著者
佐藤 文明
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.98-99, 2013-12-15
著者
尾形 篤史 木村 昌臣
雑誌
研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2013-DBS-158, no.7, pp.1-6, 2013-11-19

CAP 定理は,2000 年に Eric A. Brewer が提唱した定理である.CAP 定理では,分散システムが持つべき 3 つの性質 (一貫性・可用性・分断耐性) のうち,少なくとも 2 つしか同時に満たせないと述べている.2002 年に Seth Gilbert と Nancy Lynch が CAP 定理の証明を可用性が常に成り立つという前提で行った.しかし証明では CAP 定理の各性質が成り立つ状況を網羅的に示しておらず,様々な分散システムに対して CAP 定理が成り立つことを示していない。また,CAP 定理の各性質は論文によって定義が異なり,曖昧であるという問題がある.そこで,本研究では,CAP 定理の各性質を厳密に定義するため,各性質の条件式をグラフ理論の隣接行列を基に定式化する.そして,シミュレーションによって分散システムを網羅的に検証し,CAP 定理の各性質が成り立つ状況の検討を行い,CAP 定理の一貫性と可用性,一貫性と分断耐性,可用性と分断耐性が成り立つ分散システムの条件を検討する.
著者
木原 裕二 笹野 遼平 高村 大也 奥村 学
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP)
巻号頁・発行日
vol.2014-SLP-101, no.19, pp.1-6, 2014-05-15

ソーシャルメディアのユーザの中には複数のソーシャルメディアのアカウントを関連付けずに使用しているユーザがいる.しかし,特徴的な表現や話題などから,それらの複数のアカウントが同じユーザにより作成されたものであると第三者に推測されてしまう場合がある.本研究では,まず,Twitter とブログの著者の同一性推定システムを構築することにより,どのような特徴がこれらのアカウントが同じユーザにより作成されたものと判断される要因となるのかを明らかにし,そこから得られた知見をもとにした関連付け防止システムの構築を行う.
著者
邱 起仁 櫨山 淳雄
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2014-GN-91, no.57, pp.1-6, 2014-03-06

Twitter には,ニュース記事の話題に対する意見や感想を含む投稿が多数存在している.そこで本研究では,それらの意見や感想を抽出するため,ニュース記事に関連するツイートを収集する手法を提案する.ツイートはリンク付きツイート,リンクなしツイートに分類できる.提案手法では,まずリンク先のテキストを利用し,リンク付きツイートとニュース記事を関連づける.次に,リンク付きツイートがニュース記事を言及する際に,ニュース記事から引用した語を重要語とし,それらの語の重要度を考慮し,リンクなしツイートとニュース記事の関連づけを行う.また,ニュース記事の作成時刻とツイートの投稿時刻が近ければ近いほど,同じ話題に関連する可能性が高いと考えられる.そこで本研究では,ニュース記事とツイートの内容的類似性のみではなく,時間的類似性を合わせて考慮することで,関連づけの精度を向上させる.評価実験により,提案手法は 88.1%の適合率を保ちながら 98.1%の再現率でニュース記事に関連するリンク付きツイートを抽出することができ,65.2%の適合率を保ちながら 93.8%の再現率でニュース記事に関連するリンクなしツイートを抽出することができた.
著者
小林 純 コバヤシ ジュン Jun Kobayashi
雑誌
立教經濟學研究
巻号頁・発行日
vol.64, no.4, pp.63-91, 2011-03-20
著者
村上 直至 伊東 栄典
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS)
巻号頁・発行日
vol.2010-MPS-81, no.17, pp.1-6, 2010-12-09

国内で人気の高い動画投稿閲覧サービスに YouTube とニコニコ動画が有る.これらのサービスでは膨大な動画が蓄積されており,利用者が好みの動画を探すのは容易ではない.サービス運営側は検索語と並び替えによる動画検索を提示しているものの,細やかな動画検索は実現できていない.そこで,多数の視聴者が動画に付与するタグを用いた動画分類を考える.本研究ではニコニコ動画を対象とし,動画分類や類似動画提示のために,タグの出現頻度および共起出現を用いたタグの階層化を行った.階層化には ISR (Inter section ratio) 手法を用いた.
著者
長谷川 眞理子 Mariko HASEGAWA
出版者
総合研究大学院大学 学融合推進センター
雑誌
科学と社会2010
巻号頁・発行日
pp.359-380, 2011-03-31

第Ⅲ部 生命科学と社会2009 第2章 生命科学と社会(2)
著者
坊農 真弓
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.8, pp.884-884, 2014-07-15
著者
丸地 康平 今井 健男 太田 暁率 片岡 欣夫
雑誌
研究報告ソフトウェア工学(SE)
巻号頁・発行日
vol.2009-SE-166, no.18, pp.1-8, 2009-10-29

派生開発では,既存のテスト資産を活用しテストケースを作成する.ゆえに,テスト工程の質を保証するには,テスト資産のテストケースの不足や冗長を見つけるテストケース評価技術が重要となる.ミューテーションテストはテスト評価技術であり,テスト削減に有効であることが知られる.しかし,時間コストを要する技術であり,システムテストへの適用は困難である.本稿では,派生開発のシステムテストに対し,ミューテーションテストの適用方法を提案する.適用実験により,提案方法がミューテーションテスト自体に要する時間の削減や,テストケース不足の発見に有用であることを示す.
著者
岡田 清
雑誌
成城大學經濟研究
巻号頁・発行日
no.130, pp.1-21, 1995-10
著者
泉 知論 吉川 寿広 荒木 大
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2010-MBL-53, no.17, pp.1-7, 2010-03-19

システム設計の効率化を求めて,動作記述から回路を自動的に合成する動作合成の技術が実用化されてきており,また,より抽象度の高いシステムレベルの仕様記述言語も提案されている.一方で,高度な最適化のため,あるいは,外部回路とのインターフェースをとるため,サイクル精度のタイミングまで考慮した詳細な設計が求められる場面も依然存在する.仕様記述によるモデリングと検証,ハードウェア化する部分については動作記述からの回路合成,そして必要に応じてサイクル精度記述による最適化,と設計を進めていくにあたって,記述言語や処理系の断絶なく設計レベルを徐々に深めていくことが望ましい.そこで,仕様記述言語 SpecC では 2.0 版でレジスタ転送レベル記述のための言語仕様が追加されている.しかし一般には,シミュレータやシンセサイザなどの処理系が必ずしも言語仕様上可能なすべての記述に対応するわけではない.そこで,Spec-C 2.0 と現在利用可能なシミュレータを対象に,基本的な回路例を取り上げながら,サイクル精度の記述を試行し,記述法を確認していく.