著者
井ケ田 良治
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.101-144, 1975-06-30

資料
著者
岡本 勝
出版者
同志社大学
雑誌
同志社アメリカ研究 (ISSN:04200918)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.47-61, 1993-03-25

研究ノート, Note
著者
諌早 勇一 MELNIKOVA Irina 服部 文昭 三谷 惠子 石川 達夫 楯岡 求美 松本 賢一
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2003

1)ロシアと汎スラヴ主義a)スラヴ民族は、しばしば互いの協力と連帯を求める「スラヴ主義」を唱えてきた。b)「スラヴ主義」には親ロシア的な汎スラヴ主義と反ロシア的な複スラヴ主義がある。c)汎スラヴ主義は正教徒の擁護を唱え、ロシアを中心とする拡張主義的傾向が強い。ドストエフスキイはその代表的論客である。d)複スラヴ主義は多くの場合、反ロシア的か反カトリック的だった。チェコスロヴァキアとユーゴスラヴィアはこの思想を体現した国家だが、複スラヴ主義の破綻とともに、国家としても消滅した。e)ソヴィエト映画では「スラヴの兄弟」という概念がしばしば謳われているが、この概念はロシアの拡張主義と深く結びついている。2)亡命と文化の越境a)第一次ロシア亡命者はスラヴ諸国に多く移住したが、受入国の亡命者への態度はさまざまだった。b)受入国が亡命者に好意的だった国では亡命文化が開花したが、非好意的な国では開花できなかった。c)亡命したロシア人演劇関係者は、西欧世界にスタニスラフスキー、メイエルホリドらの最新の演出方法を知らせるのに貢献した。d)チェコスロヴァキア・アヴァンギャルドのブックデザインは、ロシア構成主義の影響を色濃く受けているが、やがてその影響を克服し、独自のスタイルを生み出した。3)ナショナリズムとスラヴ語a)スラヴ諸国においては、近代文章語の成立はナショナリズムの高揚と密接につながっている。b)国家として独立できなかった民族の言語(たとえば上下ソルブ語)は絶滅の危機に瀕しているが、同時に少数言語として保存させるためのさまざまな方策が今日採られている。4)以上の成果は成果報告書「スラヴ世界における文化の越境と交錯」(2007)に掲載されているが、同時にホームページhttp:///www.kinet-tv.ne.jp/~yisahaya/Kaken-2.pdf上にも公開されている。
著者
庭田 茂吉
出版者
同志社大学
雑誌
人文學 (ISSN:04477340)
巻号頁・発行日
vol.178, pp.1-27, 2005-12
著者
橋本 祐子
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.93-142, 1999-02-27

研究ノート
著者
堺 健司
出版者
同志社大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

電磁波吸収体は,無線通信機器が使用される環境で通信障害などの問題を解決する重要なデバイスである。無線通信機器が数GHz~数十GHzの電磁波を使用し,使用周波数の変化も激しいため,高周波化,周波数の変化に対応した電磁波吸収体が求められている。また,実用化を考えると低コスト化,量産可能なことも重要となる。電磁波の吸収は,吸収体材料の複素比透磁率と複素比誘電率により決定されるが,本研究ではこれらの値を人工的に制御でき,しかも汎用材料のみで構成可能なメタマテリアルを電磁波吸収体に応用することを試みた。メタマテリアルは導体などの周期配列により実現できるが,本研究では樹脂中に磁性体粒子を均一分散して粒子の周期配列によりメタマテリアルを実現した.また,立体構造を容易に作製できる光造形法を用いて,樹脂の周期構造を作製し,金属を蒸着して導体の周期配列を作製して電磁波吸収体へ応用することも試みた.樹脂を溶解し磁性体粒子と混合することで,粒子間に樹脂の層が形成され,個々の粒子が孤立して樹脂中に分散した.この方法で作製した試料は,数GHz~数十GHzで市販の吸収体よりも良好な吸収特性を示し,粒子の分散方法により吸収特性が改善できることを明らかにした.この成果は,特殊な材料を必要とせず材料の構造のみで特性を改善できるため,低コスト化など吸収体の設計において有用な技術となる.また,電磁波の吸収に有効であるコイルの周期配列を,光造形法と金属の蒸着を組み合わせ容易に作製できることを示した.作製したコイルの周期配列に対して10~20GHzの電磁波を入射し,透過波と反射波を調べた結果,金属を蒸着しなかった試料の特性と異なる結果が得られた.従って,最適な周期配列や形状を選択することで高機能な吸収体の作製が期待でき,光造形法を用いて実用的な電磁波吸収体を容易に設計できることを明らかにした。
著者
鎌田 均
出版者
同志社大学
雑誌
同志社大学図書館学年報 (ISSN:09168850)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.68-73, 2011

「図書館ガイダンス」講演
著者
桐原 康栄
出版者
同志社大学
雑誌
同志社大学図書館学年報 (ISSN:09168850)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.74-77, 2011

私の職場、私の仕事
著者
中尾 武雄
出版者
同志社大学
雑誌
經濟學論叢 (ISSN:03873021)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.469-496, 2007-03

本稿では、日本企業268社のデータを用いてストックオプションの効果を分析した。被説明変数は企業価値の変化率と企業価値変化をボラティリティに企業価値を乗じたもので割った値である。主要な説明変数はストックオプション規模、ボラティリティ、企業規模である。回帰分析によって推定した結果、ストックオプションを始めて導入した企業では、ストックオプションは企業価値を高める効果を持つことが明らかになった。
著者
松木 啓子
出版者
同志社大学
雑誌
言語文化 (ISSN:13441418)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.597-618, 2008-03

本稿は、Brown and Levison(1987)によるモデルに基づき、アカデミック・コミュニケーションにおけるポライトネスの現象に注目する。この問題を考察するに当たって、1980年代のアメリカ文化人類学で有名となった「ミードーフリーマン論争」を取り上げる。デレック・フリーマンが20世紀のアメリカ文化人類学の象徴的存在であった故マーガレット・ミードを批判したことが発端となった同論争をポライトネスの問題から論じ、知識構築を目標とするアカデミック・ディスコースの社会的側面に注意喚起する。
著者
戒能 通弘
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.165_a-94_a, 1999-09-30
著者
河口 充勇
出版者
同志社大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、世界的に知られるハイテク産業拠点、新竹市でのフィールドワークをともに、台湾における産業遺産の保存・活用の可能性を明らかにしようとするものである。調査成果をもとに、新竹市のハイテク産業の歴史的起源に関する一冊の本に出版するとともに、新竹市政府ならびに市民団体に対して産業遺産に関わる資料提供、アドバイスを行った。