻井 栄一郎 土屋 光生 寺山 敬 鶴見 尚
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.1049-1054, 2019 (Released:2019-07-25)
参考文献数
9
被引用文献数
3

二輪車において高速走行中の直進安定性については、長年にわたって理論的且つ実験的な解析が行なわれており、実際の開発にも応用されている。一方、極低速での走行時は安定性がなくなり、その安定性をいかにしてカバーするかも近年では研究され始めている。本報では、車体の構造に自由度を追加することで極低速での安定性向上を検討したので報告する。
著者
杉山 均 今井 太一 覺幸 知輝 岡垣 百合亜 加藤 直人
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.41, no.5, pp.1119-1125, 2010 (Released:2010-11-30)
参考文献数
21
被引用文献数
1

曲がり管路入口上流部に微小突起リブを内壁側に設けると圧力損失の低減につながることが,実験より報告され,同時に曲がり管路下流部における平均速度の計測結果も報告された.この乱流場を対象に非等方性乱流モデルにより平均速度を予測し本解析手法の妥当性を示すとともに,圧力損失低減を確認しその低減メカニズムを提案した.
著者
田中 克則 佐久間 壮 見澤 英明 宮下 由佳
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.1147-1152, 2016 (Released:2018-01-29)
参考文献数
15
被引用文献数
1

運転の楽しさを感じてもらえる車を開発したい.しかし,運転の楽しさのメカニズムを解明した論文はほとんどない.運転者の感性構造を感性工学で明らかにした.経験で変わるハンドル操作と期待値を推定できる計算手法を強化学習で構築した.この計算手法は,運転の楽しさと車両構成要素の関係を推定できる.
著者
柴田 裕一 鬼頭 壮宜 石田 裕之 後藤 優吾 上條 正義
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.1068-1074, 2020 (Released:2020-11-30)
参考文献数
11
被引用文献数
2

近年、更なる日没前後から夜間に発生する交通事故低減を目的に、路面にシンボルを投影し歩行者等に車両の挙動を伝える路面描画ランプが検討されている。本論文では交差点左折時に作動するターンシグナルランプ用路面描画を想定し、必要な明るさ及び幻惑光(グレア)の有無を確認した。
著者
三好 明 酒井 康行
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.48, no.5, pp.1021-1026, 2017 (Released:2018-05-15)
参考文献数
36
被引用文献数
30

直鎖アルカン,分岐鎖アルカン,環状アルカン,芳香族,アルケンから構成される5 成分ガソリンサロゲート燃料を提案し,その詳細反応機構を構築した.その着火遅れ時間と層流火炎伝播速度の検証結果を紹介する.
著者
青木 義郎 佐藤 誠晃 市川 靖洋 阪井 健 田中 博
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.1141-1146, 2016 (Released:2018-01-29)
参考文献数
4

ヘッドランプへの泥や雪などの汚れは,ドライバーの前方視認性を低下させるとともに,対向車にグレアを増加させる危険性がある.この研究では,ヘッドランプが汚れた場合,対向車へのグレアや歩行者視認性にどのように影響するかを調べるとともに,その改善方法であるヘッドランプクリーナーの効果について検証を行った.
著者
加藤 大地 橋爪 祥光
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.927-932, 2017 (Released:2019-06-25)
参考文献数
8

小型ハッチバック車を対象に,エアダムスポイラー装着による空気抵抗低減に伴う流れ場の分析を風洞試験および数値流体解析を用いて行ない,空気抵抗低減の流体力学的な機構を明らかにした.エアダムスポイラーは車両床下流の運動量流量を減少させ,車両の後流構造を変化させることで空気抵抗を低減することを明らかにした.
著者
斉藤 孝信 塩崎 毅 玉井 良清
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.614-620, 2020 (Released:2020-07-11)
参考文献数
16

薄鋼板からなる自動車のホワイトボディで,トポロジー最適化を用いた剛性に関するスポット打点位置の最適化により,従来手法に比べ効率的に剛性が向上できるようになった.また構造用接着剤塗布位置の最適化にも有効であり塗布量を最小に抑えることが可能なことを明確化し、本手法は量産車体に適用された.
著者
鈴木 央一 小鹿 健一郎 山口 恭平
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.1286-1291, 2018 (Released:2018-11-26)
参考文献数
4

バッテリーは性能劣化が不可避であるため、長期間運用されたハイブリッド車においては燃費性能が変化することが危惧される。そこで18万キロ走行したハイブリッド車を用いて、新旧バッテリーそれぞれでJC08モード等の燃費を評価するとともに、バッテリー性能についてセル容量等の試験を行った。
著者
野内 忠則 田中 金太 山﨑 誠志
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.459-465, 2022 (Released:2022-04-04)
参考文献数
13

ゼオライトを用いたエンジン用のCO2分離・回収システムについて検討した。まず、空気とCO2を混合したエンジン排気の模擬ガスをゼオライトに導入した場合の吸着・脱着特性について実験的に検討した。次に、実際のエンジン排気を導入した場合についても同様に検討を行い、模擬ガスの結果との違いについて考察した。
著者
鈴木 崇 菊地 一範 若杉 貴志 千賀 雅明 味村 寛 占部 博之 平田 直
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.71-76, 2022 (Released:2021-12-24)
参考文献数
8

交通事故低減の社会的ニーズが高まりを見せる中,交通事故シーンでのドライバ操作特性・傾向を知ることは自動車開発はもちろん先進運転支援システムの基準作りを議論する際にも重要である.そこでドライビングシミュレータを用いて緊急回避場面でのドライバ操作の特徴を年齢層(高齢層・中間層・若年層)別に把握した.
著者
平山 勇人 柴田 大輔 内海 貴人 樋口 毅 野間 俊 篠原 章郎
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.711-716, 2022 (Released:2022-06-17)
参考文献数
17

ステンレス溶射ボアに対応した厚膜DLCピストンリングを開発した。FVA法を用いたDLCの成膜により、ドロップレットが少ない状態で厚膜化および低硬度化を実現し、CrN膜の廃止による凝着摩耗課題およびDLC膜変形能向上によるアブレシブ摩耗課題の両方を解決した。
著者
酒井 雄大 井森 恵太郎 松本 直樹 松村 恵理子 千田 二郎
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.1103-1107, 2018 (Released:2018-11-26)
参考文献数
6

筒内直接噴射式ガソリンエンジンはポート噴射式と比較し高効率・低エミッションである一方,非常に緻密な混合気分布の制御が求められる.本研究においては,燃料を加熱する手法による混合気分布の制御を目的とする.本報においては,急速圧縮膨張機関を用いて加熱噴霧が燃焼特性に及ぼす影響を把握する.
著者
石川 恭匡 高橋 直樹 高浜 琢 野中 謙一郎
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.1487-1493, 2019 (Released:2019-09-25)
参考文献数
13
被引用文献数
1

近年,自動運転レベル2でも走行制御可能なエリアの拡大が望まれている.本研究では,車線情報と先行車情報とカーナビ情報と車両挙動情報をMoving Horizon Estimationによりフュージョンすることで,操舵制御性能の改善が可能となることを示す.
著者
吉本 達也 深尾 隆則 横小路 泰義 伊能 寛 松本 平樹
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.997-1002, 2016 (Released:2018-01-29)
参考文献数
10
被引用文献数
1

自動操舵制御において乗り心地を重視する場合は緩やかな操舵が求められるが,一方で追従性を重視する場合は即応性が求められるため,これらの間にはトレードオフの関係がある.本論文ではこれらを両立することの出来る自動操舵制御手法を提案する.また,提案手法の有効性をシミュレーションと実車実験で確認する.
著者
沈 富超 森川 弘二 森吉 泰生 窪山 達也
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.517-524, 2020 (Released:2020-05-25)
参考文献数
7

本研究ではオイル添加剤の調整がLSPI発生頻度に与える影響を明確するため,Ca, Mg, Mo三種類の添加剤の組合せをベースに,各々の添加剤の量を2水準設定し,その組合せの計8種類の試作オイルを用意した.特にこれまでに報告例がない,IMEP 2.4MPaの超高負荷運転において,オイル添加剤がLSPI発生に与える影響を調査した.
著者
松原 直義 宮元 敬範 丹野 史朗 宮川 淳 阿部 祐也 横尾 望 金子 和樹 高橋 大志 中田 浩一
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.100-105, 2023 (Released:2023-01-25)
参考文献数
12

カーボンニュートラル社会の実現に向けて様々な産業の脱炭素化に資する水素が注目されており,運輸部門においてはFCEVに加えて水素エンジンの検討がなされている.水素はガソリンと比較して着火しやすいという特性があるため異常燃焼が生じやすい.本論文では,水素特有の異常燃焼の発生メカニズムの解析を実施した.
著者
後藤 荘吾 稲生 隆嗣 上田 将人 山下 顕
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.1090-1094, 2021 (Released:2021-10-07)
参考文献数
3
被引用文献数
2

本稿では、新型FCV向けに開発された高圧水素タンクの進化を紹介。高強度の新炭素繊維を採用し世界最軽量(質量効率:約6.0wt%)を実現。また、新開発のエポキシ樹脂や高速加工プロセスの採用により、高い品質と量産性を両立しつつ大幅なコスト削減を実現。また、開発したタンクはUN-R134の認証を取得。
著者
萩田 賢司
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.871-876, 2014 (Released:2018-01-25)
参考文献数
9

日没前は太陽の眩しさにより交通事故が増加しており,日没後は薄暮により交通事故が増加しているという研究報告が存在する.これらの現象を時系列的に分析した研究は存在しない.そのため,日没前後の交通事故発生確率を時系列的に分析して,太陽の眩しさと薄暮による交通事故発生への影響を定量的に示した.