著者
中村 輝子
出版者
日本宇宙生物科学会
雑誌
Biological Sciences in Space (ISSN:09149201)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.144-148, 2003 (Released:2006-01-31)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

Using the weeping branch of Japanese flowering cherry tree and its woody stem of the seedling grown under simulated microgravity condition by three dimensional clinostat, it was elucidated that the morphogenesis of its secondary xylem supporting the plant itself to grow upward is seriously controlled by gravity on earth with a sedimentable amyloplast as its sensor. Space experiment of woody plant is expected to elucidate such problem.
著者
尾身 朝子 時実 象一 山崎 匠
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.133-143, 2005 (Released:2005-06-01)
参考文献数
34
被引用文献数
7 3

電子ジャーナルのオープンアクセスの動きは米国の国立衛生研究所(NIH)の助成研究成果論文公開の方針で新しい段階を迎えた。NIHは2004年9月に助成研究の成果については,論文刊行後6か月以内にNIHの電子ジャーナルサービスPubMed Centralにその最終原稿の電子版を提供し,無料公開するように求める提案を行い,同時に公開意見募集を行った。その結果を受け,2005年2月に最終方針を発表したが,そこでは出版社の意向を汲(く)んで論文刊行後12か月以内に変更された。この方針は2005年5月2日から実施される。この方針が生まれるに至った経緯や影響を与えた各種運動,またこの提案・方針に関して関係団体や学会・出版社の意見などを解説した。さらにわが国の学会出版への影響についても論じた。
著者
薗部 寿樹
巻号頁・発行日
2001

本論文の目的は、室町時代後期から江戸時代前期(十六世紀初頭〜十七世紀中期)を中近世移行期とし、村落民の身分構造の究明を通して、この時期の村落構造を解明することにある。村落の行事・祭祀を維持した村落民の ...

3 0 0 0 OA 世界国尽

著者
福沢諭吉 編訳
出版者
慶応義塾
巻号頁・発行日
vol.巻1 亜細亜洲, 1869
著者
幸島 明男 和泉 憲明 車谷 浩一 中島 秀之
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.322-333, 2004 (Released:2004-05-28)
参考文献数
34
被引用文献数
2

In the vision of the semantic web, agents are defined as the programs that collect information from diverse sources, process the information, and exchange the results with other programs. In order to extend application areas of the agents from the Internet to the real world, we propose CONSORTS, a multiagent architecture for content managements in ubiquitous computing. In this paper, we, first, describe two important concepts in order to realize the agent-based content managements in ubiquitous computing, ``physically grounding'' and ``cognitive resources managements.'' Second, we describe the outline of the CONSORTS (ver. 1) and its RDF-based spatial information representation. Finally, we show an application of the CONSORTS, context-aware information assist services in a museum.

1 0 0 0 OA 三十年史

著者
木村芥舟 著
出版者
交詢社
巻号頁・発行日
1892
著者
藤田 秋一 置塩 豊 竹内 正吉 畑 文明
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.123, no.3, pp.170-178, 2004 (Released:2004-02-29)
参考文献数
25
被引用文献数
4 3

消化管には外来性に刺激がなくとも自発運動がみられる.近年,この自発運動のペースメーカー細胞としてカハールの介在細胞(interstitial cells of Cajal: ICC)が注目されてきた.ペースメーカー細胞としてmyenteric plexus層およびsubmuscular plexus層に分布するICCが考えられており,ICCで発生した活動電位は隣接する平滑筋細胞へと伝えられ,消化管の自発運動が引き起こされると考えられている.またコリン作動性神経あるいはnitrergic神経を介する平滑筋の収縮あるいは弛緩反応は,神経から一旦ICCにそのシグナルが伝わり,その後ICCからgap junctionを介して平滑筋細胞へとシグナル伝達が起こると考えられている.これらの知見はICCを欠如したミュータントマウス(W/WVおよびSl/Sld)を用いた検討により,主に食道,胃および小腸において明らかにされてきた.W/WVマウスでさらに詳細に検討することにより,小腸ではペースメーカー細胞としての働きを担うと考えられてきたmyenteric plexus層のICC-MYが,神経を介する収縮·弛緩反応に深く関わっていることが判明した.さらに伸展反射によって引き起こされる上行性収縮および下行性弛緩はW/WVマウスの小腸ではみられないことから,ICC-MYが蠕動反射に関与する神経経路のシグナル伝達に関わることが示唆された.一方,ICC-MYおよび輪走筋層内に分布するICC-IMが完全に消失しているW/WVマウスの遠位結腸においては,伸展刺激などによる神経を介する収縮·弛緩反応はwild typeマウスと同様にみられた.従って遠位結腸においては,神経から平滑筋細胞への神経伝達にICC-MYおよびICC-IMが関与することはなさそうである.消化管運動調節へのICCの関与の度合い,あるいは関与の様式は消化管の部位により異なると考えられる.

12 0 0 0 OA 福沢全集

著者
福沢諭吉 著
出版者
時事新報社
巻号頁・発行日
vol.巻1, 1898
著者
加藤 みわ子 伊藤 康宏 永 忍夫 清水 遵
出版者
日本食生活学会
雑誌
日本食生活学会誌 (ISSN:13469770)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.44-48, 2006 (Released:2006-07-28)
参考文献数
21
被引用文献数
3 2

本研究では, 不安の特性が味覚に影響を与えるかを, 官能試験を行って検討したところ,   (1) 高不安の人は甘味の感受性が高かった。  (2) 高不安の人はストレス感が高く, 覚醒度も高かった。の結果を得た。味覚に影響を与える大きな要因のひとつが不安の特性であり, 不安状態やストレスを緩和することが, 若者の偏った食行動の改善に繋がることが示唆された。
著者
池谷 裕二
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.127, no.5, pp.355-361, 2006 (Released:2006-07-01)
参考文献数
100

海馬苔状線維は歯状回顆粒細胞の軸索である.この軸索は歯状回門で束状化し,透明層と呼ばれる帯状の領域内を投射しながら,歯状回門や海馬CA3野の標的細胞とシナプスを形成する.しかし側頭葉てんかん患者の海馬では,この投射パターンがしばしば崩壊している.苔状線維は歯状回門で異常分岐し,歯状回の内側分子層でシナプスを形成する.これは「苔状線維発芽」とよばれ,ヒトだけでなく側頭葉てんかんのモデル動物でも確認されている.同現象が注目を集める理由は,発芽によって顆粒細胞が再帰型の興奮入力を受けるようになるためであり,この異常回路から過剰な神経活動が発せられるものと想定される.本総説では苔状線維が異常発芽するメカニズムとその結果に焦点を当て,てんかん原性にどのように関与するのかを考える.近年の発見を考慮すれば,発芽は軸索誘導の分子機構の破綻であると捉えることができる.これを踏まえ,異常発芽の予防が側頭葉てんかんの治療につながる可能性についても考察したい.
著者
越塚 登
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.49, no.8, pp.417-424, 2006 (Released:2006-11-01)
参考文献数
5
被引用文献数
1

ユビキタスコンピューティングは,「いつでもどこでも」情報通信の機能を利用して,現実世界の状況を自動認識し,高度な情報処理に資するという,近年の新しい情報通信技術のトレンドである。一方,デジタルミュージアムとは,10年前より東京大学でわれわれが進めている,博物館や美術館のあらゆる活動にデジタル技術を活用する研究分野である。本稿では,ユビキタスコンピューティングとデジタルミュージアムの研究活動の概要を説明し,両者の成果を統合した,ユビキタスミュージアムの取り組みについて紹介する。
著者
所 京子
出版者
京都女子大学・京都女子大学短期大学部
雑誌
史窓 (ISSN:03868931)
巻号頁・発行日
vol.58, pp.353-363, 2001-02-10