著者
日原 公大 田代 甚一郎 山口 喜雄 梶原 良成 松島 子さくら 株田 昌彦
出版者
宇都宮大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

対話型美術鑑賞授業を充実させるために、大田原市街かど美術館展覧会を用い学生に鑑賞ツール研究を課題とした。画家、彫刻家についての研究(中学生に対し作品内容の伝達方法の研究、および表現内容の研究等)をした。その結果、自からの学びの重要性を学生自身が体感し自己の学びにフィードバックさせ、学力向上が確認できた。
著者
三橋 伸夫 佐藤 栄治 黎 庶旌 本庄 宏行 望月 瞬 宇賀神 直彬 榊 京太郎 陶 鋒 斉藤 太紀
出版者
宇都宮大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

中国広州市の城中村および近郊農村を対象に、急速な経済成長を背景として行われた都市化、高密度住宅化を防止するための産業振興および居住環境整備の方策について検討した。その結果、これら農村集落がその歴史文化的,産業的な特性を生かした経済的振興と居住環境整備を両立させることには多くの障がいがあることが明らかとなった。不安定な外部経済への依存は持続的な集落経営に結びつかず,村(村民委員会)による将来計画の策定が望まれる。広州市は近郊農村の農業・観光産業育成に向けた技術的支援と資金提供を行うべきことを提言する。
著者
大森 玲子 山崎 久子 飯田 有美 岩原 祐子 永山 ケヱ子
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.361-368, 2007-07-01
被引用文献数
4

近年、子どもを取り巻く食環境が変化し、食をめぐる問題が顕在化している。児童生徒の食の問題には乳幼児期からの食習慣が深く関連することから、食の自立能力の基礎を形成する乳幼児期の食育を推進し、望ましい食習慣を体得させることが大切である。本研究では、乳幼児期の食育を実践する上での基礎資料とすべく、保育園児を対象とした食生活等実態調査を行った。調査の分析結果から、「朝食を毎日必ず食べる」子どもは89%であった。朝食メニューをみると、主食が米飯である場合、74%が副食(主菜and/or副菜)を添えるのに対し、パンである場合28%であった。朝食を「ひとりで食べる」子どもも16%おり、このうち78%が祖父母と日常的に食事をする機会のない子どもであった。降園後夕食までの間に46%がおやつを食べ、その内容は「スナック菓子」(55%)、「果物」(30%)の順であった。また、行事食に関して、「しもつかれ」を作る家庭の80%が祖父母と-緒に食事をしていることがわかった。本研究より、子どもの食生活の実態が、子どもを取り巻く家庭の食事環境にも影響を受けていることが明らかとなった。よって、子どもに対し食育を実践するだけでなく、親への啓発活動も必要であることが示唆された。
著者
山口 喜雄 藤澤 英昭 柴田 和豊 天形 健 春日 明夫 福本 謹一 永守 基樹 新関 伸也
出版者
宇都宮大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2007

(1)本邦初の美術教育文献WEB サイト(http://www.ae-archiving.jp/)を構築し、英日対訳を含む日本美術教育主要文献解題442 件を同Web サイト上に公開した。(2)11年間の論文12件(うち査読付論文9)を本科研報告書I『20世紀後半の日本美術科教科書研究 山口喜雄著 (1998‐2008)【日英対訳】』(全333 頁)にまとめ、〈第32 回InSEA 国際美術教育学会世界大会2008 in 大阪〉にて400 部、国内外関係機関や諸学会等にて600 部を頒布した。(3)欧米における著名美術館の教育担当者に対する面談調査を行った。合衆国のシカゴ美術館とメトロポリタン美術館、イタリアのピッティ宮殿美術館とバチカン美術館、フランスのルーブル美術館、スペインのピカソ美術館、 イギリスのコートールド協会美術館、オランダの国立ゴッホ美術館等々を対象とし、英日対訳の報告文を本科研報告書IIに記載した。(4)前記の欧米 美術館の面談調査報告を含む「美術教育文献アーカイビングの十年の進展」、「美術教育文献実践報告・研究論文ライティングリサーチ」15 件等々をまとめた 本科研報告書II『美術教育のアーカイビング&ライティングリサーチ2011【英日対訳】』(全198頁)を刊行、配布した。
著者
坂本 弘志 古平 真一郎 石島 隆志 山本 利一 鈴木 道義 針谷 安男
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センタ-紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
no.30, pp.529-538, 2007-07-01
被引用文献数
1

中等教育における『技術・家庭科』の技術分野(以下:技術科)は,産業社会への橋渡し役を担う教科である.そして,近年,子どもたちの科学技術離れが叫ばれ,新卒者の3年以内の離職率が35%にも及ぶなどの状況の中,技術科は,キャリア教育としての側面や,持続可能な成長につながる人間性の育成にも多大の寄与をするものとして期待がかけられている.本研究は,技術科教育を通して,今後の社会の中でも夢の実現に向け大きな課題に立ち向かっていける人材の育成を最終目標とする.そして,ものづくり企業等で急速に広がっているPDCAサイクルを教育的見地から分析し,その中から,持続可能な成長につながる人間力を育むために必要と考えられる複数の力を抽出した.それらの力を本研究で定義する『学習マネジメント能力』と,これまで提唱されてきている『生きる力』との2つに分類し,それらを育成するための題材の一例として,ロボットコンテスト(以下:ロボコン)製作題材をモデルとしたループ・スパイラル型の学習プログラムを提案する.
著者
吉澤 緑 福井 えみ子 松本 浩道 長尾 慶和
出版者
宇都宮大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、種々の遺伝子の多型分析を行い、遺伝子組成(成長ホルモン遺伝子GH、脂肪酸不飽和化酵素遺伝子SCD、がん抑制遺伝子TP53などの遺伝子型の組み合わせ)が既知の雌牛の卵子および精子から体外受精胚を作出し、望む形質を有する子牛を効率的に生産しようと企図された。2010年10月、8個の体外作出胚を受胚雌牛1頭に各2個、4頭の雌に移植し、2頭の分娩が予定され、2011年7月21日雄1頭が無事誕生、26日の雄は死産であった。
著者
清水 裕子 上田 伸男
出版者
宇都宮大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

快適性・感性の評価を客観的に行う方法を確立し、衣服の快適性・感性に影響を与える要因相互の関係を明らかにする目的で、客観的指標として脳波を取り上げ、解析を行った。また、衣服だけではなく、食物のおいしさ、好ましさと生理特性との関係を明らかにするために、検討した。結果は以下のとおりである。(1)極端な冷房による不快感と脳波の関係を検討した。冷房が苦手な被験者群と冷房が苦手でない被験者群との間では、主観評価、皮膚温について有意な違いがみられた。脳波については有意差ではなかったが、冷房の苦手な被験者群の方が、全般的にα波の出現は少ない傾向がみられた。(2)人体を圧迫する衣服に関しては、素材の異なる2種類のガードルで、サイズが合ったものと、ワンサイズ小さいものの合計4種類のガードル着用による快適感・覚醒感・圧迫感の調査と脳波の測定を行った。ガードル着用時のα波のパワーの比率は、日常的にガードルを着用していない被験者の方が全般的に減少しており、非着用者にはガードル着用による精神的な緊張がみられ、主観調査と共に、日常の着用状態による違いがみられた。(3)衣服の快適性の客観的な評価に、脳波の時間的空間的相関を検討する武者利光らの感性スペクトル解析法を用いて検討を行った。絹、綿、麻、ポリエステル新合繊を用い肌触りの異なる衣服を作成し、これらブラウスの着心地のよさとの関係を調べた。感性スペクトルは個人による差がかなり大きいが繊維による違いが認められた。(4)好きな食べ物と嫌いな食べ物を被験者に食べさせ、脳波、心電図、皮膚表面温度、鼓膜温度、心理評価を行った。脳波の変化としては、嫌いな食べ物を食べることにより、α波の低下、心拍数の増加がみとめられた。以上のような研究の結果、脳波測定と解析を用いて、衣服や食物に関した快適性の客観的な評価を行うことができることが示唆された。とくに、寒さを防ぐための衣服の効果、衣服による拘束のような不快感、食物の好悪に関した快・不快に直接反映されることがわかった。
著者
福村 一成
出版者
宇都宮大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

研究計画当初のケニア国フィールド調査予定がエチオピア国に変更となってしまったが、携帯端末によるフィールド調査システムをアンドロイド端末に実装すること、収集しデータを端末からPC上のデータベースに格納することが出来た。ケニア国で村落への簡易な点滴かんがいの試験的な導入の前後における本システムを利用した村落調査とその分析はケニア国の治安状況等の影響によりエチオピア国に計画変更をした。エ国農業研究所(EIAR)に新設の稲研修研究センタ内に近隣農家研修圃場を準備、協力農家募るための簡易点滴かんがいのを導入し、土壌水分センサー等を準備、近隣農家の聞取り(ベースライン)調査を実施した。
著者
陣内 雄次
出版者
宇都宮大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では、S応急仮設住宅(福島県いわき市)の集会所にて、月1回交流イベントを開催し参与観察によりデータ収集した。また、中越地震等過去被災地での現地調査を行った。26年度には子ども参画による復興コミュニティづくりのあり方を探求した。その結果、子ども参画のまちづくりには、大人のサポートが重要であることが分かった。加えて、復興まちづくり関係者が参画するシンポジウム等を開催した。今後の復興まちづくりでは被災地の経済的自立、多様な主体の交流の場の必要性が指摘された。平成27年度は、研究報告書を作成、研究成果のエッセンスをまとめたブックレット『私たちが、復興まちづくりで、できること。』も作成・印刷した。
著者
青山 真人 杉田 昭栄
出版者
宇都宮大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、ヤギがトラック輸送により乗り物酔い(動揺病)になるか否かを検討した。ヒトに悪心(気分が悪いこと)や嘔吐を誘発する薬剤であるシスプラチンをヤギに投与したところ、顔を下に向け、動きが鈍くなった(これを「悪心様状態」とする)。また、ヤギをトラックで輸送すると、悪心様状態と類似の状態が誘発された。酔い止め薬として市販されている「ジフェンヒドラミン」を輸送前にヤギに投与すると、悪心様状態はかなり軽減された。これらのことより、ヤギは輸送により動揺病になるものと考えられた。
著者
高際 澄雄
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学国際学部研究論集 (ISSN:13420364)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.105-123, 2003-10-01

In the 1730's George Frideric Handel faced a great number of problems: the gradual loss of the popularity of his operas, the establishment of a rival opera company, the Opera of the Nobility, the change of opera theatres, and the final collapse of his opera company. In an effort to counteract these difficulties, he wrote various types of music: new operas, remakings of his old operas, pasticcios, odes, and a fairly new genre, oratorios. Because of the versatile attempts, it is rather difficult to grasp what was really happening in his music itself. This paper closely analyses the four oratorios composed in this period, Deborah, Athalia, Saul, and Israel in Egypt to claim that all of them are great achievements composed with different ideas, disclaiming the evaluation of Winton Dean, who asserted that only Athalia and Saul were masterpieces that could be compared with Greek tragedies, while he judged Deborah as a failure, neglecting the accomplishment of Israel in Egypt.
著者
高際 澄雄
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学国際学部研究論集 (ISSN:13420364)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.105-114, 2007-10

Hndel composed an ode for the birthday of Queen Anne in 1713. This ode was one of Handel's earliest compositions based on English texts. By analyzing the music and text, it was found that Handel used Purcell's form of the occasional ode, but he introduced some new elements in ode composition, by applying a more mechanical consideration in forming the whole. Handel also composed the ode seemingly to show his musical techniques. Particularly in the second and final movements, his skills of composing fugues are impressively exhibited. While the meaning of the poem is rather neglected, the outward beauty increased, which served Handel's purpose of the composition of this music, to gain reputation as a great musician. This ode of his is not as great as an artistic work as Purcell's occasional odes, but it was a great success, as it showed Handel's great music skills not only to the Royal family, but also to musicians.
著者
橋本 啓
出版者
宇都宮大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

アリルイソチオシアネート(AITC)には1割程度の弱いポリフェノールオキシダーゼ(PPO)抑制活性しか認められなかったが、AITC溶液を加熱することによりPPO抑制活性が発現した。また、ナスのアントシアニン系紫色素であるナスニンのPPOによる損失を加熱処理AITCは完全に抑制し、ナス皮からのナスニンの抽出量を約2倍にした。食品加工時に生じる規格外ナス中に含まれるアントシアニンの安定的かつ効率的な回収法につながると期待された。
著者
山本 美穂 高橋 俊守 大貫 いさ子
出版者
宇都宮大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

流域圏という範域、およそ150年間という時間タームを対象として、農村の木造古民家という具体的事物を材料に近代農山村遺産の再評価を行った。単なる事例研究の域にとどまらず、具体的な時間軸と空間軸の中に事例を位置づけて評価する歴史地理学的視点を通して、近世を射程に入れた地域研究の課題と重要性がより明確となった。
著者
三瓶 広幸 石栗 太 飯塚 和也 横田 信三 吉澤 伸夫
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学農学部演習林報告 (ISSN:02868733)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.5-8, 2008-03-31

木材は、高い断熱性と調湿作用があり、夏涼しく、冬暖かく感じられ、紫外線を吸収し目に優しく、抗菌作用、衝撃緩衝作用を持つなど人間生活にとって優しい素材であり、適度に吸音し音響性にも優れている。また、木材は軽くて強く、金属やコンクリートなどと比べ、製造、加工時の消費エネルギーも少なく、環境に負荷の少ない材料でもある。このように木材は優れた特性を有しており、さらに、森林資源の循環利用、二酸化炭素の吸収、貯蔵等、地球温暖化防止の面からも重要であり、今後ますます利用拡大を促進していく必要がある。このような状況の中、木材利用拡大の一環として、学校生活に優れた木材の特性を取り入れ、鉄筋コンクリートRC校舎を木造校舎に建て替える動きがある。栃木県においても鹿沼市立鹿沼西中学校では、木造校舎への建て替えが行われた。そこで、木材の持つ特性の効果を評価し、今後、木造校舎建設の推進など、木質資源の利用拡大を促進していくための資料とすることを目的とするため、鹿沼西中学校において、以前の鉄筋コンクリートRC校舎と現在の木造校舎での生活・教育環境の違いを比較するアンケート調査を実施した。