著者
川上 文人
出版者
京都大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2013-04-01

1)研究の目的 本研究課題の研究目的は,ヒトの対人関係に大きく作用する非言語コミュニケーションを理解するための突破口として笑顔に焦点を当て,笑顔のヒト科における系統発生について実験室,飼育下,野生というさまざまな環境から体系的に明らかにすることである。本年度は大型類人猿における笑顔の使用場面を観察により探るため,高知県立のいち動物公園と日本モンキーセンター(JMC)において飼育下チンパンジーの観察を行った。本報告ではJMCでの観察結果について述べることとする。2)成果の具体的内容 JMCには2014年7月にチンパンジーの乳児が生まれ,その母親と父親と3個体で生活している。生後6か月までのビデオの分析で唯一笑顔が生じていた,母親による「高い高い」の場面を抽出し表情の分析を行った。ヒトとの比較を行うため,保育園で保育士に乳児を「高い高い」してもらい,同様の分析を行った。その結果,乳児も養育者もチンパンジーよりヒトの方が多く笑うこと,チンパンジーでは乳児が笑っても母親が笑うわけではないことが明らかになりつつある。3)意義と重要性 ヒトの笑顔の特殊性は,他者とともに笑い合うというところにあるようである。チンパンジーの場合は笑顔ではなく,グルーミングや音声によるあいさつによって対人関係を平穏に導いているのであろう。どちらの種においても笑顔は快感情の表れとしてもちいられており,笑顔の原因を探求することはヒトやチンパンジーを含む動物にとってよりよい環境を築く足がかりとなる。
著者
馮友蘭 著
出版者
林書店
巻号頁・発行日
vol.第1巻, 1966
著者
川村 陸 青木 竜哉 上垣外 英剛 高村 大也 奥村 学
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.3Rin409, 2020

<p>SNS上のテキストにはスペルミス,強調文字,インターネットスラングなどの非標準的な単語が多く使用される.非標準的な単語を多く含んでいると読者が文章の意味を理解できないだけでなく,SNSを対象とした自然言語処理を行う上の障壁となる.この問題を解決するために,非標準的な単語を含む文を訂正するテキスト標準化が必要とされている.このような需要に対処するため本研究では,深層学習を用いて文字列・音の類似性をモデル化することで,より高度なテキスト標準化を目指す.提案手法では,文字列の類似性を考慮することでpepoleとpeopleの様な表記ゆれに対応することができる.さらに,音の類似性を考慮することで,yesssとyes,disとthisの様な発音に起因した文字の置き換えに対応することが可能である.評価実験では,文字列・音の類似性を考慮した提案手法が最高精度を達成することを確認した.</p>
著者
澤井 久実
出版者
大阪市立大学社会学研究会
雑誌
市大社会学 (ISSN:24329045)
巻号頁・発行日
no.14, pp.94-98, 2017-03-30

釜ヶ崎を研究したいと大学院の門を叩いて以降, フィールドワークと並行して, それに準ずる貧困問題, 都市問題, ホームレス問題, 支援者と現場の関わりおよび居場所論など様々な書籍に当たってきた. そのなかで, 度々目にする著者の名前. 著者は, 2000年より釜ヶ崎地域の研究を継続してきており, 当該地域研究者のなかでは中堅の代表格の一人といえる. ……

1 0 0 0 現代思想

出版者
青土社
巻号頁・発行日
vol.9, no.12, 1981-11

1 0 0 0 石巻市史

著者
石巻市史編纂委員会 編
出版者
石巻市
巻号頁・発行日
vol.第5巻, 1963

1 0 0 0 OA 石巻案内記

著者
長浜漁史 編
出版者
北神義会
巻号頁・発行日
1914