著者
Kataoka Naoya Hioki Hiroyuki Kaneko Takeshi Nakamura Kazuhiro
雑誌
Cell metabolism (ISSN:15504131)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.346-358, 2014-08-05
被引用文献数
189

心理ストレスを受けたときに体温を上昇させる脳神経回路を解明 -ストレス疾患の発症機構の解明に期待- 京都大学プレスリリース. 2014-06-27.
雑誌
天文教育研究会
巻号頁・発行日
vol.28, pp.206-209, 2015
著者
市場 尚文
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.370-378, 1982-07-01 (Released:2011-08-10)
参考文献数
28
被引用文献数
1

3-11歳の小児1,009名, 重度精神遅滞59名, 微細脳障害症候群71名の手・足・目の利き側を検討し, 利き側の混乱と脳障害との関連についての知見をえたので報告した.1. 厳密な意味での正常小児674名の手・目の左利きの頻度並びに利き側の混乱の割合は, それぞれ5.5%, 29.2%, 28.2%で, 年齢発達とともに減少し, 7歳以降でほぼ一定化する傾向がみられた。なお, 利き側の混乱の要因は左目利きであった.2. 左手利きの頻度は, 重度精神遅滞 (32.2%) においてのみ, 正常少児に比し有意の高値を示した.3. 左目利きの頻度は, 行動異常 (48.1%), 微細脳障害症候群 (45.1%) においてのみ, 正常小児に比し有意の高値を示した. しかし, 読字障害との関連はみられなかった.4. 非正常小児, すなわち学業不振・精神発達遅滞, 行動異常, 痙攣, 言語発達遅滞の既往, 重度精神遅滞, 微細脳障害症候群をもつ小児のいずれにおいても, 利き側の混乱は正常小児に比し有意の高値を示し, しかも脳障害の重篤度に応じて高値を示す傾向がみとめられた.5. 小児の神経学的診断上, 手・足・目の利き側の検討が, 脳障害の摘発に有用であることを指摘した.
出版者
文部省
巻号頁・発行日
vol.第6(明治11年), 1914

2 0 0 0 OA 東巡録

出版者
宮内省
巻号頁・発行日
1875
著者
河田 恭郎 Santosa Andrew E. 前川 守
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. PRO, [プログラミング]
巻号頁・発行日
vol.97, no.45, pp.37-42, 1997-05-21

我々が進めてきていたEuniceプロジェクトのEunice97言語を概観する。Eunice97はプロトタイプによるオブジェクト指向言語であり、リレーションをファーストクラス・オブジェクトとして扱えるのが最大の特徴である。通常のオブジェクト指向言語では組み込み機能となっている類型化/個別化リレーションもリレーションの一つであり、それによってメタプログラミング機能が提供される。リレーションは階層的に定義できる。リレーションを利用することで、概念モデリングが容易になり、また、用途に応じたリレーションを用意することで、記述がより正確になる、などの利点が得られ、ソフトウェア開発の上流工程からの支援をめざすEuniceプロジェクトの目的も合致する。
著者
金子 百合子
出版者
日本スラヴ・東欧学会
雑誌
Japanese Slavic and East European studies (ISSN:03891186)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.91-119, 2006-03-31

本研究は次の理論仮説および分析装置に基づく。異なる言語(筆者の場合、ロシア語と日本語)のアスペクト意味体系を対照する場合、ある種のアスペクト的意味特徴は多くの言語に共通して表わされるが、その表現の仕方は各言語で異なる可能性があることを考慮する必要がある(普遍性と相対性)。その「異なり方」にアプローチする概念的装置が「意味的優勢素」(Падучева)であり、それは他言語と比較した際の詳細な内容的差別化、発話における高い使用頻度や低い意図性、他言語への翻訳の難しさ等の特徴で際立つ意味(野)に対して用いられる。言い換えれば、意味的優勢素とはある言語が比較的得意とする意味野であると同時に、当該の言語話者にとってはあまりにも身近なために意識されずに用いられている意味野でもある。筆者はロシア語のアスペクト機能意味野において"限界"の概念が意味的優勢素とみなされるとする立場を擁護する(Пертухина)。これはロシア語のアスペクト体系における、限界に関する多様な概念の重要性、その内容的差別化、表現形式の豊富さ(文法レベルでは完了体、語形成レベルでは動作様式、終了指示性による動詞の意味分類)、発話における高い使用頻度と表現の非意図性、高い文法性、翻訳の困難さなどが根拠である。筆者の先行研究では限界の一つのバリアントである開始限界、つまり開始性の表現について、ロシア語におけるその優勢的な実現のあり方を日本語との比較で検討してきた。本論文は筆者の主張をさらに実践的な側面から補強するために新たなデータとして三島由紀夫『金閣寺』とそのロシア語訳(Г. Чхартишвили≪Золотой Храм≫)を取り上げ、両言語において開始表現がどのように用いられているかを具体的に検証する。また、当研究をロシア語以外の言語に拡大する今後の可能性も視野にいれ、参考までに英語訳(I. Morris≪The Temple of the Golden Pavilion≫)を付した。分析の結果は筆者のこれまでの研究結果に矛盾しない。典型的な開始表現(起動的開始性)だけを取り上げても、日本語原作では54回用いられるのみだが、ロシア語訳テキストでは211回を数える。すなわち、ロシア語テキストにおける開始表現は日本語テキストにおけるそれの約4倍となる。この事実は、別の観点から捉えれば、日本語テキストにおけるかなりの数の"非開始表現"がロシア語テキストでは開始表現として解釈、転換されることを示す。このような特徴はロシア語のアスペクト体系が、時間軸上に次々と展開していく諸状況を前にしたとき、各状況から限界点を取り上げて、つまり、そこに優先的に焦点を合わせて、記述する傾向にあることを示唆する。一方、ロシア語の開始表現に取って代わられる日本語の"非開始表現"の多くは位相意味を持たない動詞の単純形式(-ル/-タ形)であるが、その他、-テイク、-テクルなどの移動のプロセスを含意するテ形複合動詞や、「〜(よう)になる」のような、時間的推移の位相というよりも、むしろ質的変化を意味する表現がしばしば用いられる。
出版者
逓信博物館
巻号頁・発行日
1942
著者
増渕 隆一
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画学会誌 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.60-67, 1992-03-30 (Released:2011-04-13)
参考文献数
3
著者
藤田晋吾著
出版者
多賀出版
巻号頁・発行日
1991
著者
八木 文雄 蒼本 秋 瀬尾 宏美 武内 世生 大塚 智子
出版者
高知大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究の目的は,AO(態度・習慣領域評価)方式,教科型(英語・数学)方式,問題解決能力試験(KMSAT)方式による入学者の,入学後における動向を長期間にわたって継続的に追跡調査・解析することを通して,平成15年度から開始したAO方式による入学者選抜の妥当性について詳細に検証することである。そこで,本年度は,平成15年度入学者が平成21年3月に,6年間の全課程を修了したので,平成15年度全入学者90名を対象として,全履修科目成績,学生間ピア・レヴユーによる態度・習慣領域評価スコア,共用試験(OSCE, CBT)成績,医師国家試験合格率を,各選抜方式による入学者群で比較・解析した。その結果,学生間ピア・レヴユーによる態度・習慣領域評価では,ほとんどすべての評価項目においてAO方式による入学者のスコアが有意に高く,また,1〜3年次および5・6年次の全履修科目およびOSCE(4年次末)の成績は,AO方式による入学者群において有意に良好であった。さらに,教科型方式とKMSAT方式による一般選抜群には6年間の過程において数名の留年者が出現するのに封して,AO方式による入学者にはそのようなケースはほとんど認められなかった。以上のように,AO方式による入学者の入学後における動向が,他の2方式による入学者の動向を凌駕していることから,長時間をかけた態度・習慣領域評価による入学者選抜の有効性が強く示唆された。なお,1〜4年次の研究結果は学術論文として,「大学入試研究ジャーナル」(2007年第No.18)等においてすでに公表した。しかし,医師国家試験の合否は平成21年3月末に判明するため,平成15年度全入学者の入学後6年間の動向に関する本年度における研究成果については,平成21年度4月以降に公表せざるを得ない。現在は,その研究成果の「医学教育」への投稿を準備している段階である。
著者
Abdalla Almoamen
出版者
日本アラブ協会
雑誌
季刊アラブ
巻号頁・発行日
no.138, pp.17-19, 2011
著者
松崎 寛
出版者
東北大学
雑誌
東北大学文学部日本語学科論集 (ISSN:09174036)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.75-86, 1994-09-30

日本語の音配列上の制約は漢語や外来語を受け入れてきた歴史とともに変化してきており、語種区分と出現位置の制約との間には密接なつながりがある。本稿では『分類語彙表』収録語3万語の定量的データをもとに和語・漢語の音配列規則を検証するとともに、新たに生じつつある外来語の音配列規則について考察する。