著者
秋元 実
出版者
静岡大学
雑誌
文化と教育
巻号頁・発行日
vol.6, no.9, pp.72-77, 1955-08
著者
中山 顕 桑原 不二朗
出版者
静岡大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

生体組織における有効熱伝導率に対する血流速度の影響を検討すべく実験を行った.被験者の腕を,カフを用いて一定の圧力で締め付けることで,血行を制御した.血流速度を血流レーザードップラーで測ると共に,サーモグラフィ,熱電対およびリアルタイム血流画像化装置を用いて,周囲温度,皮膚表面温度およびPerfusion Unit 値の計測を実施した.併せて,我々が導いた生体組織の伝熱の式を用い,マルチスケール解析モデルに基づく数値シミュレーションを実施した結果,シミュレーション結果と計測結果との間に良好な一致を見た.これらにより,実験と理論の両側面から,血行が生体組織の温度場に与える影響を明らかにした.
著者
大原 志麻
出版者
静岡大学
雑誌
アジア研究
巻号頁・発行日
vol.7, pp.41-60, 2012-03
著者
大原 志麻
出版者
静岡大学
雑誌
アジア研究
巻号頁・発行日
vol.9, pp.39-57, 2014-03
著者
竹林 洋一 石川 翔吾 桐山 伸也 堀内 裕晃 北澤 茂良
出版者
静岡大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

1.認知症ケア技法ユマニチュードに着目し,BPSDに対するケア行為に意味付けし,意図感情知識表現モデルを設計した.本モデルによって,ケア行為と認知症の人との関係を評価できることを示した.2.WebベースのBPSDビューアを活用し,ケースカンファレンスを専門家と継続的に実施した.実践したアプローチによって知識や分析結果を蓄積し,継続的に評価,修正できることが示された.3.コーパス構造を活用し,ケア支援知識コンテンツとして,認知症の見立てに関する知識コンテンツ,及び認知症ケアスキルに関する知識コンテンツを開発し,認知症ケアの改善に有効であることが示された.
著者
ローベル 柊子
出版者
静岡大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では外国語で執筆する越境作家が出身地の言語的文化的要素をいかに別の言語で表現し、外国においていかに作家としてのアイデンティティを形成したかを検討した。特にミラン・クンデラのケースに注目し、これをもとに他の作家との比較検討を行った。外国語執筆の契機は亡命、移民、旧植民地出身、個人的な選択など多様だが、多くの越境作家において地域に根差した表現が顕著に見られ、越境の経験が創作の源となっている。クンデラにおいては世界的に読まれることへの意識が強く、ローカルな要素の表現に抑制が見られた。国内外での学会発表、ワークショップ、著作を通して成果を広く公開した。
著者
新谷 政己
出版者
静岡大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は,環境中における遺伝子の伝播を担うプラスミドpCAR1を用いて,異種細菌間におけるプラスミドの接合伝達を成立させる必須因子の取得を目的として行った.その結果,pCAR1上にコードされる3つの異なる核様態タンパク質(NAPs)が,異種微生物間の接合伝達における必須因子であることが示唆された.またORF145-146は,接合伝達に必須でないが,異種細菌間の伝達頻度に影響を及ぼすことが示された.また,NAP遺伝子は,他の様々な接合伝達性プラスミド上に分布していることも示した.さらに,異種微生物間の伝達を理解する上で重要な,プラスミドを一時的に受容可能な宿主の検出・分離・解析手法も確立した.
著者
河中 二講
出版者
静岡大学
雑誌
産業と科学 (ISSN:02871998)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.125-129, 1957-09
著者
長谷川 哲也 内田 良
出版者
静岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究の目的は,資料の電子化が迫られる大学図書館を対象に,格差の実態とその変動を明らかにすることである。本研究では,『日本の図書館―統計と名簿』に掲載されているデータをもとに,国公立大学の図書館資料費および図書館職員について,大学間・大学間格差を分析した。また,格差の具体的な状況を明らかにするため,国公立大学を対象とした聞き取り調査も実施した。本研究が明らかにした重要な知見は,電子ジャーナル費や雑誌費,正規採用の司書数で,大学階層間格差が拡大していることである。研究と教育の両面において,大規模大学ほど図書館資源が潤沢である一方,小規模大学が苦境に立たされている実態が浮き彫りになった。