著者
堀内かほり
出版者
日経BP社
雑誌
日経バイト (ISSN:02896508)
巻号頁・発行日
no.263, pp.60-67, 2005-04
被引用文献数
9

生体の特徴を使って個人を認証するバイオメトリクス。そのなかでも指紋認証は古くから研究開発が進んでいる。他の方式を用いた装置よりも小型で安価,かつ一般的だ。センサーに指を押し当てるだけで認証されるのは便利である。しかし生体情報ゆえの不安もある。指が汚れたり濡れていても,認証できるのだろうか。
著者
林 信行 前刀 禎明 外村 仁
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.9, no.18, pp.132-135, 2010-11-02

外村 それにしてもiPhoneはうますぎた。「アップルが電話を再発明する」というコピーも良かったけど、そこにいく流れが見事。「今日は革命的な製品を1つではなく3つ紹介する。1つ目はタッチ機能があるワイドスクリーンのiPod。2つ目が革命的な携帯電話。3つ目は画期的なインターネット機器だ」と。
著者
狩集浩志
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.902, pp.61-68, 2005-06-20
被引用文献数
3

2010年6月20日,日曜日。ついに新車が我が家に届いた。パワー・トレーンは,排気量1.5lの直列4気筒エンジンに出力40kWのモータを組み合わせた最新のハイブリッド・システム。燃費は40km/lを誇る。もちろん,ヘッドランプは今や高級車の象徴となった白色発光ダイオード(LED)だ。安全面の装備もバッチリ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1327, pp.28-31, 2006-02-06

夫は残りのビールを飲み干した。いつもと違うその味に、口元が歪む。妻に仕事の話をすることはほとんどない。言葉にしても伝えられない矜持は胸にしまうしかない。それ以上のことを、説明する気にはなれなかった。 中村達也、58歳。建設業界の盟主、鹿島で工事現場の所長を張る男だ。 鹿島社内では、3本の指に入る腕利き所長として名前をとどろかせている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経バイト (ISSN:02896508)
巻号頁・発行日
no.214, pp.22-25, 2001-03

NTT東西地域会社,有線ブロードネットワークス,アイ・ピー・レボルーションなど複数の通信事業者が2001年中に相次いで,光ファイバを使った家庭向けのインターネット・サービスを開始する。各社とも光ファイバを次世代の通信インフラとして捉え,今のうちにユーザを囲い込みたいという思惑があるからだ。ただ,サービス開始と同時に爆発的に普及することにはなりそうにない。
著者
谷口 りえ
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.918, pp.14-17, 2010-01-25

驚異的な"軽さ"が伝わってくる建物だ。しかし、薄い壁には似合わず、仕上げは石張り。鉄骨造の建物の下には大きな地下空間が存在する。コンペで設計者に選ばれた乾久美子氏(乾久美子建築設計事務所代表)は「重厚になりがちな石を使いながら、軽く・薄くして重厚さを中和した。都市と公園の狭間に建つ特殊な立地と、様々な与条件を生かした」と話す。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1053, pp.28-35, 2000-08-07

梅雨も明けきらない7月上旬、福島県郡山市にあるコマツ系の建設機械レンタル会社、ビックレンタルの四家千佳史社長は午前5時前に、携帯電話のメール着信音で起こされた。眠い目をこすりながらキーを操作すると、会社のサーバーが自動発信したメッセージが表示された。 「機械番号○○に異常あり。
著者
皆木 和義
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.264, pp.114-117, 2006-09

奈良からの帰りの車中で、頭を窓辺の背もたれに載せて目をつむっていると、今日見た天理教の様々なことが走馬灯のように浮かんでは消えた。——天理で目の当たりにした、あの盛大ぶりは一体何なんや。実に盛大やった。まさに繁栄そのもんやな。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1185, pp.165-169, 2003-03-31

中国の名門大学との関係を強化、米国式経営の中国への布教に乗り出した。狙いは、米国企業の対中ビジネスを側面から支援することだ。 「ノー、ノー。あなたたちは役者なんですよ。ここはあなたたちの舞台です。台詞を棒読みしていては、観客の心はつかめませんよ。もう1回」 米国人女性の講師がよく通る声でやり直しを命じる。
著者
多喜 義彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.599, pp.164-166, 2004-08

多喜義彦氏 1951年生まれ。1988年システム・インテグレーション設立,代表取締役に就任し現在に至る。現在40数社の顧問,NPO日本知的財産戦略協議会理事長,宇宙航空研究開発機構知財アドバイザー,日本特許情報機構理事,立教大学大学院講師などを務める。国公立の研究所や大学は私たち一般の民間人には敷居が高かった。
著者
竹中 郁夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.167-169, 2006-01

■相談メモ 当院に患者を送ってきた医院が患者から訴えられたのですが、裁判所から当院のカルテを送付してくれないかと依頼が来ました。患者は救急の蘇生治療の末に亡くなったので、カルテ記載は乱雑です。院内で内容を整理して裁判所に送ろうかと議論しているのですが、何か問題があるでしょうか。
著者
大津 史子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.164, pp.PE13-15, 2011-06

1983年、神戸女子薬科大学卒業。滋賀医科大学外科学第2講座勤務を経て、名城大学薬学部専攻科に入学。87年に同大学薬学部医薬情報センターに入職、同学部医薬品情報学講師などを経て、2008年から現職。症例70歳男性。夜中に、激しい胸痛を感じて目が覚めたが、何とか翌朝まで我慢して、医療機関を受診した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.158, pp.32-35, 2012-08

利根川水系のホルムアルデヒド検出事件は、企業に化学物質リスクの大きさを改めて突きつけた。 日本化学工業協会の庄野文章常務理事は、「水俣病やイタイイタイ病は国の管理責任も問われた。これから先は、もし化学物質で健康被害が起きれば、企業の責任だとして民事訴訟に持ち込まれる可能性が高い」と警鐘を鳴らす。
出版者
日経BP社
雑誌
日経メカニカル (ISSN:03863638)
巻号頁・発行日
no.533, pp.31-37, 1999-02

1998年12月2日。折悪しく降り出した冷たい雨の中を,急ぎ足で東京大学安田講堂に向かう。光機能材料研究会主催の第5回シンポジウム「光触媒反応の最近の展開」の講演会場だ。時計の針は受付開始時刻の午前9時を少し回っているが,安田講堂の入り口は既に人,人,人でごった返している。手伝いの学生が大きな声を張り上げて講堂内に誘導するものの,受付にはなかなかたどり着けない。
著者
大田 正文 谷内 志穂 戸谷 学
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.98-101, 2010-01-19

── 今日は、休日をアクティブに過ごしているビジネスパーソンに集まっていただきました。なぜ、休日にこだわるのでしょう。大田 1年間に休日が何日あるか、知っていますか。土日と祝日が休みだとすると、今年は119日。何と1年の約3分の1は休日なんです。この時間をどう使うかで、人生に大きな差が出ると思います。──確かに。
著者
村上 芳邦
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.455, pp.93-96, 2008-09-12

2003年12月末に崩れた路側の法面を雑石積みで復旧したが、翌年4月に降雨で1m程度すべり落ちた。工事の際、床掘りに立ち会って根入れ部分の地山に十分な強度があることを確認した。その後の作業では、石積みの背面の裏込め材に、切り込み砕石を使用していた。滑落する直前に時間雨量20mm以下の降雨があったが、設計上は十分に耐えることができる想定内の降雨だ。
著者
佐々木 則夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.677, pp.6-8, 2011-02

ささき・のりお:1949年6月、東京都生まれ。1972年3月に早稲田大学理工学部機械工学科を卒業後、東芝に入社。原子力発電部門に配属。磯子エンジニアリングセンター原子力運転プラント設計部長(1995年4月)、原子力事業部原子力技術部長(2000年4月)、原子力事業部長(2003年4月)などを経て、2005年6月に執行役常務に就任。執行役専務、代表執行役副社長を歴任後、2009年6月から現職。
著者
上野 将司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.531, pp.68-72, 2011-11-14

1972年7月5日、前日からの雨量は午前6時には500mmを超え、集落の裏山で小規模な崩壊が発生した。流出した土砂の排除に従事していた消防団員1人が、午前6時45分ごろに発生した2回目の小崩壊(幅20m、高さ10m)に巻き込まれて生き埋めになった。消防団員や住民など多くの人が集まり、降りしきる雨の中で救助活動を始めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.390, pp.53-54, 2005-12-23

自然の山や地盤を相手にすることの多い土木工事では,地質に起因する事故から逃げられない。特に,トンネルなどのように土の強度が構造全体の安全性を左右する工事では,いったん事故が起きれば,人的にも物的にも多大な被害が生じる。 事後の調査で原因がわからないことも多い。一般に,事前の地質調査が不十分だと言われる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1405, pp.86-88, 2007-08-27

ホームビデオやウェブカメラで撮った映像をインターネットで公開するだけで、簡単に広告収入を手に入れることができる。人気を集めれば、一攫千金だって夢ではない——。 そんな世界を、現実のものにしようとしているネット企業がある。米グーグルだ。 全く新しいビジネスモデルにより、ネット広告業界で圧倒的な地位を築いたグーグル。