著者
福島 紳 小玉 正弘 牧野 忠男 宮崎 友喜雄 Shin FUKUSHIMA Masahiro KODAMA Tadao MAKINO Yukio MIYAZAKI
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.1707-1732, 1964-02

第1次から第6次までの,南極観測船「宗谷」船上で行なった宇宙線強度の観測データの最終結果を集録した.地磁気緯度並びにdipole modelのcut off rigidityも同時に与えてある.
著者
松尾谷徹
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.13(1990-SE-077), pp.45-50, 1991-02-07

ソフトウェアのテストはライフサイクルを通して考えると、信頼性と生産性を支配する重要な技術である。本稿は現在のテスト技法でテスト可能な範囲内でプログラムを設計するための制約条件を持ったプログラム設計技法:VOP (rification Oriented Programmi)について紹介する.VOPはプログラム設計とテストデータ設計を一体化して行う技法であり、従来のテスト技法では難しい状態遷移や複雑な条件の組み合わせに対して、効率的で完全なテストを可能にするものである。
著者
中田 妙葉
出版者
東洋大学法学会
雑誌
東洋法学 = TOYOHOGAKU (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.301-320, 2017-12
著者
小林 徹 Tohru KOBAYASHI
出版者
長崎国際大学
雑誌
長崎国際大学論叢 = Nagasaki International University Review (ISSN:13464094)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.149-156, 2005-01

茶道は平和を追求する作法であり、現代社会に受け継がれている。作法は無駄のない動作と静寂のなかにその価値がみいだされる。武士道は戦う武士が勝利のために規範とするものである。規範のなかに現代人が守り伝えるべき約束事は存在する。しかし武士が存在しない現代においては新しい規範をつくって精神的拠り所とする試みが必要である。
著者
梅本 和俊 中村 聡史 山本 岳洋 田中 克己
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.132-147, 2013-06-28

旅行に関する情報をWeb検索エンジンを通じて収集する場合,観光地や宿泊先などさまざまな観点から検索を行う必要がある.このように,いくつかのサブタスクから構成される検索タスクでは,1つの検索クエリのみですべての情報を得ることは難しく,クエリの修正をともなう検索が反復的に行われることによって,タスクが実行されることが多い.本稿では,こうした検索クエリの修正を,事前に予測する手法を提案する.提案手法は,現在の検索行動を特徴量とする分類器を構成することで,次の検索におけるクエリ修正タイプの予測を行う.実際の検索行動のログデータを用いた評価実験の結果,提案手法は5種類の検索クエリ修正タイプを約41%の精度で分類可能なことが明らかになった.また,分類器構成に用いる特徴量を変化させることで,修正タイプの予想に有用な特徴量の検証も行った.さらに今後の展望として,次の検索において実際に入力されるクエリの予想可能性についても考察する.
著者
鈴木 敏昭
雑誌
四国大学紀要, A(人文・社会科学編) (ISSN:09191798)
巻号頁・発行日
no.38, pp.75-111, 2012-12
著者
井村 紹快
雑誌
椙山国文学
巻号頁・発行日
no.3, pp.1-30, 1979
著者
石川 裕彦 京都大学防災研究所
雑誌
天気 = Tenki (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.62, no.7, pp.597, 2015-07-31
著者
京極 興一
出版者
上田女子短期大学国語国文学会
雑誌
学海 (ISSN:09114254)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.94-101, 1994-03
著者
三徳 和子 高橋 俊彦 星 旦二
雑誌
川崎医療福祉学会誌 (ISSN:09174605)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.1-10, 2006

主観的健康感の関連研究から,主観的健康感は死亡率に対し独立した寄与因子であることが指摘されている.そうであるなら死亡率に与える効果の大きさには,死因や性別,年齢および観察期間によって差異はあるのかという疑問が生じる.この問題は主観的健康感の意義を解釈をしたり保健活動への応用を議論する上で重要と思われる.本研究の目的は,主観的健康感と生命予後との関連性について,これまでの研究成果を整理し,今後の研究の方向と課題を提示することである. 主要な結果は以下のとおりである. (1)主観的健康感の低い者のその後の生存妥当性が低いことは,大多数の研究で確認されたが,そのメカニズムに関する詳細な研究報告は見あたらなかった. (2)主観的健康感と死亡との関連性の強さは,男女間で差がないとする報告と男性により強い関連性がみられたとするとする報告とがあった. (3)年齢は多くの研究で潜在的交絡因子として調整され,死亡率との関連性を年齢別に観察した研究は少なかった.いくつかの報告では関連性は高齢者のみではなく中年や若年者年齢層にもみられること,85歳以上では関連が弱いことが示されている. (4)主観的健康感の良否と死因とに関する追跡研究は,主観的健康感の低い者は高い者に比べて心血管疾患やがんによる死亡危険度が有意に高いことを明らかにしている.また最近では,死亡率に与える効果には,死因によって強弱の差があることも示されている. 以上の結果から,主観的健康感はその後の生存とその予測等に関連していることが明らかとなったが,主観的健康感が生命予後に対する予測効果をなぜ持つのかを明らかにすることが今後の課題である.
著者
吉田 栄夫 Yoshio YOSHIDA
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1077-1080, 1961-10

1960年11月1日から12月15日にわたって,昭和基地南西約300kmにあるやまと山脈への旅行が第4次越冬隊によって行なわれ,大陸氷および山地の氷河学,地質学,地理学的調査が行なわれた.これらの成果は現在整理中であるが,山脈の地形の概略を報告する.やまと山脈はほぼ南北に連なる7群の山塊群からなり,東南東より流下する大陸氷は,これに阻げられて停滞し,山群間を破る溢流氷河によって西北方へと氷を排出している.山地はいずれもこれらの氷河群と,大陸氷から独立した圏谷氷河,谷氷河によって氷蝕を受けた典型的な氷蝕地形をなしている.山塊郡は地形的にも2つの弧をなし,西側へ張り出した6群の山塊による弧と,その東側の1つの山塊及び数個のnunatakからなる弧とが雁行している.山脈の南方には数個のnunatakないしは山塊があって,氷堤(大陸氷が氷崖を作って段をなしている)をもって内側の弧に連なっている.やまと山脈は花崗岩,花崗片麻岩等の深成岩体よりなるが,これらの地質構造は前述の弧状構造をよく示し,地形に大きな影響を与えている.第四紀以降の氷床の後退は山地の各所にその証拠を止めていて,後退の種々のstageが観察されるが,これらを大観してみれば,後退は北ほど進行しており,かつ現在もなお後退を行なっていると言うことができる.