著者

長島 隆

出版者

東洋大学文学部哲学研究室

雑誌

白山哲学 : 東洋大学文学部紀要 哲学科篇 (ISSN:03851087)

巻号頁・発行日

no.46, pp.47-70, 2012-03

著者

奥谷 浩一

出版者

札幌学院大学

雑誌

札幌学院大学人文学会紀要 (ISSN:09163166)

巻号頁・発行日

vol.78, pp.101-167, 2005-11-18

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我が国では1997年4月に国会で臓器移植法が成立し,同年10月にこれが施行されてから8年が経過した。今日までにこの臓器移植法にもとづいて医学的な脳死判定が行われたのはすでに39例,脳死判定に引き続いて臓器移植が行われたのも38例を数えている。北海道でもつい最近2例目の脳死・臓器移植が行われたことは記憶に新しい。あの札幌医科大学の和田心臓移植事件で決定的に立ち遅れることになった我が国の脳死・臓器移植も,ようやく軌道に乗り始めたかに見える。しかし,臓器移植を必要するレシピエントの数に比べて臓器を提供するドナーの数が圧倒的に少ないという状況は変わっておらず,また書面による臓器提供者本人と家族との意思確認を条件とする我が国の臓器移植法は14歳以下の臓器移植を対象から除外している。そのために海外で臓器移植を受けようとする子供が後をたたず,海外での移植手術を待ちわびながら亡くなった子供が人々の涙を誘っている。このような状況をうけて,今年に入ってから自民党の生命倫理および臓器移植調査会が現行の臓器移植法を改正することに合意したが,意見がまとまらず,ふたつの臓器移植改正案を国会に提出することになった。しかし,周知のように,郵政民営化法案をめぐる衆議院解散の結果,これらの改正案の提出と国会での本格的な審議は秋の国会以降に持ち越されることとなった。私見によれば,現行の臓器移植法は,脳死を人の死とする根拠や脳死判定基準などにかんして多くの諸問題を含んでおり,しかもきわめて短時間の国会審議でとうてい国民的な合意が得られないままに成立した感を否むことはできない。今回国会提出が準備された臓器移植法改正案も,残されたこれらの諸問題を解決するのではなくて,その逆に,ドナーの確保を至上命令として問題点と矛盾とをさらに増幅しかねない危険な内容をもっていると言わざるをえない。本論文においては,現行臓器移植法の成立後に生じたさまざまな問題事例を踏まえながら,現行法の問題点を洗い直すとともに,今回の法改正案がもつ問題点を剔抉することにしたい。

著者

齋藤 隆志 川本 真哉

出版者

早稲田大学高等研究所(WIAS)

雑誌

WIAS Discussion Paper

巻号頁・発行日

vol.2008, no.005, pp.1-26, 2008-09-10

著者

家高 洋 イエタカ ヒロシ Ietaka Hiroshi

出版者

大阪大学大学院文学研究科哲学講座

雑誌

メタフュシカ : the journal of philosophy and ethics (ISSN:13426508)

巻号頁・発行日

no.42, pp.93-108, 2011-12

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鷲田清一名誉教授 退職記念号

著者

家高 洋

出版者

大阪大学大学院医学系研究科・医の倫理学教室

雑誌

医療・生命と倫理・社会 (ISSN:1348303X)

巻号頁・発行日

no.11, pp.73-93, 2012-03

出版者

日本語学会

雑誌

日本語の研究

巻号頁・発行日

vol.3, no.3, 2007-07-01

著者

TADAYOSHI KOBAYASHI YONOSUKE WATANABE

出版者

The Keio Journal of Medicine

雑誌

The Keio Journal of Medicine (ISSN:00229717)

巻号頁・発行日

vol.1, no.3, pp.215-232, 1952 (Released:2009-03-27)

参考文献数

17

被引用文献数

3

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1) The authors reported four cases of kernicterus occurred in Japan.2) The incidence of kernicterus is very low in Japan. Only twelve cases of kernicterus, including the cases reported above, have been reported in Japan.3) Of the four cases reported above, two cases were associated with ery-throblastosis fetalis and in another two cases erythroblastosis fetalis could be reasonably excluded.4) Of the twelve cases of kernicterus reported in Japan, ten cases were not associated with erythroblastosis fetalis (83%). It is supposed that such high incidence of kernicterus without erythroblastosis fetalis would be related to some racial specifities.5) In agreement with W. W. Zuelzer and R. T. Mudgett(16), some differences were noticeable between the cases of kernicterus with erythroblastosis fetalis and those without erythroblastosis fetalis concerning the clinical and pathologic-anatomic findings.6) The formation of the characteristic giant cells was observed in the liver in three cases. These giant cells were considered to originate from both liver cells and Kupffer cells. These giant cells differ from megakaryocyte and the giant cell seen in the liver of syphilitic newborn. Only a few descriptions about giant cell formation in the liver, which was thought to be identical with that seen in the cases reported above, were available. The pathological significance of these giant cells is not clear, but there are some evidences showing that these giant cells are occasionally formed in the liver of newborns with severe icterus.7) The role of a specific icteric pigment in pathogenesis of kernicterus cannot be excluded.I would like to express our gratitude to Dr. T. Furuhata, professor of medical juris-prudence, Tokyo University School of Medicine, for his invaluable help for the determination of blood group and to Dr. M. Furuta and Dr. S. Kambe, pathologists to ABCC in Hiroshima, who kindely permit us to examine their slides of the cases of kernicterus.

著者

田中 敏 金森 修弘 古田 睦広

出版者

日本先天異常学会

雑誌

先天異常 : 日本先天異常学会会報 : official journal of Congeital Anomalies Research Association of Japan (ISSN:00372285)

巻号頁・発行日

vol.6, no.3, pp.198-199, 1966-09-30

著者

古田 睦広 鳥居 昭三 上野 一也

出版者

日本先天異常学会

雑誌

先天異常 : 日本先天異常学会会報 : official journal of Congeital Anomalies Research Association of Japan (ISSN:00372285)

巻号頁・発行日

vol.5, no.4, 1965-12-28

著者

内藤 多仲 佐藤 武夫 坪井 善勝 仲 威雄 二見 秀雄 久田 俊彦 武藤 清 大崎 順彦

出版者

一般社団法人日本建築学会

雑誌

建築雑誌 (ISSN:00038555)

巻号頁・発行日

vol.83, no.1004, pp.849-857, 1968-12-20

著者

服部 匡

出版者

同志社女子大学

雑誌

同志社女子大學學術研究年報 (ISSN:04180038)

巻号頁・発行日

vol.58, pp.1-8, 2007

被引用文献数

1

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論文 (Article)

著者

文人研究会編

出版者

二松學舎大學二十一世紀COEプログラム

巻号頁・発行日

2005

出版者

日本語学会

雑誌

日本語の研究

巻号頁・発行日

vol.7, no.3, 2011-07-01

著者

木下 剛志

巻号頁・発行日

2012-03

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Supervisor:宮田 一乘

著者

山崎維新 著

出版者

目黒書房

巻号頁・発行日

1903

著者

菅野保之 著

出版者

松華堂書店

巻号頁・発行日

1940

著者

物集高見 著

出版者

みづほや

巻号頁・発行日

1888

著者

中嶋 暉躬 安原 義 吉田 久信 上野 弥生 大塚 智恵 浜本 昌子 信森 光子 平井 裕子

出版者

日本衛生動物学会

雑誌

衛生動物

巻号頁・発行日

vol.35, no.2, pp.139-147, 1984

被引用文献数

8

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本邦産スズメバチ科のハチ毒キニンを単離し, その構造を解析した。すでにわれわれが構造を解析したものも含め, 9種類の本邦産ハチ毒キニンのアミノ酸配列からPolistes属, Vespa属およびVespula属のハチ毒キニンの構造上の特徴を提示した。

著者

アン・ハリー マイケル 関根 秀一

出版者

流通経済大学

雑誌

流通経済大学社会学部論叢 (ISSN:0917222X)

巻号頁・発行日

vol.7, no.1, pp.1-22, 1996-10

著者

島薗 進

出版者

日本宗教学会

雑誌

宗教研究 (ISSN:03873293)

巻号頁・発行日

vol.84, no.2, pp.331-358, 2010-09-30

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現代世界では世俗主義に抗して宗教的な世界観の回復を望む潮流がある。(1)伝統宗教の復興、(2)スピリチュアリティの興隆、(3)制度領域での宗教性の台頭、という三つの側面から考えることができるが、この論文では主として(2)の現象に注目し、歴史的な展望の下に見直し、興隆の要因について問う。「宗教からスピリチュアリティへ」と捉えられることが多い現象だが、「救済宗教からスピリチュアリティへ」と理解するのが適当ではないかと論じる。伝統宗教の外で展開する「新しいスピリチュアリティ」と伝統宗教の中のスピリチュアリティの強調との間に連続性があるとも論じる。また、宗教と新しいスピリチュアリティの関係を的確に捉えるために、両者の仮説的定義を試みる。そして、宗教とスピリチュアリティが緊張関係にある側面を含むのは確かであるとしても、両者が相補的と見なした方がよい面もあると示唆している。このような視点は救済宗教が他のタイプの宗教と共存してきた東アジア宗教史に親しんできた者にふさわしいものであるとも論じる。