著者
鈴木 晶 市瀬 陽子 海野 敏 関 典子 渡沼 玲史 長野 由紀 村山 久美子 森 立子
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

他の芸術分野に比べて、舞踊学は大きく遅れをとっており、とくにバレエに関する学術研究はまだ乏しい。私たちはそれを打開すべく、バレエ文化史研究の発展のための基盤整備に取り組んだ。本研究の最大の成果は、近代バレエが生まれた19世紀初頭においてバレエ発展の中心であったパリ・オペラ座の全上演記録データベースの作成であるが、この世界初の試みを無事完成させることができ、その成果の一部を舞踊学会にて発表した。他の研究成果についてはすべてウェブサイトに掲載することができた。これによって、わが国のバレエ研究に大きく貢献したと自負している。
著者
山嵜 輝 吉川 大介
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では、レヴィ過程と時間変更レヴィ過程をファイナンスの諸分野に応用することで、正規分布を基礎とする古典的なファイナンス理論の拡張を試みた。レヴィ過程は非正規な確率過程のクラスであり、資産価格や株式配当の非連続的な変動(ジャンプ)を表現できる。また、時間変更レヴィ過程はレヴィ過程に確率的時間変更を導入した確率過程である。本研究では、デリバティブの価格付け、交換経済における資産価格付け、最適配当政策、U字型プライシング・カーネルの再現の4つの問題を扱った。各問題に対して、数理解析による理論研究と数値シミュレーションによる計算研究を実施して論文にまとめた結果、4本の論文が国際学術誌に掲載された。
著者
益田 勝実
出版者
法政大学
雑誌
日本文學誌要 (ISSN:02877872)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.2-12, 1987-07-01

1 0 0 0 OA 近藤さんと私

著者
松尾 聰
出版者
法政大学
雑誌
日本文學誌要 (ISSN:02877872)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.100-101, 1980-02-10
著者
荒井 弘和
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では、大学生競技者のスポーツ・ライフ・バランスに対する貢献を目指して、以下の3つの目的を設定する。競技の満足度と生活の満足度との関連を検討する (研究Ⅰ)。競技の満足度・生活の満足度と関連する要因を検討する (研究Ⅱ)。スポーツ・ライフ・バランス支援プログラムの効果を検討する (研究Ⅲ)。本研究によって、「アスリートライフスタイル」の重要性が明らかとなったこと、メンタリングが競技者の満足度に関連するということ、本研究で開発されたプログラムは、スポーツ・ライフ・バランスを促進させる可能性があることが明らかとなった。
著者
小川 学夫
出版者
法政大学
雑誌
沖縄文化研究 (ISSN:13494015)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.54-90, 1980-06-30
著者
上林 敬宗
出版者
法政大学
雑誌
経済志林 (ISSN:00229741)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.247-277, 2000-11-30
著者
梅崎 修 田口 和雄 青木 宏之 島西 智輝 南雲 智映 鈴木 誠 谷合 佳代子 金子 良事 間宮 悠紀雄
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究では、労働史オーラルヒストリーの未調査の確認と新調査、方法の開発、史料館との連携を行った。第一に、過去の労働史オーラルヒストリーをリスト化した。また、新しい調査を実施し、そのすべてを冊子化した。第二に、米国で7か所、英国で数カ所のオーラルヒストリー拠点を訪問・交流し、その視察報告を作成した。また、学会にてオーラルヒストリーの方法論や教育に関する報告を行った。特にオーラルヒストリーの映像の扱い方について議論を深めた。第三に、大阪エルライブラリーにて労働史オーラルヒストリー・アーカイブというWEBサイトを作成した。現在著作権の許諾中であるが、2015年度中に公開予定である。
著者
近藤 忠義
出版者
法政大学
巻号頁・発行日
1960

博士論文
著者
西里 喜行
出版者
法政大学
雑誌
沖縄文化研究 (ISSN:13494015)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.25-106, 1987-02-25
著者
斎藤 修
出版者
法政大学
雑誌
経済志林 (ISSN:00229741)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.315-332, 2006-03-03

The work culture of prewar Japan's workshop industries (machi-kōba) is characterised by the persistence of traditional attitudes towards craft skills and the workers' high propensity to start a business on their own. This paper explores biographical information about 41 prewar 'inventors' (hatsumeika) of humble origins. They were born in the Meiji period or earlier. As successful men, most of them started their own manufacturing businesses (some of which became big businesses later), but all had only received an elementary education and were supposed to have worked in a workshop industry in the early stages of their career. A close scrutiny of their personal histories reveals, firstly, that formal apprenticeship of a traditional type did not play a significant role whereas factory apprenticeship did. Secondly, there were two groups of workshop worker-inventors: one group came from the countryside, i.e. from farm and/or part-time craftsman households, and the other, from self-employed craftsmen in towns and cities. The typical path to the workshop industry was through factory apprenticeship in the former group while it was training at home in the latter group. Thirdly, the rural-born, factory-apprenticed workers tended to start their own businesses at a substantially younger age than those who were urban-born and home-trained. In terms of numerical importance, moreover, the former outnumbered the latter. In other words, much of prewar Japan's workshop culture must have been of rural origin.
著者
尾川 浩一
出版者
法政大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1994

本研究では、遺伝的アルゴリズムにおける、生殖、増殖、交叉、突然変異などの、遺伝子が変化し種が淘汰されていく過程の操作を画像再構成にどの様に応用するかを中心に研究を行なった。1.2値画像の画像再構成問題ミュレーションは、最も簡単な2値画像の再構成問題を取り扱い方法論の検討を行なった。実際には、乱数によって作成した16x16の2値画像を100枚用意し、この画像に対して投影計算(投影方向数18)を行い、測定投影データ(予め計算してある理想的な投影データ)との平均自乗誤差が最も少ないものから、子孫を残す優性度を決定し、次にこれらの画像の一部をでたらめに組み合わせた交叉画像(交叉点数32)を優先度を考慮して100枚作成し、子孫とした。画像をstringにコーティングする際は、全ての画素を1行ずつ連結させて実現した。この様な操作を、投影データの平均2乗誤差が少なくなるまで続けた。この際、突然変異を一定の確率(0.00195)で発生させ、局所的な画素値を変化させながら、画像を発生させた。このようにして、255世代で誤差の最小値が0となり、GAによる画像再構成に成功した。また、この演算速度を速めるために初期画像をフィルタード・バックプロジェクションした画像からも行なった。この結果、50世代で誤差の最小値が0になり、効果が現られた。2.多値画像の画像再構成問題多値画像の場合は、遺伝子コードをどの様に表現するかが問題となる。本研究では簡単のため画素データは3ビットとして取り扱い、コーティングはビット列をそのまま連結することで実現した。当初はハミング距離が短いグレイコードで表現することも考えたが、こちらの方法の方が良好な結果が得られるため方法を変更した。個体数は200、投影方向数は16、画像サイズは16×16で行なった。また、多点交叉の確率は0.1392、突然変異の確率を0.00098で行なったところ良好な結果が得られた。また、多値画像を取り扱う場合にはチェッカーボード状のアーチファクトが発生したため、画素間の連続性を考慮し、平滑化処理を行なうことで100世代程度で良好な画像再構成が可能となることがわかった。
著者
名嘉真 三成
出版者
法政大学
雑誌
沖縄文化研究
巻号頁・発行日
vol.22, pp.183-235, 1996-02-01