著者
長與進著
出版者
大学書林
巻号頁・発行日
2004
著者
大谷 愛人
出版者
慶應義塾大学
雑誌
哲學 (ISSN:05632099)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.21-58, 1970-10

はじめに1. アイロニーという概念の問題性2. キルケゴールにおけるアイロニー理解の特徴 1. 世界のアイロニー 2. 主体のアイロニー3. アイロニーの原理 1. 話法としてのアイロニー 2. すぐれた意味におけるアイロニー (1) 実行的アイロニー (2) 静観的アイロニー 2. アイロニーの基底4. アイロニーの定義 1. アイロニーは無限にして絶対的な否定性である。 2. アイロニーは主体性の規定である。 3. アイロニーは真実なことのあるしるしを意味する。 4. アイロニーは内面性の運動である。5. 世界のアイロニーと主体のアイロニーとの関係Diese Abhandlung stellt sich die Aufgabe, die grundlegende Hauptlinie in S. Kierkegaards Verstandnis der Ironie aufzufinden. Seine Definition uber den Begriff der Ironie kann man in Theses"seiner Magister-Dissertation Om Begrebet Ironi med stadigt Hensyn til Socrates (Kbh. 1841)" finden. Er schreibt: Ironia, ut infinita et absoluta negativitas, est levissima et maxime exigua subjectivitatis significatio. Aber sein Verstandnis der Ironie vertiefte sich immer tiefer danach. Ich glaube also, man kann das bei vier Thesen vorstellen. 1. Die Ironie ist die unendliche und absolute Negativitat. 2. Die Ironie ist die Bestimmung der Subjektivitat. 3. Die Ironie ist das Zeichen der Tatsache, dass die Wahre ist. 4. Die Ironie ist die Bewegung der Innerlichkeit als die Karakter der Wahrheit. Ob man sich der Existenz der Ironie nicht bewusst ist, steht man da unter der Herrschaft der Ironie : die unendliche. und absolute Negativitat als der gottliche Wahnsinn. Kierkegaard zuredet uns also, sich die Ironie bewusst zu sein, und dadurch die Ironie zu beherrschen. Aber er andeutet, es ist dadurch moglich, auf dem tieferen Standpunkt Humor zu stehen.

2 0 0 0 OA 世界新聞要覧

出版者
外務省情報部
巻号頁・発行日
vol.上巻(昭和14年版) (満・支以外の各国), 1939
著者
外務省情報部 編纂
出版者
[外務省情報部]
巻号頁・発行日
vol.昭和12年版, 1937
著者
高砂 美樹
出版者
山野美容芸術短期大学
雑誌
山野研究紀要 (ISSN:09196323)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.19-28, 1997-03-25

本稿では,19世紀後半に成し遂げられた心理学の独立という史実を,その当時にすでに普及していた生理学的知見との関係から論じた。資料として,当時,心理学の教科書の役割を果たしていたWundtの『生理学的心理学綱要(第2版)』(1880),Laddの『生理学的心理学要説』(1887),William Jamesの『心理学原論』(1890)の3冊の著書をとりあげ,生理学的心理学を産み出す背景となった生理学的事実について概観した。
著者
Sato Tomooki
巻号頁・発行日
2002

Thesis (Ph. D. in Science)--University of Tsukuba, (A), no. 2737, 2002.2.28
著者
福井 里江 原谷 隆史 外島 裕 島 悟 高橋 正也 中田 光紀 深澤 健二 大庭 さよ 佐藤 恵美 廣田 靖子
出版者
公益社団法人日本産業衛生学会
雑誌
産業衛生学雑誌 (ISSN:13410725)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.213-222, 2004-11-20
被引用文献数
1 11

組織風土尺度30項目版(外島・松田, 1992, 1995)の短縮版を作成し, 信頼性と妥当性を検証するため, 民間企業2社の正社員819名を対象として自記式質問紙調査を実施した. 調査内容は, 原版の組織風土尺度30項目版, NIOSH職業性ストレス調査票(the Generic Job Stress Questionnaire, GJSQ), および一般健康調査12項目版(the 12-item General Health Questionnaire, GHQ-12)であった. 組織風土尺度には伝統性尺度, 組織環境性尺度という2つの下位尺度があり, それらの得点の高低によって, 各従業員が認知する組織風土を伝統自由・組織活発型(イキイキ型), 伝統強制・組織活発型(シブシブ型), 伝統自由・組織不活発型(バラバラ型), 伝統強制・組織不活発型(イヤイヤ型)に分類することができる. 原版の組織風土尺度の主成分分析を行った結果(バリマックス回転, 因子数2), それぞれの因子における因子負荷量が0.50以上であった各6項目を短縮版に採用し, 組織風土尺度12項目版(the 12-item Organizational Climate Scale, OCS-12)とした. 内的一貫性は伝統性因子がα=0.63, 組織環境性因子が0.71と許容範囲であった. OCS12の各下位尺度はGJSQの多くの下位尺度およびGHQ-12と有意に相関し, 構成概念妥当性が比較的高いことが示された. OCS-12を用いて分類した組織風土の4類型間では, イキイキ型における職業性ストレスが最も良好であった. OCS-12は職場の組織風土に関する従業員の認知を測定する上で, おおむね十分な信頼性と妥当性を有することが示唆された. (産衛誌2004;46:213-222)
著者
杉浦 成昭
出版者
Japanese Society of Applied Statistics
雑誌
応用統計学 (ISSN:02850370)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.95-116, 1980
被引用文献数
3

昭和55年度共通1次試験の得点分布は正規分布が適合しないことが今年2月上旬新聞に報じられた.そこで正規分布の不適合はどの位か,よりよく適合する分布は何か調べたところ分布は負に歪んでいて,Johnson systemのS<SUB>B</SUB>分布が割によく適合することがわかった.S<SUB>B</SUB>分布により2つの母数を与えれば得点の順位と偏差値のわかる表を与えた.
著者
小山 順一郎
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.144-154, 2007 (Released:2007-06-01)
参考文献数
6
被引用文献数
1

学術雑誌を中心に,表紙にISSN番号が表示された逐次刊行物が増えてきている。本稿では,このISSN(国際標準逐次刊行物番号)の一層の普及に資することを目的として,逐次刊行物の刊行形態と書誌データへの影響,識別のための固有のコード番号の必要性,ISSNのデータを登録・維持する国際組織であるISDS(現ISSNネットワーク)の設立経緯,その活動内容と最近の動き,ISSN日本センターの発足と歩み,国内のISSN付与状況と課題,JIS X 0306: 1999に規定されているISSN規格の内容,日本センターでの付与作業の実際と登録申請時のFAQについて述べ,最後に国内のISSN付与に関する最近の話題を報告する。