著者
野村 伸一
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要 言語・文化・コミュニケーション (ISSN:09117229)
巻号頁・発行日
no.32, pp.73-184, 2004

2.1 朝鮮の仮面戯概観2.1.1 鳳山タルチュム2.1.2 康タルチュム2.1.3 殷栗タルチュム2.1.4 楊州別山台戯2.1.5 松坡山台戯2.1.6 統営五広大2.1.7 駕山五広大2.1.8 固城五広大2.1.9 東野遊2.1.10 水営野遊2.1.11 北青獅子戯2.2 朝鮮の仮面戯起源説2.2.1 山台戯起源説2.2.2 伎楽からみた山台仮面戯2.3 朝鮮朝の郷吏と仮面戯 2.4 仮面戯のことば2.4.1 仮面告祀のことば2.4.2 クワンデのことばの特質2.4.2.1 もどきのことば2.4.2.2 神明解きのことば2.4.2.3 性的なことば2.4.2.4 あえなく死んだモノたちへの鎮魂2.5 まとめ−東アジアの死霊供養の視点から2.5.1 いわゆる系統論,起源の問題への一視点2.5.2 仮面の図像学的な意味およびその比較対照
著者
宮川 尚理
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要. ドイツ語学・文学 (ISSN:09117202)
巻号頁・発行日
no.49, pp.197-226, 2012

大谷弘道教授退職記念号 = Sonderheft für Prof. Kodo OTANI1. 謎の画家アロイス・ツェトル2. 「そう名づけられる以前のシュルレアリスム」3. パルマの豪華本4. イマジナリア5. ツェトル再発見
著者
林 栄美子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 フランス語フランス文学 (ISSN:09117199)
巻号頁・発行日
no.49, pp.229-256, 2009

Mélanges dédiés à la mémoire du professeur OGATA Akio = 小潟昭夫教授追悼論文集序I. 一人称語りの手記とその3 つの系列について1) 第1の系列=「信じ難い出来事」についての記録・考察・その真相2) 第2の系列=不可能な愛の物語3) 第3の系列=愛と不死の成就へII. モレルと「私」の相似性についてIII. モレルの発明した「映像」をめぐってIV. 「刊行者註」についてV. 「映像」の観客について : それを見るのは誰か?VI. 『モレルの発明』の翻案作品について
著者
阿部 静子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 フランス語フランス文学 (ISSN:09117199)
巻号頁・発行日
no.46, pp.171-201, 2008

森英樹教授・西尾修教授・高山晶教授退職記念論文集 = Mélanges offerts à Mori Hideki, à Nishio Osamu, et à Takayama Aki0.0. Tel Quel 誌と時代のパラダイム0.1. ソレルスが見たバタイユ0.2. 季刊文芸誌『Tel Quel』1.0. ジョルジュ・バタイユの遺産1.1. Tel Quel 誌とバタイユ1.2. 『 エロスの涙』1.3. 『 エロスの涙』とソレルス2.0. サルトルによる第1 の否認2.1. 「 新しい神秘家」2.2. バタイユの反論3.0. サルトルとカミユの確執3.1. カミユの苦悩3.2. サルトル『異邦人』論とサルトル・カミユ論争の落差3.3. バタイユによる擁護3.4. 「非-知について」の講演3.5. 論争以後のサルトルとジャンソン4.0. ブルトンによる第2 の否認4.1. バタイユとブルトンの軋轢と和解5.0. Tel Quel 誌の二様のスタンス5.1. アンチ・イデオローグ5.2. ブルトンへのオマージュ6.0. アラン・ロブ=グリエの存在6.1. ロブ=グリエとTel Quel誌の蜜月と決別6.2. ロブ=グリエの日本講演における「総括」と"Rien"について
著者
武山 政直
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 社会科学 (ISSN:13425390)
巻号頁・発行日
no.19, pp.29-40, 2008

1. バーチャルワールド2. 代替現実ゲーム3. 「もう一つの現実世界」を求める人々
著者
杉山 有紀子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要. ドイツ語学・文学 = Hiyoshi Studien zur Germanistik (ISSN:09117202)
巻号頁・発行日
no.59, pp.57-79, 2019

序1. 成立の経緯と物語化における「平和」2. 1930年代及び戦後のオーストリアと「平和の歌」3. ザルツブルク待降節音楽劇 (Salzburger Adventsingen)4. ザルツブルクと世界の架橋鈴村直樹教授追悼記念号 = Sonderheft zum Andenken an Prof. Naoki Suzumura
著者
清水 純子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 英語英米文学 (ISSN:09117180)
巻号頁・発行日
no.53, pp.75-108[含 英語文要旨], 2008

A touch of the poet is one of the striking tragicomedies of Eugene O'Neill. Through A touch of the poet, O'Neill proves that he can not only write good tragedy but also excellent drama, which comically tasteful.The setting of A touch of the poet is from the morning till midnight of 27 July, 1828, in a forlorn tavern in the suburbs of Boston. Middle-aged Cornelius Melody is an immigrant from Ireland where he believes to have been a "gentleman". Although Melody is now degraded to a drunken owner of the dirty, cheap tavern, and actually supported by his hardworking wife and daughter, he refuses to realize his true self and narcissistically praises his manly, handsome self-image refl ected in the mirror. However, Melody's illusion of "being a gentleman" is shattered by the severe antagonism of the rich Harfords, of which his beautiful daughter, Sara, is going to be a member. Sara falls in love with Simon Harford, who is an heir to the rich Harford family."The uncanny" in Melody is "the repetition of the same thing", his recurrent illusion or self-deception of being a "gentleman". "Being a gentleman" is not uncanny, but what is uncanny is the difference between his present state as a shabby drunkard and his illusory past as a glorious, gallant gentleman. What is uncanny is elody's obsession with the past and his present state of being obsessed by the illusion of "being a gentleman".When the symbol of Melody's glorious past and male vanity, the beautiful English military uniform, is torn by Harford's subordinate men, Melody ultimately realizes that he was possessed of the past glory, void pride and illusion. Melody painfully learns that even in the U.S.A., a man without money or social status is not respected as a "gentleman". Deprived of all his pride, Melody is forced to recognize his poor social and financial status; however, instead of abandoning his aristocratic bravado, Melody is freed from the affectation of aristocracy and heroism and reveals his true self, that is, his easy bum nature. Despite Melody's sudden transformation incharacter, his faithful wife, Nora, proudly says, "I'll play any game he likes and give him love in it. Haven't I always? (She smiles.) Sure, I have no pride at all—except that". Eugene O'Neill depicts the foolishly old-fashioned dreamer, Cornelius Melody, with irony, humor and pathos.
著者
斎藤 直樹
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要. 人文科学 (ISSN:09117210)
巻号頁・発行日
no.23, pp.127-150, 2008

はじめに第1節 自衛隊による敵基地攻撃第2節 在日米軍による敵基地攻撃第3節 ミサイル防衛と敵基地攻撃の内包する意味
著者
神崎 忠昭
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要. ドイツ語学・文学 = Hiyoshi Studien zur Germanistik (ISSN:09117202)
巻号頁・発行日
no.58, pp.37-58, 2019

1. 穏和なペトルス : 「異端者」アベラルドゥスに対して2. 反ユダヤ的伝記 : 『奇跡について』の「アルバーノのマテウス伝」3. 十字軍のための財産没収の勧め : 「フランス王ルイ7世宛書簡」4. 「理性的」な暴論 : 『ユダヤ人駁論』5. 終わりに羽田功教授退職記念号 = Sonderheft für Prof. Isao Hada
著者
溝部 良恵
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要. 中国研究 (ISSN:18825591)
巻号頁・発行日
no.14, pp.171-183, 2021

一. はじめに二. 張薦について三. 『霊怪集』逸文について四. 『霊怪集』の特色五. 終わりに長堀祐造教授退休記念号研究ノート
著者
前田 伸人
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要. 言語・文化・コミュニケーション (ISSN:09117229)
巻号頁・発行日
no.39, pp.71-86, 2007

1. はじめに2. 18世紀スペイン科学の制度化3. バレンシア旅行のカバニーリェス4. まとめ
著者
渡邊 徳明
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 ドイツ語学・文学 (ISSN:09117202)
巻号頁・発行日
no.44, pp.79-106, 2008

序 『ニーベルンゲンの歌』のヴィテゲ『ヴォルムスの薔薇園』Aにおけるヴィテゲ像ディートリヒ歴史叙事詩史実から伝説へ『ヴォルムスの薔薇園』Dの物語の時期設定『ヴォルムスの薔薇園』Dのヴィテゲの描写『ヴォルムスの薔薇園』Dのアルプハルトの死をめぐって結語
著者
松本 典久
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
人文科学 (ISSN:09117210)
巻号頁・発行日
no.24, pp.45-108, 2009

はじめにチョムスキーの生い立ちペンシルヴェーニア大学社会批評家としてのチョムスキー無政府主義者チョムスキー逆風のなかでグローバリゼーションへの対応9.11事件
著者
磯野 直秀
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要 自然科学 (ISSN:09117237)
巻号頁・発行日
no.29, pp.55-65, 2001

江戸時代の日本では独自の博物誌が花開いたが,その軸の一つは薬品会・物産会といわれる展示会であった。その嚆矢は宝暦7年(1757)に江戸で田村藍水が主催した「薬草会」だったが,数年後には大坂や京都でも同様な会が開かれるにいたる。やがて,展示物も薬品以外の動植鉱物に広がるとともに,専門家以外の庶民にも観覧の機会が与えられるようになった。開催地も,のちに名古屋が第四の中心地となる。 ところが,従来は薬品会の年表が無く,いろいろな点で不便を感じることが少なくなかったので,6年ほど前に「薬品会・物産会年表」を作成した(磯野直秀,科学医学資料研究,247号,6-14,1995年)が,その後,それに漏れていた会が相当数あることがわかり,他方では訂正を要する事例もいくつか出てきた。そこで,前報を増訂したのが以下の年表である。残念ながら,江戸・京都・大坂・尾張以外の各地については新しい知見がまったく得られなかったが,その資料発掘は今後に期したい。
著者
上野 理恵
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
人文科学 (ISSN:09117210)
巻号頁・発行日
no.23, pp.177-203, 2008

はじめに1. 倫理的個人主義2. 歴史風俗画の登場3. 歴史のドラマ化4. 倫理的個人主義から個人主義へおわりに
著者
西尾 治子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 フランス語フランス文学 (ISSN:09117199)
巻号頁・発行日
no.42, pp.137-144, 2006

「日本ジョルジュ・サンド学会」(2004年に「ジョルジュ・サンド研究会」から現学会名に改称)のおおまかな歴史を辿ってみると、1986年、Christiane Sand女史を招いてサンドの展覧会および講演会を開催している(東京・西武美術館)。以降、二十一世紀に入ってからは、仏文学会開催時に、年2回の研究会を開くという地道なサンド研究を続けてきた。サンド生誕二百年記念の国際学会が世界各地で開催され始めた2002年頃から、学会員が積極的に海外の国際サンド学会に参加しあるいは発表をおこない、国際交流に貢献した。2002年のイタリア ・ ベローナ国際学会、アメリカ ・ニューオーリンズ国際学会、2004年夏のフランス・スリズィ国際コロック、ブルボン宮で開催された「政治」を主題とするサンド国際シンポジウム、作家の故郷ノアンで開かれた仏政府の文化・コミュニケーション省主催によるサンド生誕二百年記念国家祝賀典、ラ・シャートルのコロックおよび記念行事などが例として挙げられる。本稿では、国際的にサンド研究の気運が高まる中で、東洋で初めて国際サンド・シンポジウムを開催した「日本ジョルジュ・サンド学会」の2003年から2005年の足跡を時系列的に追ってみたい。
著者
藤崎 康
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 フランス語フランス文学 (ISSN:09117199)
巻号頁・発行日
no.37, pp.90-54, 2003

はじめに1 表現主義映画-カリガリからノスフェラトゥへIIIIIIIVVVI